2013年3月28日木曜日

抜け毛を減らすと毛は生えなくなる(108)

以前、「抜け毛が急激に増えていて、何とかしたい」とおっしゃる20歳代の男性のご相談者がいらっしゃました。

抜け毛を減らすと一時的に増えることはある

よくよくお話を聞いていると、「抜け毛が減ると言うローションかオイル」を長年使っていたらしいですね。

そして、実際2年か3年の間非常に抜け毛が少なくて、髪の量も少し増えていたらしいです。

ところが、今年に入り、急激に抜け毛が増えだして毛の量も減りだし、怖くて洗髪ができなくなっていた、と言います。

そろ~り、そろ~り、と本当に抜けないように洗髪していたらしいです。

お湯を当てるだけで抜ける毛は刺さっているだけの毛

私の相談室では、最初はお湯だけで水流を当てて頭皮を洗います。

ほとんど刺激を与えないように洗うのですが、この男性の毛は水流を当てるだけでボロボロと抜けてしまうのです。

何もしていないのに、ボロボロと抜けますから、本当に、刺さっているだけの毛ばかりの状態です。

当然ですが、抜けた後には、何も生え変わってきていないのですから、急激に本数は減っていきますね。

抜け毛を減らすことはとても怖いこと

抜け毛を減らすことが、どれほど怖いことかを垣間見た瞬間でした。

このブログの読者の皆様も、どうか「発毛」や「抜け毛を減らす」を強調しているサロンや製品・方法に騙されないようにして下さいね。

2013年3月16日土曜日

ケアは早く取り組めば回復度も満足できる(106)

早く取り組むと、1年で本当に毛質が変わってきますし、毛質が硬くなってツルツルになって引き締まってきます。

つむじは見えなくなってきますが、が、まだまだ生え際と言いますか、「M字」の部分が良くなるには時間がかかります。

ちゃんと時間をかけてちゃんとケアをすればれば、生え際も少し発毛してきている部分が出てきて、ある程度戻るであろうと感じるようにはなってきます。

こうなってきてからが、一つの勝負で、勝つか負けるかはどれだけ続けられるかにかかってきます。

継続は力なんですね。

2013年1月19日土曜日

薄くなる時の経過:一番最初に現れる症状は何?(105)

薄くなる時に、一番最初に現れる症状は何でしょう?

「抜け毛が増えるからじゃないの?」とか、「抜け毛が急増するからに決まっているじゃない!」と考える人は普通の人ですけど、事実をちゃんと見ていません。

抜け毛が急増して「薄毛発症!」と言う症状が出ることが多いのですが、この時には相当状態が悪くて内部では進行していて、本当はもっと何年も前に前触れがあるものなのです。

まるで糖尿病のようですね。症状が表面に出てきた時には遅いって。

皆さんが好んで使っているヘアケア製品の中に、これらを感じさせないものが多いので、分からなくなっているだけです。

そして、「抜け毛が増えて薄くなる」のも本当は怪しい話なのです。

何せ、先入観や固定観念で、「毛が抜けること=薄毛になる」と、思わされている人が多いのですから。

その為、多くの人は、薄くない時には抜け毛を気にしていませんが、薄くなった時に抜け毛を気にし始めています。

抜け毛が多くなったから、気になり始めたのではなく、薄くなり始めたから抜け毛を気にするようになった、と言う方が当たっている人もいらっしゃるのです。

ただ、本当に抜け毛が急増して、薄くなる人もいらっしゃるのは事実です。

が、ここが薄毛のスタートラインではないことを理解しておかないと、育毛の効果で求めるものを間違えます。

ここからが本題中の本題です。

一番最初の薄毛になるであろうスタートラインは、『髪の毛が痛みやすくなること』なんです。

でも、この段階では、まだ100%薄毛になるわけではありません。何%かは分かりませんが、薄毛になる確率が少々出始めた段階です。

ここに、個別には違ういろんな原因がたくさん絡んで、何年も経ってから最終的に「抜け毛急増→薄毛」と言う変遷を辿るのです。

また、この段階を経ずに第二段階の頃から薄毛の一歩を踏み出す人もいらっしゃいますので、絶対ではないこともご了解下さいね。

ほとんどの人は、男性でも女性でも、小学生や中学生の頃くらいまでは、そんなに髪が痛んでいなかったはずです。

中学生になり異性を気にし始めたり、格好の良し悪しを気にし始めると、やたらとヘアケア製品を使い始めます。

シャンプーも、洗い上がりやスタイルを決めやすいものや、綺麗になりやすいものを選ぶようになるし、早い人だと中学生くらいの頃からカラーや縮毛矯正をするでしょう。

ワックスやムース・ジェル・ヘアスプレー等でセットしたり、リンスやトリートメントをしっかり使ったりし始めます。

これらのヘアケア製品の使い始めや、カラー・縮毛矯正のし始めの頃は髪もそんなに痛みません。

が、続けているうちに髪が痛んでくるので、その痛みを隠す為にさらにヘアケア製品を使う人もいるでしょう。

最初の頃は髪の表面が痛むだけですので、リンスやトリートメントをちゃんとしていれば、何とか痛みは気にならないで済むようにはなります。

ところが、これらを続けていくうちに、リンスやトリートメント・ヘアケア製品だけでは痛みを解消できなくなってきます。

自分では痛みを解消できなくなってくるので、今度は美容院でトリートメントをして髪の痛みを解消しようとします。

美容院でのトリートメントも最初の頃は良いのに、時間が経つにつれて取れやすくなってきます。

(髪質を良くすると訴えているのに、取れてくるっておかしいですね。)

ここまでの経過ってどういうことなのか、お分かりになりますでしょうか?

安価なヘアケア製品には安価な界面活性剤が、乳化剤やコーティング剤として使われています。その界面活性剤は髪表面を綺麗に見せるのは有効なのです。

が、髪が痛む理由は、洗髪で開いたキューティクルからコーティングする界面活性剤が髪内部に浸透して、髪の毛自体の質を悪くするからです。

界面活性剤のマイナス面である、たんぱく質変性をおこすのです。

髪を痛めると言うことは、髪より柔らかい頭皮をもっと痛めると言うことです。

痛んだ髪を隠すと言うことは、頭皮にも残留するので、界面活性剤が毛穴に入り込みやすいと言うことです。

そして、毛を作る組織が衰えてしまい、実の詰まっていない目の粗い髪しか作れなくなるのです。

結果として、最初は髪は痛むようになり、最終的に「目の粗い髪」で「痛みやすい髪」しか作れなくなっていきます。

かなり極端なことを書いていますので、上述に当てはまらない人もいらっしゃいます。そんな人でも、小学生や中学生くらいの頃は、市販のシャンプーは使っていらっしゃるでしょう?

女性の中には、上述したことそのままだ、と言う人もいらっしゃると思います。

薄くなり始める1年2年前に上述のことがあれば、まだ分かりやすいです。が、薄くなり始める3年~10年くらい前(もっと前のこともある)の話になるので、本当のことが分からない人が多いのですね。

「目の粗い髪」で「痛みやすい髪」しか作れなくなると、洗髪時に髪が水をたくさん吸うので、乾かすのに非常に時間がかかります。

中々乾かないからと、自然乾燥なんかしていませんでしょうね。

時間がかかっても、ドライヤーでちゃんと乾かして下さいね。ドライヤーでは髪や頭皮を傷めませんから。

ドライヤーの温風が髪を痛める、と言っていた人たちは、目の粗い髪しか作れなくなっているのを知らなかったのでしょう。

証拠に、私の相談室でケアをされる人の髪を見ていますと、最初は水を良く吸うので中々乾きません。

男性でも女性でも一緒です。

ケアを続けていくと、段々髪がしっかりしてきて硬くなる人までいて、ドライヤーを使うとすぐに乾くようになっていきます。

よくよく髪を見ると、髪と頭皮が水を弾いているのですね。だからタオルでふき取ると、半乾き状態になって、ドライヤーの温風を吹き付けるとすぐに乾くのです。

さすがに髪の長い女性はさっと乾くようにはなりませんが、それでも、最初に比べると半分以下の時間で乾くようになります。

髪の長い女性だとケアを始めて半年を越えると、痛みの激しいところ、そうないところの境目が分かるようになり、根本であればあるほどすぐに乾くので、薄くなる前にどれだけ髪にも悪く頭皮にも悪いことをしてきたのか、がよ~く分かります。

そうなんですね、薄くなる前兆として一番最初に髪の痛みがひどくなるのです。

こうなることで、薄毛になる一歩を踏み出すのですね。

ここに、個別には違ういろいろな原因が絡んで、薄くなっていく人が多いのです。

が、中には体の内部やその人の環境自体が主になっていて、髪が痛むことがないのに薄くなる人もいらっしゃいますので、全てが全てだとは思わないで下さいね。

2012年11月30日金曜日

脂漏性湿疹・皮膚炎の頭皮で育毛をしてはいけない(104)

半年程度前のご相談者の話です。

たぶん、多く人がご相談にいらっしゃるのは、髪が薄くなってきているのを、元に戻したい為ですよね。

中には、頭皮に異常が出ていて病院に行っても治らないから、ご相談にいらしている人もいるかもしれません。

が、多くは髪を元に戻したいわけです。

頭皮が駄目だと駄目な毛ばかりになる

ところがどっこい、髪を元に戻す前に、駄目駄目の頭皮にしてしまっている人がいらっしゃいます。

特にひどいのが、脂漏性湿疹や皮膚炎を起こしている場合です。

半年ほどまえにいらっしゃった男性は、こんな状態でした。

脂漏性湿疹や皮膚炎を起こしている頭皮では、毛の育ちが悪くなっていきますので、当然、段々髪に元気がなくなり、薄くなっていきます。

ご本人が脂漏性湿疹や皮膚炎のことをご存知だと良いのですが、その男性は全くご存知なく、髪を元に戻したい気持ちだけでご相談にいらっしゃいました。

こんな場合が一番困るのですね。

脂漏性湿疹・皮膚炎が良くならないと毛は育たない

「こんな頭皮で育毛をすると毛を無くすから、まず、頭皮の異常=脂漏性湿疹か皮膚炎のような状態を改善してからにしましょう。」

と助言しても、脂漏性湿疹・皮膚炎がいかなるものか知らないから、ご自分の今生えている毛の状態を分かっていないのです。

良い髪が育ってくるには、正常な頭皮が必要です。

悪い毛は老廃物と同じ

正常でない頭皮からは悪い髪しか育ちません。悪い髪は体にとっては老廃物と一緒ですから、少しでも頭皮が正常に向かい始めたり、何らかの刺激を与えると抜けてしまいます。

抜けた毛が次に生え変わってくるには、それ相応の年月がかかりますから、頭皮の異常さ加減でボリウムダウンするレベルと期間が決まります。

このことを知らないこの男性は、髪が正常に戻らないのに不満を持っていて、知らぬ間に音沙汰無くなってしまいました。

2ヶ月程度のことでしたら、元来こんな期間で良くなることはありませんが、頭皮をこじらせていないか?髪をなくされていないか?心配になっています。

2012年11月23日金曜日

頭皮が綺麗過ぎる薄毛(103)

先日いらっさしゃった女性の話。

頭皮が綺麗過ぎて何も取れない。

これって良いことのように思いますよね。たぶん、この女性も頭皮が清潔なのが良いと思って、良く洗ってきたのだと思います。

でも、良く洗って清潔にしているなら、私のところに相談にくるはずがないですよね。

不思議な状態

  • 綺麗過ぎて何も取れない
  • にも関わらず、頭皮の色がちょっと薄茶色みたい
  • にも関わらず、頭皮がかゆく感じている
  • にも関わらず、分け目が広がっている。

分かったことは何?

頭皮の弱りと老化が極度に進行していたのです。

温水で洗ったあとに頭皮を見てみると、かゆみを感じているとこはピンク色になっているのですね。

これぞ、洗いすぎ、清潔にすることの弊害です。

それと、もう一つ。
皮脂の分泌量が少ないのい、ベタツクのです。

洗っても皮脂なんて取れないくらい少ないのに、頭皮がベタツクのです。

この2つがこの女性のポイントでした。

2012年9月29日土曜日

コンビニ食は薄毛の原因かも?

いや~。
皮脂を粘つかせる食品は、コンビニの売れ筋なんですね。

便利なもの、手間を省くことで不健康に

  • 弁当
  • サンドイッチ
  • 菓子類
  • アイスクリーム
  • 清涼飲料水
  • スイーツ

いずれも、砂糖と添加物でいっぱいです。

消費者が望むものが薄毛の原因になっている

一見コンビニが悪いように見えますが、実は違うのです。

コンビニは、売れるものを揃えることで成り立っていますから、これらを望む消費者に問題ありってことなんです。

脂漏性の人が増える理由が変わる

上記のような食品を望む消費者が多いのですから、そりゃ、皮脂が多いように感じていらっしゃる人も多いでしょうし、脂漏性湿疹や皮膚炎になってしまう人も多いのが理解できますね。

最近、本当に脂漏性気味の人が増えています。

ご自身の選んでいるものや、方法でなってしまっているのですから目も当てられません。

もう少しで良いので、情報を斟酌できる目を養って欲しいですね。

2012年8月31日金曜日

皮脂は薄毛の原因ではありません(101)

皮脂に関して言えば、

  • 皮脂を取るシャンプーで
  • 皮脂を取るようなことをすると

└毛を無くしますよ

頭皮を洗っては駄目?

と、私が、メールマガジンを発行し始めた1999年当時から、ずっと訴え続けていますが、中々ご理解いただけないようですね。

当時、このことをメルマガで配信すると、「頭を洗ったら駄目なのですか?」と言うような電話をいきなり頂きました。

名前も名乗らず、いきなり「頭を洗ったら駄目なのですか?」と電話の向こうからおっしゃるのです。

皮脂を取るこを訴えるとシャンプーが売れる

ほんと、ビックリしますよね。いきなりですから。

それだけ、衝撃的だったのだろうと感じましたし、一生懸命になって、皮脂を取っている人も多かったのでしょうね。

まあ、皮脂を取ることを訴える方が、シャンプーや育毛剤を売ったり、育毛法を提供するのに都合が良いのです。

「皮脂を取ったら禿げる」と言うよりも
「皮脂を取らないと禿げる」と言う方がシャンプーは売れますよね。

毛穴は詰まらない

「毛穴が詰まって育毛剤が入らない」と言う方が、育毛剤を売っているところにとっては訴えやすいし、 特別なケアが必要に感じますからサロンにとっても都合が良いのです。

育毛サロン・シャンプーメーカー・美容業界は仲間

こう言った都合があるので、1990年くらいから、育毛サロンやシャンプーメーカー、美容業界に関連していらっしゃる方々が、皮脂を問題の根本にしてしまっているのですから、中々修正が効きませんよね。

現在でも、大手の育毛サロンでは、「皮脂が毛穴に詰まっている」として、ご相談者を勧誘していますから、皮脂に関する情報が改まるとは考えづらいです。

皮脂を取ると脂漏性湿疹・皮膚炎になるかも

せめて、このブログを読んでいる人だけでも、皮脂に対して正常な認識を持って欲しいものです。

聞くところによると、NHKでどこかの大学教授が「薄毛の原因の一つに皮脂を上げていた」そうな?

脂漏性湿疹の人が増えている理由が、分かるような気がします。

2012年7月26日木曜日

皮脂が多い人はあまりいない(100)

先日、皮脂が少ないのに、多いと勘違いしているご相談者の方(30歳代前半男性)がいらっしゃいました。ほんと、こんな人が多いのです。

皮脂が多いからと洗髪のし過ぎは危ない

この方の場合は、皮脂が少ないのに皮脂の分泌が悪いと思い込んでいて、一生懸命になって洗髪していたのが問題だったのです。

50歳前の私と比べても、皮脂の分泌が半分程度しかないのですから相当少ないです。

女性にも皮脂が多いと訴える人が増えてきた

この男性だけではありません。

最近は、女性のご相談者で皮脂が多いと訴えられる人が増えてきました。

よくよくお話を聞いていると、皮脂の分泌自体は多くはなく、少ないくらいなのにベタツクのですね。最近、こんな女性が増えています。(男性にも増えている)

頭皮がべた付くのは皮脂を取り過ぎるから

どうして、皮脂の分泌が少ないのにベタツクか?理由は人様々ですので、「一概にこうだ」とは言えません。

皮脂を取ることを繰り返すと脂漏性湿疹・皮膚炎になる

が、こんな女性の場合、今のまま数年すると、脂漏性湿疹と言う難治性の皮膚疾患になってしまう可能性があるので、怖いと思った方が良いです。

貴女の体質や食生活や習慣的に行っているヘアケアを振り返ってみて下さい。

脂漏性湿疹・皮膚炎は薬で治らないし長期のケアが必要になる

薬じゃ治らないし(毛を無くすこともあり得る)、ケアをしていても長期にわたるケアが必要だし、頭皮の状態がよくならないと毛は増えないしで、にっちもさっちも行かない状態が何年も続きます。

皮脂を取ることを始めた場合に、何年も経ってから発症してくるので原因が分からなくなるのですね。

2012年7月12日木曜日

メールマガジンについて(99)

メールマガジン育毛法を探るコツ

私は以下のようなメールマガジンを発行しています。
今号で190号になります。

最初の頃は、毎週発行していたのですが、仕事が忙しくなり、毎週発行が難しくなって、2週間に1回の配信に修正して190号になります。

育毛に関するメールマガジンは1999年か2000年頃から

実は、私がメールマガジンを発行し始めたのは1998年からです。この頃は、健康系のものを書いていました。

育毛や薄毛に関するメールマガジンは、1999年~2000年頃から発行しています。

メルマガ発行者としてのキャリアは、現状の発行者の中ではかなりの古株になってしまいました。

ノウハウがない時代

初めて育毛や薄毛に関するメルマガを発行した時は、何をどう書いて良いのか分からず、初回発行後3ヶ月か4ヶ月で終わってしまった記憶があります。

今のように、メルマガの書き方やノウハウのようなものは、全く無かった時代ですから、仕方がないと言えば仕方がないですが・・・

内容にブレがない

このメルマガで、3作目だと思いますので、トータルで300号くらいは書いていると思います。

約300号書いた中で、内容的にぶれていないのは、頭皮が大事だと言うことです。

  • 皮脂の取り過ぎは禿げる
  • シャンプーとシャンプー法が大事
  • 頭皮が本来の状態に戻ってからが育毛
  • 育毛法は人により違う

今のところ、メルマガの発行を止めるつもりはありませんが、2週間に1回でも難しいと感じるときがあります。でも、頑張って500号まではなんとか行きたいですね。

2012年7月1日日曜日

専門的な指導と助言

どんな製品・方法にも効果はあるが・・・

巷に販売されて製品にはそれぞれ訴えている効果はあります。でも、その効果が、全ての人に出る効果かと言うと、そうではないのです。

人はそれぞれ違います。

違うと言うことは、その人の細胞の受け手も違うのです。ある人には、訴えている効果がそのまま出ても、 ある人には、訴えている効果は出ないだけでなく、反対に毛を無くす方に働く場合だってあります。

使ってみる、取り組んでみないと分からない

これらは、実際上は使ってみないと分からないので、どんな状態になってくると“良い”のか“悪い”のか どんな状態になってくると“見込みがある”のか“ない”のか、これらを見極めることが必要です。

この見極めを間違う人が本当に多い!!

そう言った意味でも、よく分かっている人の専門的な指導や助言がないと、中々上手くいかないですね。

本当のことを知っているプロに教えて貰う

スポーツの世界でも、本当のプロに教えてもらうのとアマチュアに教えてもらうのでは、基礎力が違ってきたりするので、進歩の度合いに大きく差が出ます。

事実や現実を良く知っている人に指導・助言をしてもらうことが大事な理由です。

で、プロに教えてもらうと費用がかかるんですね。

そりゃそうです。“あなた”の為に、わざわざ時間を割くのですから。

2012年5月30日水曜日

フィナステリドのジェネリック版は大丈夫か?(97)

フィナステリドに関するご相談

先日、またしても、フィナステリドを飲んでいる男性からのご相談がありました。

この男性、飲んでいるのは個人輸入で取り寄せたものらしい。病院で検査をした上で、医師の助言を元に飲んでいるのではありません。

まあ、どちらのフィナステリドも、作っている成分は同じですから、別段問題があるわけではありません。

ここで言う問題とは、薬の中身=品質と言う意味です。

この男性の相談とは「インドのジェネリックのフィナステリドは、品質が大丈夫か?」と言うものでした。

んん?

自分で判断できないなら他人に聞けば痛い目に会うだけ

「どうして、こんなこと他人に聞くのだ?」と思いましたが、どうもご自身では判断できずにフィナステリドを飲んでいるらしいのですから、ジェネリック版もご自身では良い悪いの判断が出来ないらしい。

この男性に限らず、多くの人はネット上での効果情報や掲示板の評判等々でいろんな判断をするようですね。

理由は、自分では判断できないから。

判断できないけど、効果だけは求めているわけです。

反面、「信じられる情報がない」と、嘆いている人も増えています。

どこの誰で何をしているか不明な他人に聞くから騙される

結論を言ってしまうと、お金儲けの話に騙されて、詐欺に引っかかって、全てのビジネス情報が信じられなくなったりするのと一緒じゃないかな?と感じます。

“あなた”が求めるから、求める効果情報だらけになるわけです。

効果だけを求めていると、「信じられる情報がない」と、嘆いている人と同じになってしまいます。

そして、頭皮や心や体を壊してしまうのです。そんな人が今増えています。

2012年5月27日日曜日

季節の変わり目は抜け毛が増えて当たり前(96)

抜け毛が増える季節

このブログを読んでいる方に、風邪等を引いていらっしゃる方はいませんでしょうか?くれぐれもご自愛下さいませ。

気温が急に上がったり下がったりする時は、体がついていけずに風邪をを引いたりしやすいです。そして必ずと言って良いほど、抜け毛が増える人が多くなります。

でも、それって当たり前だのクラッカーなんですよ。(ちょっと古過ぎ~??)

毛が抜けることを異常だと思い始めると、相当異常な育毛理論に洗脳されていると言えます。

え?
「超有名な製薬会社の育毛剤のCMでは、 抜け毛予防を訴えているじゃないか?」ですって?

だから、宣伝やCMに洗脳されているですよ!

悩みに訴えかけるのが宣伝やCMですから、そんなのを信じるなんて、私には信じられません。

だって、TVや雑誌等の宣伝やCMで有名な製薬会社の育毛剤でも、薄毛の人の頭皮で試した育毛剤は、まずないのですから。

あれば、その写真を最初からどんどん出してきますって。

口コミサイトやブログにも、いろんなシャンプーの宣伝があって、“抜け毛が減った”効果情報がありますよね。

「抜け毛が減る効果」と「毛が増える効果」は、全く次元の違う効果なのに不思議なものです。

ヘッドスパは目的次第ではとても危ない!(96)

美容院のヘッドスパは、目的が違う

ヘッドスパのようなケアは、私の相談室でも行っています。でも、美容院で行うヘッドスパとは全く違います。

私が行っているのは、栄養を与えるのではなく薬抜きを行うヘッドスパです。

特に、初めての時は、頭皮の状態がはっきりしないですし、ケアの方向性を探る意味でもお湯だけで洗うようにしています。

頭皮や毛穴には残留物が・・

頭皮や毛穴内部に残留しているものが取れると、100人中70人までの人は、ご本人が「頭が軽くなった」とおっしゃいます。一時的ですが毛も元気になります。

残りの20人の人は、「非常に気持ちが良くてすっきりする」とおっしゃいます。一時的ですが毛も元気になります。

残りの10人くらいの人は、特に何も感じないけど、一時的ですが毛に元気が出ます。

どれだけ頭皮が薬付け状態になっていて、毛の育ちが悪くなっている人が多いのか、よ~くわかります。

巣の状態の髪が表面化する

当然ですが、頭皮に残留しているものが取れると髪に残留しているものも取れて、「素」の状態の髪が表面化します。

髪の毛が痛んでいる人も多いですが、それより驚くのは、髪が痛みやすくなっている人が多いことです。

元来の髪の質が悪いのです。それだけ土台である頭皮が悪いと言うことですね。

髪が痛みやすくなっている人は、将来的に、薄毛になる可能性が非常に高いと言えますね。

原因は、目的の違うシャンプーで間違ったシャンプー法を長年採っているからです。美容院に行く目的のシャンプーでシャンプーを採るから髪が傷みやすくなって、薄毛になる土台が出来上がるのです。

2012年5月16日水曜日

女性のご相談から(95)

先週、女性の方からのメールでの相談が2件ありました。

いずれの女性も、シャンプーの目的を考えずに、単に頭皮を綺麗に洗えば良いという考えで、普段使っている市販品で育毛を考えていたようです。

そりゃ、あきませんわ。

片方の女性は脂漏性湿疹気味ですし、片方の女性は虚血気味です。

女性の場合に良くあることなんですけど、ご自分がヘアケア製品を選んでいる基準で頭皮を駄目にしているのに、それに気づいていないのです。

全てのシャンプーは一緒だと思っています。その上、ご自身の基準が間違える元だと言うことも理解していませんね。

だからこそ、成分的なことに惑わせれてしまい、何をやっても使っても上手くいかなくなるので、何を信じて良いのか分からなくなるのです。

ここに、美容師じゃ、医者じゃ、と専門職のような人が入ってきますから、もっと分からなくなって当然と言えば当然か。

美容師理容師は、育毛の素人だし(分野が違います)、医者が育毛に絡んできたのはここ4年5年ですからキャリアは浅い上に、西洋医学的な治療しかできませんから、薬を出すしかしていません。できません。

この現状は、15年育毛の現場で仕事をしていますが、ほとんど変わっていません。人間って進歩がないですなあ。

2012年3月15日木曜日

情報の良し悪しを判断するには(94)

世間にはいろんな情報があるので、何が本当なのかウソなのかの判断をつけるのは非常に難しいですね。

特に、全く育毛に対する知識がないとなると本当に、分からなくなります。

こんな時に役立つのが、考え方=捉え方です。

絶対に避けたいのは、頭皮や体を駄目にしてしまうことですから、頭皮や体を自然の一部として捉えてエコロジーを回復することに主眼を置いているのか?

薄毛の人を見ているのか?と言い換えれば良いでしょう。

それとも、問題となっていると思われることや、原因となっていると思われることを潰したり、排除したりすることに主眼を置いているのか?

人をみているのか?、薄毛を見ているのか?の違いですね。

実は、サプリメントの本場は、アメリカです。

上記のような薄毛を診るような考え方=捉え方をするのが西洋ですから、サプリメントの本場になるのは当然なんですね。

ところが、このアメリカでは、マルチビタミンは健康には役立たないとか(これは、アメリカでは今や常識らしい)、特定の栄養素を摂ることを続けていると発ガンの危険性が高まると言う、疫学的な調査結果が出ているのをご存知でしょうか?

その人を診たでの話しではなく、例えば「薄毛や育毛に必要だとか有効だとか」で、栄養成分を見ているのですから当然のような気がします。

そう言った栄養の摂取は、体のエコロジーを乱すのですから。

育毛用のサプリメントもあるようですが、そんなものにお金を使うぐらいなら、普段の食生活でいろんなものを好き嫌いなく食べて、玄米や緑の濃い野菜を生で「ムシャムシャ」食べている方がよっぽど育毛や健康に役立ちます。

2012年2月5日日曜日

ビジネスの基本から育毛を考えてみると・・・(93)

読者の皆様は、商売の基本ってなんだかお分かりでしょうか?

人が何で悩んでいるか、何を求めているのかを調べて、それを解決してあげるのが商売の基本です。

育毛に関して、この商売の基本を当てはめてみると、悩んでいるのは薄毛なんだけど、求めている効果がおかしい人が多いのです。

こんなことを書いている私も、昔は読者の方々と同じような効果を求めていましたから、偉そうなことはいえません。

かれこれ14年以上育毛の現場にいますが、やればやるほど、薄毛を治したいと望んでいる人が求める効果はおかしなものばかりだと感じます。

抜け毛のこともそうですし、発毛のこともそうです。

年平均の抜け毛が減ると毛の本数が減っていくし、発毛させると育たない毛しか生えてこなくなります。

その為、日々ジレンマとの戦いです。

「多くの人が求める効果が出る」と訴えかける方が、商売に結びつきやすいですが、それでは、薄毛を治せない確率が非常に高くなってしまいます。

ジレンマと戦っていますが、私のスタンスは、
「事実と現実を知った上で、ケアを始めましょう」
と言うのは変えようがありません。

その方が、ずっと改善率が高いのですから。

2011年12月11日日曜日

効果のあるもの探しが薄毛をこじらせ進行させる(92)

「効果のある製品や方法を知りたい、教えて欲しい。」「何をどうすれば良いのか教えて欲しい。」

たぶん、多くの人が望んでいることだと思います。
このブログに辿りついた理由はそこにあるかもしれません。

その気持ち、、、、分からないではないです。

私もそうでしたから。

でも、、、でもなんです。

いろんな経験を積めば積むほど、個々の事例により、処理のやり方や方法が違うのが分かってきます。

育毛も一緒で、薄毛を治す現場で仕事をしていると、
「この人は、ここに問題があるのだろう」とか
「ここを改善しないと難しいだろうな」と
人により問題点やPointが違うことが分かります。。

・あなたの場合は・・・こうだから(フィルター)
・あなたの場合はこう変化して効果に繋がっていく(プロセス)

と言うことで、私が育毛相談に力を入れている理由です。

一番間違いを犯しやすいのは、他人様の良い悪いや、一般的な薄毛の原因探しと対策を
あなたに当てはめようとしたり、真似をすることです。

このブログは、それらを見極める為のお役に立てれば嬉しく思います。

中々「あなた」に必要な育毛法の方向が、分からない人も多いかと思います。
そんな時は、私のホームページからご相談下さい。
心・体・頭皮から│育毛相談WEBの薄毛対策

2011年11月4日金曜日

女性の薄毛のご相談

クレームゼロの情報商材って何なのでしょうね?

数字が大きけりゃ信用される、とでも思っていらっしゃるのでしょうか?
なんか馬鹿にされているようで腹立たしいです。

話は変わりますが、先日28歳の女性方からご相談の電話を頂きました。

ご相談内容は、「細い毛や短い毛がたくさん抜けるのですが、大丈夫でしょうか?」
と言うもの。

会社を退職したのが、25歳くらいの時で、今はフリーターをしているらしく、時間があったので、ネットで色々見ていると、「細い毛や短い毛が抜けると危ない」と言う記事を見てから不安で不安で仕方がないらしい。

3年間もですよ。3年間も不安で情緒不安定で、心療内科にも通っていたらしいです。

よくよく聞いてみると
・セーターの毛玉を取っていると細くて短いがたくさん取れる。
・ネットで調べると、細くて短い毛が抜けるのは危ないと多くのサイトに書いている。
・でも、どこの誰で何をしている人が書いているのかは分からない。
・でも、この3年間薄くなったわけでも、薄毛が進行したわけではない。

次のようにお答えして安心してもらいました。
・誰でも細くて短い毛は抜けるもの
・段々と増えてきてて、抜け毛の半分を超えると危ないが、ちょっとくらい抜けているだけなら問題ない。
・セーターなら、嫌でも細くて短い毛は絡まって残り、普通の抜け毛は落ちてしまうので気にする必要はない。
・どこの誰で何をしている人か分からない情報は、今の時代信用するのに値しない。
・で、この3年間で薄毛が進行したの?
と最後に聞いてみました。

すると、
・今も細くて短い毛は抜けているが、それらの抜け毛が増えても減ってもいない。
・当然、薄毛が進行しているわけではなく、3年前と変わらない。

私は、
「でしょ。だったら問題ないじゃないですか。一番楽しい年代を、こんな意味のない情報に惑わされるなんて、もったいないですよ。」

「こんな本当のことを知らない情報に踊らされないように、今日からネットや携帯で情報探しを止めましょう。」とお答えしました。

彼女は、
「え~。私この3年間無駄な時間を費やしてしまいました。本当にもったいない3年間を過ごしました。薄くなるようなことがあれば、また連絡します。」
と言って電話を切りました。

いかがでしょう?
あなたも、変な情報に惑わされていませんか?

2011年6月21日火曜日

掲示板や作者の分からないブログは、盗作が多いかも?(90)

最近は、掲示板ではなく、ブログに書かれていることを、真に受けている人が増えてきました。

今は自分のブログに、記事を書くだけで収入になるシステムがあるので、本当のことを書いていないブログがほとんどです。収入にする為にブログを書いているのですね。

って言うか、育毛や薄毛に関しての事実や現実や本当のことを知らないブロガーがほとんどです。

毎日の出来事を綴ったブログの中で、ちょこっと記事を書くだけだけだから、さも本当のように感じてしまうが、情報自体が作られているのです。

そんなブログは、大体において、どこの誰で何をしている人はかが分かりません。

以前、私のブログをそのまま切り貼りして、育毛カウンセラーとして記事にしているブログがありました。

「なんじゃ、こいつ。私の記事を盗作しているじゃないか」と思って、抗議をしてやろうと思ったら、連絡先が見つかりませんでした。

でも、リンク先には、結構有名な情報商材がありましたから、たぶん、この情報商材を販売している人が、自作自演しているブログなのでしょうね。

もしくは、この情報商材のアフィリエイターです。

情報商材って何?と思われる方へ。
自分の体験談を「こうして毛が回復した」とPDFファイルでダウンロードして、1万円とか2万円とかで売っているものです。

2000名に売ってクレームゼロとか訴えていますが、その人の情報商材を買った人からの相談が
2名ほどありました。
本当にクレームゼロなのかどうか、読者の皆様が考えて下さい。

2011年5月15日日曜日

脂漏性湿疹・皮膚炎になると、あとが大変です。

いつも訴えていることですが、脂漏性湿疹や皮膚炎のように頭皮を駄目にしてしまうと、元も子も無くなります。

にも関わらず、ここのところ、いろんな育毛や頭皮に関する医薬品が出てきてから、効果的だと思ってやったことで、かえって状態を悪くしてしまう人が増えています。

頭皮だけでなく、心や体までもを壊している人が増えているのです。

その効果的といわれることを、医師が薦めていていたりするので、釈然としませんし、理不尽だな、と感じることも多いです。

「教えてgoo」や「yahoo智恵袋」での回答者にしても、悪気があってのことではないので、なんか悲しくなってしまいます。

上手くいく人もいるのでしょうが、事実や現実を知らないのは悲劇ですね。

効果が出るかどうかは確率の問題です。
100%大丈夫なんてものはありません。

が、常に次に繋がるケアを選んで欲しく思います。

頭皮や体を壊してしまうと、次に繋がらないだけでなく、毛の回復すらできなくなることもあり得るのですから。

効果ばかりのケアは、次に繋がらない可能性が高いです。
そればかりか、頭皮や体を壊すことにもなりかねません。