2014年5月5日月曜日

ご相談を受けていて感じること(118)

ご相談をお受けしていますと、結果優先で製品や方法を選んでいる人が本当に多いのがわかります。

そりゃ、どんな製品を使うにしても方法を採るにしても、費用がかかるのですから結果に繋がらないことは誰もしたくはないです。

結果しか望まない人は応用が効かない

が、結果しか望んでいない人は、はっきり言って応用が効きません。

何故、結果に繋がっていったのか本当のところが分かっていませんし、出た結果が続かないと駄目なこともお分かりではないようです。

人により素質が違い環境が違う

薄くなる人は、その人自身の素質として薄くなりやすい場合もあり、その人の環境やお仕事や性格的なことから薄くなりやすい場合もあるので、一度結果に結びついてもほぼ100%の確率で再度薄くなる時がきます。

継続する改善が必要

だから、一度薄毛を改善できてもそれで終わりではなく、改善が継続しないと駄目なわけです。

ここで、私を例にあげてみます。

私の場合、薄くなりかけた頃にこの仕事に出会って、自分で使ってみて今はフサフサです。約15年くらい前のことですから、今までに回復したけど再度薄くなりかけたことは何度もあります。

何度もありますがその度に回復して、今では30歳台の前半の頃よりも多くなっています。

未来に可能性がある方法を積み重ねる

何故、こんなことが出来てきたのか?と言うと、常に未来に可能性がある方法を積み重ねてきたからです。

通常、人は結果しか求めないので、結果が出てしまえば止めてしまいます。

何度もやり直しが効く

が、薄毛の人の場合は、上記に書いたように一度結果に結びついても再度薄くなることが多いのですから、何度でもやり直しが効かないと駄目なわけです。

何度でもやり直しが効くにはどうすれば良いのかと言うと、常に本来のご自身の頭皮の状態を維持できるようにすれば良いのです。

維持するケアと増やすケア

私の場合だと、私がケアに使っているシャンプーでの洗髪は3日に1回で、洗髪する時のみ少しだけケアを行い水に気を使います。その他の日は湯シャンしますが水だけには気を使います。

これだと、シャンプーなんかは1年以上持ちますし他の製品もほとんど使わないので、月平均して3,000円程度しか費用はかかりません。

これだけですが、頭皮が駄目になってしまうわけではないので、「あれ、なんか最近調子が悪い!」と感じた時や「あれ、最近この辺が透けてきた!」と感じた時に ケアを基礎からやり直します。

すると、大体半年くらいで元のように戻り、尚且つさらに毛が増えていくように感じますね。

結果優先の人は頭皮をダメにして時間がかかる

ところが、結果だけを優先してケアを行っている人は、頭皮を駄目にしてしまっているので頭皮を回復するのに手間と時間がかかりますし、結果に結びついてくるのにも時間がかかるので中々上手くいきません。

だから、常に未来に可能性が残る方法を採って欲しいのですね。

私のところでケアをしていらっしゃる人なら、どのようにするのかご助言しますのでメールかお電話を下さいね。

2014年4月24日木曜日

体の内部に問題のある女性の方の話(117)

女性の薄毛の原因は、体の中に問題がある場合が多いです。どんな問題かって?○に問題があるのです。

「○」を具体的に、こんなところで書くと、無茶苦茶な方法を教える人が出てきて、体を壊す女性が出てくるので書かないでおきます。

体の中に原因がある場合は年月がかかる

ご相談をお受けして、ヘアケア製品や生活習慣に問題があると分かった場合は比較的簡単に回復してきます。が、体の中に問題がある場合は、中々難しいです。

ケアの効果が明らかに出てきているのに、毛が増える方に中々向かないのですね。

それが分かっているので、そのような女性には「1年や2年では無理ですよ。あせらず続けて下さいね」と一番最初に助言しますし、経過の途中でもしつこいくらいに助言します。

短期間で止める女性が多い

が、女性に特有なことなんですが、いくらしつこく助言しても聞いてくれない人が多いのです。効果が出ているのに、だいたい1年か2年くらいで「結果に繋がらない」と言って止めてしまいます。

毛を作る力が弱い人

元来、体の中に問題を抱えている人は、毛を作る力が弱い場合が多いのです。弱いからこそ急がずに淡々と続ける必要があるのに、他人様の結果を真似しようとして痛い目に会っています。

時間かけてちゃんと取り組めば上手くいく

ところが、ご自分のことをちゃんと理解して取り組む女性は、思いのほか上手くいくことが多いのですね。

だから、常々他人様のことではなく、「“あなた”のことを知って下さい!!」と主張してご相談を承っているのです。

体の中に問題があって毛を育てる力が弱い人は、結果をあせらずに改善していくプロセスを地道に辿って下さい。

2014年4月6日日曜日

やっぱり医師は薬を使うのがお好き(116)

2009年2月末のTV番組「世界で一番受けたい授業」から。

この時の「世界で一番受けたい授業」の中で、薄毛や髪のことをテーマにして某国立大学の教授が講師として授業をしていました。

結論から言うと、「現実の育毛の世界にそのまま取り入れるとやばい!でしょう。」と言うのが本音です。

薄毛の原因は男性ホルモンと還元酵素だけじゃない

原因を男性ホルモンと還元酵素に特定していますし、シャンプーのやり方を言うだけで、シャンプーの質には全く触れていませんでした。

その為、「画期的な育毛剤が出来た。」とフィナステリド=プロペシアを推奨していました。

医師はヘアケア製品を知らない

そればかりか、一番問題のあるリンスを推奨していましたから、医者はヘアケア製品の処方設計や成分的なことは知らないのだろう、と言うことがよく分かりました。

ってことは、医師が開発したシャンプーがあれば、それはウソを言っていると判断した方が良いようですね。

医師が開発したシャンプーではなく、名前を貸しているだけなんでしょう。(薬事法違反にはならないのかな?)

TV番組は参考にならない

この時は、フットボールアワーの岩尾望さんが出演していました。岩尾さんは、某シャンプーのプロジェクトに参加して、どこかの病院で育毛の治療していたらしいのですが、一時薬の影響で少し増えていたのに、この時はつむじ周辺がまた少し薄くなってきていたように思いました。

一般の人からすると、「世界で一番受けたい授業」なのかしれないけど、私らからすると「全くもって何の役にも立たないな。」と言う感じです。

大学病院の脱毛外来で痛めに遭う

ちなみに、この時出演していた某大学教授の病院には脱毛外来があります。

私の相談室には、この外来に相談に通院していた女性の方がいます。良い薬を出してくれる皮膚科を紹介され、通ったらしいのですが、そこで頭皮を無茶苦茶にしてしまったらしい。

医師は薬=毒が大好き?

やっぱり医師は、薬が好きなようです。昔は、薬よりも患者の体を診て触って養生法を指導して、それから必要最低限の薬を少し出すのが医師だったのに。

こんなことをご相談者の方から聞いていると、医師って病気や体の仕組みは知っているが、人間を知らないのだなと感じてしまいます。

患者を診て触って聴くのが必要では?

もう少しちなみに、全ての薬を否定しているわけではありません。命を救うためには必要な薬もあります。

患者を「診て」「触って」「聴いて」をしないで、数字だけで薬ばかりに頼る治療を非難しているのです。

2014年3月21日金曜日

発毛させて失敗した人の話(115)

今回は、「発毛させて失敗した男性の話」です。
今から8年くらい前の話でしょうか。国産のミノキシジル製剤を使っていらっしゃって、毛が増えなくてご相談のお電話を下さった男性がいらっしゃいました。

ミノキシジル製剤を使っている

不思議なことに、ミノキシジル製剤を使っているのに頭皮に赤みもなく、痒みもなく、フケもない状態でした。

ただ、抜け毛は極端に少なくなっていて、ご本人は毛が増えないことに不思議に感じていらっしゃいました。

これって、無茶苦茶恐ろしい現象なんです。何故だかお分かりになるでしょうか?

ミノキシジル製剤は何に効くのか?

ミノキシジル製剤の目的を考えてみるとよく分かります。ミノキシジル製剤の目的は、血管を拡張させて、血を集めることで発毛させるのですよね。

だから通常は、頭皮が赤くなったり、炎症を起こしたり、痒みを感じるものなのです。

効かないから頭皮に異常が出てない

ところがこの方の場合は、頭皮に異常が出ていなくて抜け毛が極端に少ない状態でした。これってどういうことかと言うと、頭皮が薬が効かないくらいに弱っていて、それだけ弱っているので毛の生え変わりもほとんどなされなくなっているのです。

抜け毛が少ないと一気に抜けることがある

だから、頭皮に異常も出ないし、抜け毛もないのです。

こんな状態の人が、頭皮が回復し始めると血が巡り始めるので急激に抜け毛が増えます。と言いますか、何もしなくてもいずれ急激に抜け毛が増えるのです。

枯れてしまっている毛は蘇らない

それだけ枯れてしまっている毛が刺さっている状態なわけですから、ケアをしようがしまいが急激に毛が抜けてしまい見た目も急激に薄くなるのです。

だから、無茶苦茶恐ろしい現象なんです。

結局、この男性はそのことに耐えられなくて止めてしまいました。お力になれなくて申し訳なく感じましたが、枯れている毛は生き返らない上に、生え変わってくるには年単位で時間がかかるで無理強いするわけにも行きませんでした。

普通の薄毛と円形脱毛症・びまん性脱毛症は違う

発毛させてグングン成長するように生えてくれば良いのですが、円形脱毛症やびまん性脱毛症とは違いますからそんな効果は出そうと思っても出ないのですね。

こんな恐ろしい状態になる前に、ご相談して欲しく思います。

2014年3月14日金曜日

美容院で行う「ヘッドスパ」の危険性(114)

美容院で行う「ヘッドスパ」は目的を考えないから危ないのです。たぶん「たぶん、危ないだろう」と思ったので書いたところ、ヘッドスパが流行り始めてから、やはり出てきました。ヘッドスパの被害者と言いますか、頭皮を駄目にしてしまった人が。

男性でも女性でも危ない

今のところ、男性2名で女性で1名です。たった3名ですが、この1ヶ月の間に相談室にお越し下さった方々ですから決して少なくはありません。

女性の頭皮がボコボコしている

この中で一番状態が悪いのは女性の方です。この女性の場合、私が頭皮を見る限りでは、皮膚表面がボコボコしていてフケがたくさん出ています。

皮膚科に通ったけど良くならず

美容院で行ったヘッドスパで痛くなったので、慌てて皮膚科にも通ったらしいです。

皮膚科では
「ちょっと荒れていて、炎症も起こしているね」と診断されて、名前は忘れましたが薬を処方されたらしいです。

約3ヶ月くらい病院に通ったけど、全く良くならなかったので、ご相談にいらっしゃいました。

触るだけでも痛い

触るだけでも痛いし、お湯で頭皮を洗う時の水流でも痛いらしかったですね。

私のところでケアを始められましたが、1ヶ月経過して幾分頭皮の痛みが緩和されて楽になってきたと言います。

こじらせると余分な時間と費用がかかる

この女性の場合、あと1ヶ月か2ヶ月すると、頭皮の痛みは無くなるでしょうし、頭皮のボコボコ状態もあと4ヶ月くらいで元に戻るだろうと思われます。

それからが育毛ですから、目的を間違えるとこじらせてしまい、余分な日数と費用がかかってしまいます。

最近=ここ半年くらいですが、頭皮をこじらせている人が本当に増えてきました。

2014年3月6日木曜日

薄毛の原因探し??(113)

「原因を潰せば、薄毛を治すことができる」と信じて、原因探しに疲れている人が多いですね。

本当は、
・日々使ってきたものや
・“あなた”自身に問題があり、
それも6個以上のものが絡み合っているのですから、多くの場合、原因は特定できません。

原因探しに疲れ、間違った原因探しをする

先日も、若い男性のご相談者ですが、「もう原因探しに疲れました」とおっしゃっていました。

また、女性の中には、髪を綺麗に見せているヘアケア製品や美容院でのケアが問題になっていたり、その人の体の中に問題があるのに、全く関係ない原因探しをしている人もいるのです。

原因探しは良いのですが、全てのことを訳隔てなく候補にあげないといけません。そうすることで、はじめて問題点が浮かび上がってくるのですから。

間違った原因の特定と方法

まぁ、原因探しをしても、多くの人は間違ったことを原因と特定してしまい、間違った方法を採っているからよく出来ないのです。

問題点を把握して問題点を解決する

それよりも、“あなた”の問題点を把握して、問題点を解決していく方が効果的ですね。

例えば、シャンプーが原因だとしても、シャンプーを止めてしまうわけにはいかない人も多いでしょう。こんな時は、シャンプーで出てきている問題点をケア法で解決していくのです。

お分かりになるのでしょうか?ケア法って中々難しいですよね。だから、間違えない為にもご相談して欲しいのです。

2014年2月2日日曜日

頭皮が綺麗過ぎる薄毛(112)

昨年12月の中ごろに、お電話を頂きました。その内容は
「最近、頭皮が臭うんです。」
「だからシャンプーを変えてみようと思って」
と言うものでした。

その人の薄毛に状態に合わせた製品と使い方が必要

女性からのお電話でした。私は「売ってくれ」と言われても、「ハイどうぞ」とは売りません。理由は、使う側の経過や症状によって、使う製品も変わってくるし使い方も変わるからです。

過去ご購入希望者の方に、自由に選んで頂いたことがありましたが、100%の確率で必要な製品を使わずに、不必要な製品を効果の出ない使い方をしていました。

育毛サロンで皮脂を取り育毛剤を浸透させるケア

だから、この女性にも根掘り葉掘りとお聞きしました。よくよくお話を聞いてみると以下のようでした。

  • 薄くなったので1年半程度育毛サロンに通っていた
  • とりあえず髪は戻った
  • その後この半年くらいは、サロンには通わずにその育毛サロンのシャンプーや育毛剤を使っている

で、育毛サロンでのケアはどんなものなのか?をお聞きしました。
「皮脂を取り除いて、育毛剤を浸透させる」
とおっしゃっていました。

綺麗過ぎる頭皮は臭うようになる

たぶん、この女性の頭皮は非常に綺麗だと思いますね。綺麗過ぎるくらいでは?と推察します。この女性が通っていた育毛サロンと同じ育毛サロンに通っていた人の頭皮を3人程度見たことがありますが、非常に綺麗でした。

綺麗にし過ぎているから、臭うようになるのですね。何故綺麗にし過ぎると臭うようになるのでしょうか?不思議に思うでしょうが、人間は機械や人形じゃないってことですね。

皮膚常在菌の繁殖と排泄物

頭皮を綺麗にするとか育毛剤の浸透を促すには、皮脂を取ることが必要です。ところが、皮脂は人間の体を守る分泌物なので取れば再度分泌されて分泌量が増えてきます。増えた皮脂は皮膚常在菌の餌になり常在菌の排泄物で臭うようになるのです。

頭皮を綺麗にするケアで効果に繋がると後々苦労する

この女性の場合、たまたま効果に繋がっているから非常に性質が悪い状態です。

だって、ご本人は育毛サロンでおこなったケアや、今使っている育毛サロンの製品に問題があったのが分かっていないのですから。

効果が出ているから良いのではなく、効果は出たけどこれからの3年~5年くらいが怖い段階なんですね。

効果・結果だけしない見ないから失敗する

結果しか見ない・認めない・求めないことの大きな弊害です。

たまたま出てきた結果が良かっても、そのプロセスが分かっていないと、いろんな症状が出てきた時に修正できないのです。

頭皮が疲れると疲れた髪しか育たない

要は、育毛剤を効かすケアが効果に結びついたけど、頭皮自体はヘタヘタに疲れてしまっている状態なんです。

頭皮がヘタヘタに疲れてしまっていると言うことは、これから生え変わってくる毛はヘタヘタに疲れた毛にしか育たない可能性が非常に高い ってことなんですね。

予測するしかありませんが、この女性は頭皮に元気が残っている段階でサロンに行ったのでしょう。

だから、まだ育毛剤を効かすケアに反応するだけの力が、頭皮に残っていたのです。だから、結果に結びついたのだと思います。

頭皮を綺麗にするケアの怖いのは脂漏性湿疹・皮膚炎に繋がる可能性があるから

ただ、頭皮が臭っているままで今のケアを続けたり、再度育毛サロンに通い始めると、今度は毛が回復するどころではなく、下手をすると「毛を無くす」か「脂漏性湿疹・皮膚炎」になってしまう可能性を高く持っています。

結果しか求めない、結果主義の恐ろしさですね。

何のトラブルにも見舞われないことを祈るしかありません。

2013年7月26日金曜日

育毛剤の現実を知って下さい(111)」

本当に育毛剤で、頭皮を駄目にしてしまっている人が急増しています。そりゃ、育毛剤で何とか出来りゃ簡単なことはないです。

ミノキシジル系の育毛剤で頭皮をダメにする

私がこの仕事を本業とし始めて、約15年の歳月が経過します。

中でも一番困難だと感じるは、ミノキシジルの付け薬を付けている人や飲み薬を飲んでいる人です。

あくまでも、一番困難だと言うだけで、他の育毛剤の効果に頼っている場合には問題ないのではありません。

ミノキシジル製剤以外の育毛剤も問題なんです。
もしかすると、100人のうち何人かには効果があるのでしょうが、駄目な人の場合はミノキシジルよりはマシだけど、やはり困難な部類に入ります。

育毛剤の効果は薄毛を治す効果ではない

たぶん、育毛剤には訴えているような効果はあるだと思います。でも、その効果は薄毛を治す効果ではないのです。

だから、発毛しているのに、抜け毛が減っているのに毛が無くなっていくのです。

育毛剤の事実と現実を知って下さい

1999年に国産のミノキシジルの育毛剤が発売され、爆発的な売り上げを上げたけど、薄毛人口は爆発的に減らずに爆発的に増え、かつ、難治化した頭皮の人が爆発的に増えたのです。

あくまでも、私のところに寄せられるご相談を見る限り、頭皮の状態が難治化している人は、男性女性に関わらずミノキシジル製剤を使っているか、 少なくても育毛剤の効果で何とかしようとしてきた人ばかりです。

育毛剤の事実・現実を知って下さい。

育毛剤の使えないような頭皮で使うから頭皮をダメにする

ただし、絶対に間違って欲しくないのは、だからと言って育毛剤の全てを否定しているのではない。と言うことです。

育毛剤を使って難治化するのは、【育毛剤を使えないような、駄目な頭皮で使うから】と言う前提があります。

例えば、“あなた”が、薄毛になっていない時の頭皮で育毛剤を使えばちゃんと効くのです。

育毛剤を有効に使えるかどうかは、育毛剤で頭皮を駄目にしてしまうのかどうかは、“あなた”がどんな育毛方法をとるのかにかかっています。

2013年6月2日日曜日

ニキビ(にきび)や肌荒れの原因にヘアケア製品があるのを知る

私の仕事は、おもに育毛関係のコーチで、美容に関してはその延長線上で行っています。

つい先日、育毛でお世話をさせて頂いている方が、相談室にいらっしゃったところ、妙に明るく見えたのです。

なんでだろう?
と思って、よくよく見てみると、その方のお肌のキメが整ってきていて、お肌の色が非常に綺麗になり、以前あったニキビが消えて、肌荒れも無くなっていたのです。

男性で、23歳の方です。
「何かしたのか、していたのを止めたのか」をお聞きしたのですが、何もしていないし、特に止めたとか始めたものはない、とのこと。

強いて言えば、育毛のケアを行っているので、ヘアケア製品を変えたことくらいだとおっしゃいます。

この方お一人ではありません。
他にも、おでこにニキビのあった方10名くらいですが、みなさん綺麗にニキビが消えています。

たぶん、市販のヘアケア製品に使われている洗浄成分やシリコン等のコーティング処理剤・カラーや縮毛矯正に使われる薬剤には、タンパク質変性作用があり、お肌の弱い人にはニキビや肌荒れの原因になるのでしょう。

触れるだけでも駄目なので、ヘアケア製品の使い方にも気を付けないといけないのですね。化粧品を使うだけでは、ニキビや肌荒れを良くできないのです。

発毛されるケアは効果があっても危険が多過ぎる(110)

今から5年くらい前でしょうか?
「抜け毛を無くして発毛させる」サロンに通われている方がご相談にいらっしゃいました。

抜ける毛の中身の推移を見れば良いのか悪いのか分かる

私のところにご相談にいらっしゃるのですから、当然上手くいっていないわけです。

そのサロンに1年くらい通った頃に、部屋の掃除をしていると薄茶色で細くて弱弱しい毛ばかりが部屋に落ちていて、びっくりしたそうです。

そこで、そのサロンにクレームを付けて、残っていた1年分の費用を返金してもらったとのこと。

それから、私のところにいらっしゃったのでした。

頭皮がおかしいから毛もおかしい

実際に拝見しましたが、頭皮が澱んだような色をしていて、確かに生えている毛は薄茶色で軟毛化していました。

私のところでケアを始めました。1年くらいで、黒い少し太めでしっかり目の毛が育ち始めましたが、中々戻らないですね。

やっぱり、発毛させるケアは、危ないってことでしょう。

今は、この方はご自宅のみでケアを行っていますが、中々戻らないのに苛立っていました。

でも、最初に比べれば、天と地ほどの差の回復なんですけどね。

2013年5月23日木曜日

抜け毛が減っても毛が増えるとは限らない。抜け毛が減るのは生え変わりが減ること。(109)

2008年の8月頃にご相談にいらした女性のお話です。30歳代前半の方でした。ちなみに、この女性は、現在も私のところでケアをされています。

薄毛の進行には段階がある

女性の薄毛・育毛のご相談には非常によくある相談なので、女性の読者の方には参考になるのでは?
以下は、この女性の訴えです。

  • 5月に沖縄に行った
  • 日に良く焼けた為か帰宅後急激に抜け毛が増えた
  • 7月頃には、抜け毛が一段落した
  • が、毛のボリウムが減り
  • 細い毛ばかりになってしまい、
  • 髪質が変わってしまった。

薄毛になっていく4番目の段階を過ぎて、すぐにご相談にいらしたのですね。

抜け毛が急増して抜け毛が減る段階になると時間がかかる

「抜け毛が減ったのに、毛が戻らない」のが悩みだったそうです。

私は、次のようにお答えしました。「抜け毛が減ったのは、一段薄毛が進行して、毛の生え代わりが落ちたからですよ。」「だから、ちゃんと本来の毛が生え代わるようにしてあげないと毛は戻りませんよ」と。

通常、多くの女性は、抜け毛が増えることを嫌います。
何故でしょうか?

抜け毛は増えて薄くなるけど・・・・

宣伝や広告で「抜け毛が増える=薄くなる」と思い込まされているからです。

まぁ、実際に4番目の段階で抜け毛が急増して薄くなるので、そのように思い込んでいるのは分からないではないです。

が、抜け毛が減るのは「毛の生え代わりが落ち込む」ことでもあるので、この女性のように、抜け毛が減って毛の量も減って毛の量を回復できなくなっていくのです。

抜け毛が減る=生え変わりが落ち込むこと

今回の女性の場合、まだまだ慢性状態になる前の段階だったので、抜け毛が減っていたことはそんなに悪い状態ではありませんでした。

だから、半年程度で毛に腰と張りが出てきて、1年程度で少し良い状態に回復する傾向が出てきました。

毛が本当に増える育毛は毛質までが良くなる

それに、髪質も良くなってきているので、先々が楽しみな状態になってきています。続けていけば、年齢を重ねる度に髪質も良くなり毛のボリウムも増していくだろうと予測できる状態になってきています。

ご本人は「もっと早くできないの!」と不満そうですが・・・・。

2013年3月28日木曜日

抜け毛を減らすと毛は生えなくなる(108)

以前、「抜け毛が急激に増えていて、何とかしたい」とおっしゃる20歳代の男性のご相談者がいらっしゃました。

抜け毛を減らすと一時的に増えることはある

よくよくお話を聞いていると、「抜け毛が減ると言うローションかオイル」を長年使っていたらしいですね。

そして、実際2年か3年の間非常に抜け毛が少なくて、髪の量も少し増えていたらしいです。

ところが、今年に入り、急激に抜け毛が増えだして毛の量も減りだし、怖くて洗髪ができなくなっていた、と言います。

そろ~り、そろ~り、と本当に抜けないように洗髪していたらしいです。

お湯を当てるだけで抜ける毛は刺さっているだけの毛

私の相談室では、最初はお湯だけで水流を当てて頭皮を洗います。

ほとんど刺激を与えないように洗うのですが、この男性の毛は水流を当てるだけでボロボロと抜けてしまうのです。

何もしていないのに、ボロボロと抜けますから、本当に、刺さっているだけの毛ばかりの状態です。

当然ですが、抜けた後には、何も生え変わってきていないのですから、急激に本数は減っていきますね。

抜け毛を減らすことはとても怖いこと

抜け毛を減らすことが、どれほど怖いことかを垣間見た瞬間でした。

このブログの読者の皆様も、どうか「発毛」や「抜け毛を減らす」を強調しているサロンや製品・方法に騙されないようにして下さいね。

2013年3月16日土曜日

ケアは早く取り組めば回復度も満足できる(106)

早く取り組むと、1年で本当に毛質が変わってきますし、毛質が硬くなってツルツルになって引き締まってきます。

つむじは見えなくなってきますが、が、まだまだ生え際と言いますか、「M字」の部分が良くなるには時間がかかります。

ちゃんと時間をかけてちゃんとケアをすればれば、生え際も少し発毛してきている部分が出てきて、ある程度戻るであろうと感じるようにはなってきます。

こうなってきてからが、一つの勝負で、勝つか負けるかはどれだけ続けられるかにかかってきます。

継続は力なんですね。

2013年1月19日土曜日

薄くなる時の経過:一番最初に現れる症状は何?(105)

薄くなる時に、一番最初に現れる症状は何でしょう?

「抜け毛が増えるからじゃないの?」とか、「抜け毛が急増するからに決まっているじゃない!」と考える人は普通の人ですけど、事実をちゃんと見ていません。

抜け毛が急増して「薄毛発症!」と言う症状が出ることが多いのですが、この時には相当状態が悪くて内部では進行していて、本当はもっと何年も前に前触れがあるものなのです。

まるで糖尿病のようですね。症状が表面に出てきた時には遅いって。

皆さんが好んで使っているヘアケア製品の中に、これらを感じさせないものが多いので、分からなくなっているだけです。

そして、「抜け毛が増えて薄くなる」のも本当は怪しい話なのです。

何せ、先入観や固定観念で、「毛が抜けること=薄毛になる」と、思わされている人が多いのですから。

その為、多くの人は、薄くない時には抜け毛を気にしていませんが、薄くなった時に抜け毛を気にし始めています。

抜け毛が多くなったから、気になり始めたのではなく、薄くなり始めたから抜け毛を気にするようになった、と言う方が当たっている人もいらっしゃるのです。

ただ、本当に抜け毛が急増して、薄くなる人もいらっしゃるのは事実です。

が、ここが薄毛のスタートラインではないことを理解しておかないと、育毛の効果で求めるものを間違えます。

ここからが本題中の本題です。

一番最初の薄毛になるであろうスタートラインは、『髪の毛が痛みやすくなること』なんです。

でも、この段階では、まだ100%薄毛になるわけではありません。何%かは分かりませんが、薄毛になる確率が少々出始めた段階です。

ここに、個別には違ういろんな原因がたくさん絡んで、何年も経ってから最終的に「抜け毛急増→薄毛」と言う変遷を辿るのです。

また、この段階を経ずに第二段階の頃から薄毛の一歩を踏み出す人もいらっしゃいますので、絶対ではないこともご了解下さいね。

ほとんどの人は、男性でも女性でも、小学生や中学生の頃くらいまでは、そんなに髪が痛んでいなかったはずです。

中学生になり異性を気にし始めたり、格好の良し悪しを気にし始めると、やたらとヘアケア製品を使い始めます。

シャンプーも、洗い上がりやスタイルを決めやすいものや、綺麗になりやすいものを選ぶようになるし、早い人だと中学生くらいの頃からカラーや縮毛矯正をするでしょう。

ワックスやムース・ジェル・ヘアスプレー等でセットしたり、リンスやトリートメントをしっかり使ったりし始めます。

これらのヘアケア製品の使い始めや、カラー・縮毛矯正のし始めの頃は髪もそんなに痛みません。

が、続けているうちに髪が痛んでくるので、その痛みを隠す為にさらにヘアケア製品を使う人もいるでしょう。

最初の頃は髪の表面が痛むだけですので、リンスやトリートメントをちゃんとしていれば、何とか痛みは気にならないで済むようにはなります。

ところが、これらを続けていくうちに、リンスやトリートメント・ヘアケア製品だけでは痛みを解消できなくなってきます。

自分では痛みを解消できなくなってくるので、今度は美容院でトリートメントをして髪の痛みを解消しようとします。

美容院でのトリートメントも最初の頃は良いのに、時間が経つにつれて取れやすくなってきます。

(髪質を良くすると訴えているのに、取れてくるっておかしいですね。)

ここまでの経過ってどういうことなのか、お分かりになりますでしょうか?

安価なヘアケア製品には安価な界面活性剤が、乳化剤やコーティング剤として使われています。その界面活性剤は髪表面を綺麗に見せるのは有効なのです。

が、髪が痛む理由は、洗髪で開いたキューティクルからコーティングする界面活性剤が髪内部に浸透して、髪の毛自体の質を悪くするからです。

界面活性剤のマイナス面である、たんぱく質変性をおこすのです。

髪を痛めると言うことは、髪より柔らかい頭皮をもっと痛めると言うことです。

痛んだ髪を隠すと言うことは、頭皮にも残留するので、界面活性剤が毛穴に入り込みやすいと言うことです。

そして、毛を作る組織が衰えてしまい、実の詰まっていない目の粗い髪しか作れなくなるのです。

結果として、最初は髪は痛むようになり、最終的に「目の粗い髪」で「痛みやすい髪」しか作れなくなっていきます。

かなり極端なことを書いていますので、上述に当てはまらない人もいらっしゃいます。そんな人でも、小学生や中学生くらいの頃は、市販のシャンプーは使っていらっしゃるでしょう?

女性の中には、上述したことそのままだ、と言う人もいらっしゃると思います。

薄くなり始める1年2年前に上述のことがあれば、まだ分かりやすいです。が、薄くなり始める3年~10年くらい前(もっと前のこともある)の話になるので、本当のことが分からない人が多いのですね。

「目の粗い髪」で「痛みやすい髪」しか作れなくなると、洗髪時に髪が水をたくさん吸うので、乾かすのに非常に時間がかかります。

中々乾かないからと、自然乾燥なんかしていませんでしょうね。

時間がかかっても、ドライヤーでちゃんと乾かして下さいね。ドライヤーでは髪や頭皮を傷めませんから。

ドライヤーの温風が髪を痛める、と言っていた人たちは、目の粗い髪しか作れなくなっているのを知らなかったのでしょう。

証拠に、私の相談室でケアをされる人の髪を見ていますと、最初は水を良く吸うので中々乾きません。

男性でも女性でも一緒です。

ケアを続けていくと、段々髪がしっかりしてきて硬くなる人までいて、ドライヤーを使うとすぐに乾くようになっていきます。

よくよく髪を見ると、髪と頭皮が水を弾いているのですね。だからタオルでふき取ると、半乾き状態になって、ドライヤーの温風を吹き付けるとすぐに乾くのです。

さすがに髪の長い女性はさっと乾くようにはなりませんが、それでも、最初に比べると半分以下の時間で乾くようになります。

髪の長い女性だとケアを始めて半年を越えると、痛みの激しいところ、そうないところの境目が分かるようになり、根本であればあるほどすぐに乾くので、薄くなる前にどれだけ髪にも悪く頭皮にも悪いことをしてきたのか、がよ~く分かります。

そうなんですね、薄くなる前兆として一番最初に髪の痛みがひどくなるのです。

こうなることで、薄毛になる一歩を踏み出すのですね。

ここに、個別には違ういろいろな原因が絡んで、薄くなっていく人が多いのです。

が、中には体の内部やその人の環境自体が主になっていて、髪が痛むことがないのに薄くなる人もいらっしゃいますので、全てが全てだとは思わないで下さいね。

2012年11月30日金曜日

脂漏性湿疹・皮膚炎の頭皮で育毛をしてはいけない(104)

半年程度前のご相談者の話です。

たぶん、多く人がご相談にいらっしゃるのは、髪が薄くなってきているのを、元に戻したい為ですよね。

中には、頭皮に異常が出ていて病院に行っても治らないから、ご相談にいらしている人もいるかもしれません。

が、多くは髪を元に戻したいわけです。

頭皮が駄目だと駄目な毛ばかりになる

ところがどっこい、髪を元に戻す前に、駄目駄目の頭皮にしてしまっている人がいらっしゃいます。

特にひどいのが、脂漏性湿疹や皮膚炎を起こしている場合です。

半年ほどまえにいらっしゃった男性は、こんな状態でした。

脂漏性湿疹や皮膚炎を起こしている頭皮では、毛の育ちが悪くなっていきますので、当然、段々髪に元気がなくなり、薄くなっていきます。

ご本人が脂漏性湿疹や皮膚炎のことをご存知だと良いのですが、その男性は全くご存知なく、髪を元に戻したい気持ちだけでご相談にいらっしゃいました。

こんな場合が一番困るのですね。

脂漏性湿疹・皮膚炎が良くならないと毛は育たない

「こんな頭皮で育毛をすると毛を無くすから、まず、頭皮の異常=脂漏性湿疹か皮膚炎のような状態を改善してからにしましょう。」

と助言しても、脂漏性湿疹・皮膚炎がいかなるものか知らないから、ご自分の今生えている毛の状態を分かっていないのです。

良い髪が育ってくるには、正常な頭皮が必要です。

悪い毛は老廃物と同じ

正常でない頭皮からは悪い髪しか育ちません。悪い髪は体にとっては老廃物と一緒ですから、少しでも頭皮が正常に向かい始めたり、何らかの刺激を与えると抜けてしまいます。

抜けた毛が次に生え変わってくるには、それ相応の年月がかかりますから、頭皮の異常さ加減でボリウムダウンするレベルと期間が決まります。

このことを知らないこの男性は、髪が正常に戻らないのに不満を持っていて、知らぬ間に音沙汰無くなってしまいました。

2ヶ月程度のことでしたら、元来こんな期間で良くなることはありませんが、頭皮をこじらせていないか?髪をなくされていないか?心配になっています。

2012年11月23日金曜日

頭皮が綺麗過ぎる薄毛(103)

先日いらっさしゃった女性の話。

頭皮が綺麗過ぎて何も取れない。

これって良いことのように思いますよね。たぶん、この女性も頭皮が清潔なのが良いと思って、良く洗ってきたのだと思います。

でも、良く洗って清潔にしているなら、私のところに相談にくるはずがないですよね。

不思議な状態

  • 綺麗過ぎて何も取れない
  • にも関わらず、頭皮の色がちょっと薄茶色みたい
  • にも関わらず、頭皮がかゆく感じている
  • にも関わらず、分け目が広がっている。

分かったことは何?

頭皮の弱りと老化が極度に進行していたのです。

温水で洗ったあとに頭皮を見てみると、かゆみを感じているとこはピンク色になっているのですね。

これぞ、洗いすぎ、清潔にすることの弊害です。

それと、もう一つ。
皮脂の分泌量が少ないのい、ベタツクのです。

洗っても皮脂なんて取れないくらい少ないのに、頭皮がベタツクのです。

この2つがこの女性のポイントでした。

2012年9月29日土曜日

コンビニ食は薄毛の原因かも?

いや~。
皮脂を粘つかせる食品は、コンビニの売れ筋なんですね。

便利なもの、手間を省くことで不健康に

  • 弁当
  • サンドイッチ
  • 菓子類
  • アイスクリーム
  • 清涼飲料水
  • スイーツ

いずれも、砂糖と添加物でいっぱいです。

消費者が望むものが薄毛の原因になっている

一見コンビニが悪いように見えますが、実は違うのです。

コンビニは、売れるものを揃えることで成り立っていますから、これらを望む消費者に問題ありってことなんです。

脂漏性の人が増える理由が変わる

上記のような食品を望む消費者が多いのですから、そりゃ、皮脂が多いように感じていらっしゃる人も多いでしょうし、脂漏性湿疹や皮膚炎になってしまう人も多いのが理解できますね。

最近、本当に脂漏性気味の人が増えています。

ご自身の選んでいるものや、方法でなってしまっているのですから目も当てられません。

もう少しで良いので、情報を斟酌できる目を養って欲しいですね。

2012年8月31日金曜日

皮脂は薄毛の原因ではありません(101)

皮脂に関して言えば、

  • 皮脂を取るシャンプーで
  • 皮脂を取るようなことをすると

└毛を無くしますよ

頭皮を洗っては駄目?

と、私が、メールマガジンを発行し始めた1999年当時から、ずっと訴え続けていますが、中々ご理解いただけないようですね。

当時、このことをメルマガで配信すると、「頭を洗ったら駄目なのですか?」と言うような電話をいきなり頂きました。

名前も名乗らず、いきなり「頭を洗ったら駄目なのですか?」と電話の向こうからおっしゃるのです。

皮脂を取るこを訴えるとシャンプーが売れる

ほんと、ビックリしますよね。いきなりですから。

それだけ、衝撃的だったのだろうと感じましたし、一生懸命になって、皮脂を取っている人も多かったのでしょうね。

まあ、皮脂を取ることを訴える方が、シャンプーや育毛剤を売ったり、育毛法を提供するのに都合が良いのです。

「皮脂を取ったら禿げる」と言うよりも
「皮脂を取らないと禿げる」と言う方がシャンプーは売れますよね。

毛穴は詰まらない

「毛穴が詰まって育毛剤が入らない」と言う方が、育毛剤を売っているところにとっては訴えやすいし、 特別なケアが必要に感じますからサロンにとっても都合が良いのです。

育毛サロン・シャンプーメーカー・美容業界は仲間

こう言った都合があるので、1990年くらいから、育毛サロンやシャンプーメーカー、美容業界に関連していらっしゃる方々が、皮脂を問題の根本にしてしまっているのですから、中々修正が効きませんよね。

現在でも、大手の育毛サロンでは、「皮脂が毛穴に詰まっている」として、ご相談者を勧誘していますから、皮脂に関する情報が改まるとは考えづらいです。

皮脂を取ると脂漏性湿疹・皮膚炎になるかも

せめて、このブログを読んでいる人だけでも、皮脂に対して正常な認識を持って欲しいものです。

聞くところによると、NHKでどこかの大学教授が「薄毛の原因の一つに皮脂を上げていた」そうな?

脂漏性湿疹の人が増えている理由が、分かるような気がします。

2012年7月26日木曜日

皮脂が多い人はあまりいない(100)

先日、皮脂が少ないのに、多いと勘違いしているご相談者の方(30歳代前半男性)がいらっしゃいました。ほんと、こんな人が多いのです。

皮脂が多いからと洗髪のし過ぎは危ない

この方の場合は、皮脂が少ないのに皮脂の分泌が悪いと思い込んでいて、一生懸命になって洗髪していたのが問題だったのです。

50歳前の私と比べても、皮脂の分泌が半分程度しかないのですから相当少ないです。

女性にも皮脂が多いと訴える人が増えてきた

この男性だけではありません。

最近は、女性のご相談者で皮脂が多いと訴えられる人が増えてきました。

よくよくお話を聞いていると、皮脂の分泌自体は多くはなく、少ないくらいなのにベタツクのですね。最近、こんな女性が増えています。(男性にも増えている)

頭皮がべた付くのは皮脂を取り過ぎるから

どうして、皮脂の分泌が少ないのにベタツクか?理由は人様々ですので、「一概にこうだ」とは言えません。

皮脂を取ることを繰り返すと脂漏性湿疹・皮膚炎になる

が、こんな女性の場合、今のまま数年すると、脂漏性湿疹と言う難治性の皮膚疾患になってしまう可能性があるので、怖いと思った方が良いです。

貴女の体質や食生活や習慣的に行っているヘアケアを振り返ってみて下さい。

脂漏性湿疹・皮膚炎は薬で治らないし長期のケアが必要になる

薬じゃ治らないし(毛を無くすこともあり得る)、ケアをしていても長期にわたるケアが必要だし、頭皮の状態がよくならないと毛は増えないしで、にっちもさっちも行かない状態が何年も続きます。

皮脂を取ることを始めた場合に、何年も経ってから発症してくるので原因が分からなくなるのですね。

2012年7月12日木曜日

メールマガジンについて(99)

メールマガジン育毛法を探るコツ

私は以下のようなメールマガジンを発行しています。
今号で190号になります。

最初の頃は、毎週発行していたのですが、仕事が忙しくなり、毎週発行が難しくなって、2週間に1回の配信に修正して190号になります。

育毛に関するメールマガジンは1999年か2000年頃から

実は、私がメールマガジンを発行し始めたのは1998年からです。この頃は、健康系のものを書いていました。

育毛や薄毛に関するメールマガジンは、1999年~2000年頃から発行しています。

メルマガ発行者としてのキャリアは、現状の発行者の中ではかなりの古株になってしまいました。

ノウハウがない時代

初めて育毛や薄毛に関するメルマガを発行した時は、何をどう書いて良いのか分からず、初回発行後3ヶ月か4ヶ月で終わってしまった記憶があります。

今のように、メルマガの書き方やノウハウのようなものは、全く無かった時代ですから、仕方がないと言えば仕方がないですが・・・

内容にブレがない

このメルマガで、3作目だと思いますので、トータルで300号くらいは書いていると思います。

約300号書いた中で、内容的にぶれていないのは、頭皮が大事だと言うことです。

  • 皮脂の取り過ぎは禿げる
  • シャンプーとシャンプー法が大事
  • 頭皮が本来の状態に戻ってからが育毛
  • 育毛法は人により違う

今のところ、メルマガの発行を止めるつもりはありませんが、2週間に1回でも難しいと感じるときがあります。でも、頑張って500号まではなんとか行きたいですね。