2015年4月18日土曜日

50歳代の女性のご相談者の話(130)

先週、50歳代の女性の方がご相談にいらっしゃいました。特に体の内部に問題はありませんが、更年期が始まっているらしいので、効果につながりにくい年代です。

が、このこと自体は、この女性の場合には大きな問題ではありませんでした。

一番の問題は、髪の痛みが激しいこと

その為、コーティング処理をするヘアケアでないと髪がまとまらない上に、乾かすときにドライヤーを当てながら、髪を引っ張るように櫛を通すことが悪かったのです。この2つが大きな問題でした。

元々弱っている頭皮なんですから、髪の毛を引っ張れば頭皮が見えるようになってしまいます。ここで、いつも文句ばかりで、あまり有益な情報を出してしないので一つ良い情報を。

髪の毛を引っ張るように櫛を通すと薄くなる

髪を引っ張るように櫛を通すと、分け目の広がりがさらに広がります。洗髪後にセットする時は、できるだけオールバック気味に乾かして、髪を立てるようにして乾かして下さい。

左右に引っ張るようにセットすると、分け目を広げてしまいます。

そして、朝にセットする時も髪を櫛で引っ張るのではなく、櫛でふんわかさせながらドライヤーを毛と毛の間に当てながらセットして下さい。

櫛で髪をひっぱると頭皮が伸びる

要は、櫛で髪を引っ張ると、頭皮も引っ張られて弱っている頭皮が伸びてしまうのです。

結果として、段々と分け目が広がり、分け目が目立つ薄毛になるわけです。

と言っても、やはり頭皮を正常に戻してあげて、痛みのない毛の部分が伸びてくるのを待つ方が本来良いのですね。 女性が求める「その時効果」は、ロクでもないことにつながりやすいのです。

2015年4月2日木曜日

脂漏性湿疹・皮膚炎じゃなく、荒れているだけ(129)

前回は女性の話ですが、今回は相談室にいらっしゃった男性のお話です。この男性も皮膚科に通っていたのだが、全く改善する兆候が出なかったのでご相談にいらっしゃったのです。

脂漏性湿疹・皮膚炎じゃなく、荒れているだけ

荒れている人向けのケアで、あっけなく痒み・赤み・フケが無くなってしまいました。前回の女性と今回の男性は、相談室にいらっしゃった方々です。

メールでのご相談者の中には、美容院での頭皮のケアで、脂漏性湿疹か皮膚炎にしてしまったのじゃないのか?と思われるような女性のご相談がありました

フケが出ていて、頭皮が匂うし、赤っぽいらしいです。

美容院での育毛のケアは目的が違う

この女性が通われていた美容院は、実は美容業界では比較的有名な、ベ●●ュ●ン●サロン加盟店なんです。

話には、時折ご相談者から聞いていましたが、やはり、頭皮を綺麗にすることが中心らしいです。

と言うことは、脂漏性湿疹・皮膚炎だけでなく、頭皮に異常をもっていらっしゃる女性の潜在的人口は、無着無茶多いってこと???

恐ろしい世の中になってきましたね。

そういえば美容院でのヘッドスパで悪化

美容院でのヘッドスパは、本当のヘッドスパではありません。やっている内容をお聞きすると、あくまでの髪の毛を綺麗に魅せる為に行っているようなのです。

現代の女性の頭皮は弱っているので、美容院でのシャンプー剤やトリートメント剤を入れたヘッドスパをすると、かなりの確率で頭皮を痛めます。

先日も美容院でのヘッドスパで、頭皮の皮膚を削り取るくらいに痛めで、触るだけで激痛が走る頭皮にしてしまった方がご相談にいらっしゃいました。

ゴシゴシ洗うから嫌だとおっしゃる方もいる

美容の世界での洗髪は、ほとんどのお店は新人さんが行います。よく洗う必要があると教えられていますから、かなり強めに頭皮を洗うようです。

女性のご相談者の中には、美容院での洗髪を嫌がる方が結構いらっしゃいますから、相当強く洗っているのだと思います。これでは、頭皮が弱っている方にとっては地獄以外の何物でもないだろうと推察できますね。

結構美容院絡み・病院絡みの相談が多いので、美容師さんや医師がおっしゃることを真に受けないで欲しいですね。

2015年3月7日土曜日

頭皮が荒れているだけで脂漏性湿疹・皮膚炎?(128)

先週、ご来室下さった女性の方の話です。


お電話でのご予約の際、皮膚科で脂漏性湿疹・皮膚炎と言われたらしく、「5年以上も頭皮が赤くなって、痒みとフケで悩んでいる」と聞いていたので、「どんなひどい状態なんだろう?」と思っていたら、単に、皮膚が荒れていただけでした。


え~っと思うでしょう?


皮膚科医に、それも5年の間に何軒か皮膚科を回って、脂漏性湿疹・皮膚炎と診断されていたのですから。


私も思いました。

頭皮が赤くてフケがあって痒みがあれば脂漏性湿疹皮膚炎?


でも、ホントに多いのです。頭皮が赤くて痒みがあってフケが出ていれば、脂漏性湿疹とか皮膚炎と診断される場合がです。


念の為、この女性には、相談室にお越しになるまで、あることだけをするよう助言していたのです。


すると、痒みは「10」だったレベルが「1」レベルまで落ちたと言うではありませんか?


だから、「皮膚が荒れていただけ」と分かったのです。


何年もの間行っていた脂漏性湿疹・皮膚炎の治療は、何だったのでしょうね?

2015年2月7日土曜日

使ってはいけないクルクルドライヤー(127)

使ってはいけないドライヤーと言うのがあります。

何だと思います?次のような状態になるドライヤーのことです。


温風の出口を地肌に近づけて使うようなことはしては、頭皮を痛めるのでいけないのです。

クルクルドライヤーは毛の生育を悪くする


と言うことは、クルクルドライヤーは毛の生育を悪くするドライヤーだってことですわ。

普通のドライヤーは、乾かすと言う目的の為に使うのなら頭皮を痛めませんし、頭皮の冷えを防ぐことになるので、反対に毛の生育には良いです。


ここからは、私の予測・想像の話です。(と言っても間違っていないと思います)

市販の整髪料やセット用のミストも悪い


クルクルドライヤー以外にも問題なのは、髪をセットするときに市販の整髪料やセット用のミストを使うこと。


これらに使われているのは、界面活性作用のあるもののはずなので、熱と反応して髪のたんぱく質の変性を促すのでは?と思っています。

界面活性剤と熱が反応してタンパク質変性を起こす


クルクルドライヤーの熱は、地肌近くにモロに当たりますし、ミストなんかだと細かい霧になるので髪だけでなく頭皮にも付着します。


その為、髪を痛めるけど、頭皮をも痛めてしまうのでは?と推察しています。


洗髪後に市販のリンスやトリートメントを使っていたのなら、当然のように残留していますから、ドライヤーの熱で界面活性剤が反応して髪と頭皮の痛みを促進させます。

リンスインシャンプーが一番いけない


そうなんですね。


ドライヤーを使うことで薄毛の原因の一つを潰せますが、リンスやトリートメントを使っていると駄目だってことなんです。リンスインシャンプーが一番駄目なんですね。

2014年12月11日木曜日

フィナステリド・ミノキシジルは毒以外の何物でもない(126)

先日、体験者情報に煽られて、育毛に失敗された人がご相談にいらっしゃいました。
「抜け毛が減る」ことと「数ヶ月以内に回復した」と言う体験者情報に騙されたと嘆いていらっしゃいました。
本当は、抜け毛が減れば将来に生え替わってくる毛の本数が減っていきますし、数か月で増えるのは作用や負担が大きい証拠ですね。

フィナステリドとミノキシジル製剤の情報でした。

私のところにご相談にいらっしゃった時には、体の調子も変だったようですし、頭皮は赤く、変な出来物がつむじ周辺に5個くらい出来ていました。
で、フィナステリドとミノキシジルを止めて、私のところでケアを始めて2ヶ月ですが、出来物が消えて、頭皮も青白くなりつつあります。

薬を止めると心身が健康になる

それにもまして朝の目覚めが良くなって、疲れが翌日に持ち越さなくなったと喜んでいらっしゃいました。
毛を触ると心なしかハリと腰を感じるようになっているので、この人の育毛の方向が全く間違っていたと言えますね。

薄いから薬が効くと限らない

男性で薄いからと言う理由で、薬を飲めば良いとか医薬品を使えば良いなんて大きな間違いだと分かりますね。
どう見ても男性ホルモンバリバリのように見えませんし、反対に弱々しい感じの方ですから、フィナステリドやミノキシジルでは心身の負担として強過ぎたのでしょうね。
「医薬品は毒だ」と言うのが、証明されたような事例でした。

2014年12月4日木曜日

メールのマナーくらい守りましょうよ!

メールのマナーと言いますか、他人にものを尋ねる際のマナーを知らない人が多いですね。

問い合わせのメールを出して、「どんな対応をするのか」を試しているのかもしれませんが、問い合わせをする側も「どんな人なのか」を試されているのかを知らないのでしょうか?

企業人は、基本的に忙しいです。暇を持て余しているわけではありません。

だから、返事を出さないといけないメールと、どうでも良いようなメールをより分けているのです。

このどうでも良いようなメールの代表的なものが、どこの誰か名乗らないものです。

そして、「●●は駄目なのですか?」と、お問い合わせ下さるのは良いにしても、その理由を書かない場合です。

  • どこの誰か分からない人から「●●は駄目なのですか?」と問い合わせ下さった場合と
  • 「埼玉の山田と言います。○○と言う理由があるので、●●は駄目なのでしょうか?」と問い合わせ下さった場合と

この2つを比べた時、読者のみなさんだったら、くそ忙しい時に返信に時間を割くのはどちらでしょうか?

普通の企業人なら、後者には返信は書いても、前者には書かないですね。

私の場合、返信を書かないのは、あまりにもかわいそうだと思うので、「どこの誰で、理由を書くのがマナーですよ」と返信だけはします。

ただし、どこの誰か名乗らなくても、返信がくれる場合があります。それは、返信を出すことで、売り上げにつながる可能性のある場合です。

掲示板やQ&Aサイトのように、公に公開されるわけではなのだから、「どこの誰か」くらいは名乗った方が良いことが多いってことです。

2014年11月28日金曜日

ヘアサイクルについて(124)

先日、私のブログのアクセス解析を見ていて、非常に気になったことがあります。
それは、ヘアサイクルについて書いているサイトが目立つようになってきたことです。何故ヘアサイクルについて書いているのか?とよくよく調べてみると、育毛剤のリピートを促すために書いているのですね。

ヘアサイクルとは生まれ替わるサイクル

どのサイトも(と言っても2つくらいですが)、「ヘアサイクルは半年なので」と書いていました。この半年と言う期間は、どこから来たのでしょうか?それとヘアサイクルって、意味を分かって書いているのでしょうか?
たぶん、たいていの人は、肌サイクルについては知っていると思います。お肌のサイクルと言った時、お肌の生まれ変わるサイクルを言いますよね。
とすれば、たぶんこれらのサイトで書かれているヘアサイクルとは、髪の生まれ変わりを言っていると考えられます。

毛の生まれ替わりじゃ3年~5年前後

とすれば、半年で髪が生まれ変わるのかどうかです。こんなことはあり得ません。半年で髪が生まれ変わるなら、毎日560本くらい毛が抜けることになるのですから。
こんなサイトを信じると痛い目にあうのですね。

育毛剤をリピートして欲しい

一見、ヘアサイクルって書いているから、いかにも専門的なことを分かった上で書いているように感じますが、本当は、育毛剤をリピートして買って欲しいから書いている のに過ぎないのです。
今は、こんなサイトが本当に多いです。< br/> だからこそ、
  • どこの
  • 誰で、
  • 電話連絡が取れるか
  • 何をしている人が書いているのか
これらの分からないサイトは、信用するに値しないですね。

2014年11月1日土曜日

「自然治癒力」と「発毛」(123)

「自然治癒力」と「発毛」について、あるメールマガジンを読んで、とても疑問に感じました。

メールマガジン名は言えませんが、発毛に必要なことを書いているマガジンらしいですが、2号見た限りではウイッグのことしか書いていませんでした。

脱毛症と薄毛は全く違う

そして、関連するサイトを拝見しましたところ、脱毛症と薄毛を一緒くたに書いているのですね。

円形脱毛症やびまん性脱毛症は、いきなり脱毛してしまい生えなくなるですから脱毛症ですし、発毛する必要は出てきます。

脱毛症は回復力がすさまじい

そして、回復する時には毛のないところに発毛してきて、それも以前の毛と同じ状態の毛が発毛してきますから、その回復力はすさまじいものがあります。

でも、これが中々できないのですね。だからこそ、多くの円形脱毛症やびまん性脱毛症の人は、病院ショッピングをするのです。

薄毛は長くかかり段々と

ところが、普通の薄毛の人は、いきなり脱毛して薄くなるのではなく、その前に長い長い経過期間があります。

何年にも渡る長い経過期間を経てから、抜け毛が急増する時期があり、薄くなる場合が多いのです。(抜け毛が急増しない場合もあります)

結果、毛の寿命も太さも、ゼロになってしまっている毛穴もあります。そんな状態の部位が、例えばM字の毛のない部位なわけです。

進行するにも年月がかかりますから、回復するのにも年月がかかるのが普通なのです。

毛の寿命と太さ

円形脱毛症やびまん性脱毛症の場合は、寿命や太さがゼロになったわけではないので、毛が無くなったところに発毛してきます。

が、普通の薄毛の、例えばM字になった毛の無くなっている部位の中で、寿命も太さもゼロになっている部位からはほぼ100%の確率で戻りません。寿命も太さもゼロだからです。

自然治癒力で発毛しない

以上のように見てみると、「自然治癒力で発毛する」と言う表現はどうもおかしいな?と思いますよね。少なくとも、自然治癒力で発毛するのは、 円形脱毛症やびまん性脱毛症のような脱毛症に限られますし、ましてや、体内のホルモンの働きを活発化させたりするのは、当然のことながら自然ではないと言うことですね。

2014年10月15日水曜日

毛に対する執着度が違う(122)

人それぞれ毛に対する執着度が違いますよね。

毛を育てる素質が弱いのに執着度が強いと、効果や結果優先で製品・方法を選ぶので不幸としか言いようのない状態になります。

事実としても、私の知っている限りでは執着度の低い人の方が改善度が高いのです。毛に執着しない人の方が改善率が高いって不思議ですよね。

毛に対する執着度が低い人の方が改善する

男性と女性では執着度は違いますし、男性でも異常なほど執着する人もいればそうでない人もいます。女性でも同様です。

私は、あまり執着しない方です。 「無くなったら無くなったで良いか」なんて思いながら、今指導している育毛法に取り組んだら増えてしまった。と言うのが正直なところです。

私のところでケアを行っている人でも、毛に対する執着度の低い人の方が経過は良いのですね。

執着しない人はプロセスを大切にする

執着しない人は、「これだけの費用を使ったのだから、これだけの効果を」とは、あまり考えないようです。

それよりも、常々助言しているプロセスを確認しながら、淡々とケアを続けられます。このプロセスって言うのが、ご自身の変化なんです。

プロセスは小さい変化

実は、小さい変化で、毛が増える変化ではなく、中には抜け毛が増える場合もあり、毛が少なくなりながら出てくる変化もあるのですが、最終的に増えていく方に変わる確率が非常に高い変化なのです。

比較的順調に推移する人は、このプロセスを確実に踏んでいくのです。

結果重視の人は失敗する

執着心の強い人は、たいてい結果重視でしか見ませんので、ご自身の変化ではなく、発毛するとか見違えるような効果や短期間での効果にしか目がいかないようです。

プロセスを見ないし、踏もうとしないので、必ず途中で挫折するか自己流に走り助言を聞きません。

そして、他人様のことを参考にして上手くいかないのです。

2014年7月27日日曜日

費用に見合う効果を求めるが・・・(121)

どうしても私たちは、お金を使っていると、使った金額に応じた結果を求め勝ちです。

たぶん、小さい時から、そんな習慣が身に染み付いているからでしょう。

「あなた」は変わらない

が、お金を使おうが、使わないでおこうが、変わらないものがあります。
それは、「あなた」自身です。

例えば、お金を使ってセンスの良い服を買えば、見た目には一見センスが良いようには見えます。

が、本当の「あなた」の中身は変わっていないですよね。変えようと思っても、根本的な気質のようなものは変えようがありません。

人は個体差があって当たり前

これって、実は育毛の効果の出方も一緒なのです。毛を作る力・育てる力には個体差があります。

その個体差と言うのは、その人の素質の差のようなもので、変えることは出来ないのです。

「あなた」自身はお金で変えられない

この素質の差は、いくらお金を使っても変えられないのです。

同じようにお金を使っても、思ったように効果につながりやすい人もいるけど、中々思ったようにならない人もいるのです。

2014年5月30日金曜日

1日3食か2食か?(120)

1日3食食べている人が、いきなり小食(1日2食)にすると、必ず体がフラフラしたりします。

たくさん食べることに体が慣れてしまっていて、食べないと栄養を吸収できない胃腸になっているからです。

時間をかけて小食にする

少しずつ1年くらいの時間をかけて、ゆっくりと小食の習慣に変えていき、食べるものも変えて行くと少ない食事でも十分動けるようになるし体も軽くなってきます。

育毛の為には、どんなものを食べるかが大事なのです。

白砂糖を含むものや揚げ物・加工食品やファーストフード・コンビニ食に偏っていると低栄養価だし偏った栄養を摂ることになるので、1日2食にしてもあまり意味がありません。

お薦めの食事内容

  • 季節の野菜や果物で、無農薬栽培・自然栽培のものが一番良い。季節のものが一番栄養価が高く生命力も高いので、栄養素以外に酵素や抗酸化物を吸収できる
  • 自然海塩やオリーブオイルやエゴマ油等で生野菜を摂ることで、ミネラルとビタミン・元気を貯蔵するのに役立つ
  • 大豆製品・卵・魚介類を中心にして、鶏肉・豚肉・牛肉を順番に摂ることで偏りが無くなる
  • 発芽玄米を摂ることで、1日2食にしても十分栄養を摂ることができる

こんな食習慣にしていると、少ない食事でも胃腸が十分働いて吸収してくれます。

その上、育毛にも役立ちます。

現状の出来上がっている体の仕組みを変えるのは、ことほか時間と手間がかかりますから(最短でも半年以上)、焦らず上記の食習慣を1日2食で続けて下さいませ。

機械や人形じゃないですから、当然と言えば当然ですけど。

2014年5月24日土曜日

ご相談を受けていて感じること(119)

ネット上のデマのような情報に煽られている人が非常に多いです。
特に多いのが、掲示板やyahoo知恵袋・教えてgoo等々のQ&Aサイトです。

答えが決まっていることなら良いのですが、薄毛や育毛は非常に個体差や性差があるので、こう言ったQ&Aサイトに質問して「教えて貰おう」と考えることに無理があります。

その人の問題によりフケの対処法は3つか4つある

例えば、「フケが出て困っています。良いシャンプーを教えて下さい」と言う質問があった場合、たいていの場合、フケ用のシャンプーが推奨されます。

が、実はフケが出るのには、体の内部に問題がある場合もあれば、頭皮の問題(要は使うシャンプーの問題)である場合もあり、皮膚の病気でフケが出ている場合もあるのです。

その人のフケが、どんな理由で出ているのかが分からないと良いケア法は出てこないのです。

Q&Aサイトの回答は人のことは考慮に入らない

ところが、Q&Aサイトでの回答を見ていると、「自分が良かったから」とか「どこかで良いと言っていた」とかフケで悩んでいる人のことを全く考慮せずに推奨しているのですね。

これって(フケの場合)、皮膚科医の先生でも同じようなことを助言することが多いので、多くの人はフケにはフケ用のシャンプーが良いと思わされているのです。

薄毛の悩みも人により大きく違う

また、「薄毛で悩んでいます。どうしたら良いか教えて下さい」ってな質問が投稿されることもあります。

薄毛って言っても男性と女性では捉え方が違いますし、薄毛自体の捉え方を間違っていることも多いので、回答に書かれる内容は「これやったら、この人にはやばいかもしれない」と感じるようなものが推奨されることが多いです。

美容師さん・理容師さんは皮膚の仕事をしていない

特に、これらの回答を美容師さんや理容師さんが書いている場合には非常に危険です。理由は、美容師さんや理容師さんは、皮膚のことを仕事にしているのではないからです。だから、ヘッドスパで痛めにあっている人もいます。

掲示板は伝言ゲームになっている

そして、掲示板なんかだと、どこかで書かれていた事が伝言ゲーム的に書き込まれることが多いのです。

例えば、私は西暦2000年頃に発行していたメールマガジンで以下のように書きました。

「皮脂を取り過ぎるようなシャンプーをしてはいけない」

この一文を読んだ読者の方から「洗ってはいけないのですか?」と言うようなお電話を頂いた記憶があります。

「皮脂を取り過ぎるような」と限定しているのに、読者の方の頭の中には「シャンプーをしてはいけない」が強烈に映っているのですね。

気になった部分だけが独り歩きする

そうなると修飾区が飛んでしまい、「洗ったら駄目らしい」と言う様な情報だけが一人歩きし始めるのです。

掲示板やQ&Aサイトに書き込まれる内容や回答は、たいていの場合情報の元々の発信元ではありません。必ず、どこかで捻じ曲がっていたり、発信者にとって都合の良いように書き換えられているものです。

本当のことは発信元にある

良い情報・「あなた」に必要な情報に辿りつくには、元々の発信元に行かないと駄目ってことですね。

そしてそして、その発信元の人が「どこ」の「誰」で「何をしている人」かが分かれば、情報の良し悪しの判断がしやすくなるはずですよ。

2014年5月5日月曜日

ご相談を受けていて感じること(118)

ご相談をお受けしていますと、結果優先で製品や方法を選んでいる人が本当に多いのがわかります。

そりゃ、どんな製品を使うにしても方法を採るにしても、費用がかかるのですから結果に繋がらないことは誰もしたくはないです。

結果しか望まない人は応用が効かない

が、結果しか望んでいない人は、はっきり言って応用が効きません。

何故、結果に繋がっていったのか本当のところが分かっていませんし、出た結果が続かないと駄目なこともお分かりではないようです。

人により素質が違い環境が違う

薄くなる人は、その人自身の素質として薄くなりやすい場合もあり、その人の環境やお仕事や性格的なことから薄くなりやすい場合もあるので、一度結果に結びついてもほぼ100%の確率で再度薄くなる時がきます。

継続する改善が必要

だから、一度薄毛を改善できてもそれで終わりではなく、改善が継続しないと駄目なわけです。

ここで、私を例にあげてみます。

私の場合、薄くなりかけた頃にこの仕事に出会って、自分で使ってみて今はフサフサです。約15年くらい前のことですから、今までに回復したけど再度薄くなりかけたことは何度もあります。

何度もありますがその度に回復して、今では30歳台の前半の頃よりも多くなっています。

未来に可能性がある方法を積み重ねる

何故、こんなことが出来てきたのか?と言うと、常に未来に可能性がある方法を積み重ねてきたからです。

通常、人は結果しか求めないので、結果が出てしまえば止めてしまいます。

何度もやり直しが効く

が、薄毛の人の場合は、上記に書いたように一度結果に結びついても再度薄くなることが多いのですから、何度でもやり直しが効かないと駄目なわけです。

何度でもやり直しが効くにはどうすれば良いのかと言うと、常に本来のご自身の頭皮の状態を維持できるようにすれば良いのです。

維持するケアと増やすケア

私の場合だと、私がケアに使っているシャンプーでの洗髪は3日に1回で、洗髪する時のみ少しだけケアを行い水に気を使います。その他の日は湯シャンしますが水だけには気を使います。

これだと、シャンプーなんかは1年以上持ちますし他の製品もほとんど使わないので、月平均して3,000円程度しか費用はかかりません。

これだけですが、頭皮が駄目になってしまうわけではないので、「あれ、なんか最近調子が悪い!」と感じた時や「あれ、最近この辺が透けてきた!」と感じた時に ケアを基礎からやり直します。

すると、大体半年くらいで元のように戻り、尚且つさらに毛が増えていくように感じますね。

結果優先の人は頭皮をダメにして時間がかかる

ところが、結果だけを優先してケアを行っている人は、頭皮を駄目にしてしまっているので頭皮を回復するのに手間と時間がかかりますし、結果に結びついてくるのにも時間がかかるので中々上手くいきません。

だから、常に未来に可能性が残る方法を採って欲しいのですね。

私のところでケアをしていらっしゃる人なら、どのようにするのかご助言しますのでメールかお電話を下さいね。

2014年4月24日木曜日

体の内部に問題のある女性の方の話(117)

女性の薄毛の原因は、体の中に問題がある場合が多いです。どんな問題かって?○に問題があるのです。

「○」を具体的に、こんなところで書くと、無茶苦茶な方法を教える人が出てきて、体を壊す女性が出てくるので書かないでおきます。

体の中に原因がある場合は年月がかかる

ご相談をお受けして、ヘアケア製品や生活習慣に問題があると分かった場合は比較的簡単に回復してきます。が、体の中に問題がある場合は、中々難しいです。

ケアの効果が明らかに出てきているのに、毛が増える方に中々向かないのですね。

それが分かっているので、そのような女性には「1年や2年では無理ですよ。あせらず続けて下さいね」と一番最初に助言しますし、経過の途中でもしつこいくらいに助言します。

短期間で止める女性が多い

が、女性に特有なことなんですが、いくらしつこく助言しても聞いてくれない人が多いのです。効果が出ているのに、だいたい1年か2年くらいで「結果に繋がらない」と言って止めてしまいます。

毛を作る力が弱い人

元来、体の中に問題を抱えている人は、毛を作る力が弱い場合が多いのです。弱いからこそ急がずに淡々と続ける必要があるのに、他人様の結果を真似しようとして痛い目に会っています。

時間かけてちゃんと取り組めば上手くいく

ところが、ご自分のことをちゃんと理解して取り組む女性は、思いのほか上手くいくことが多いのですね。

だから、常々他人様のことではなく、「“あなた”のことを知って下さい!!」と主張してご相談を承っているのです。

体の中に問題があって毛を育てる力が弱い人は、結果をあせらずに改善していくプロセスを地道に辿って下さい。

2014年4月6日日曜日

やっぱり医師は薬を使うのがお好き(116)

2009年2月末のTV番組「世界で一番受けたい授業」から。

この時の「世界で一番受けたい授業」の中で、薄毛や髪のことをテーマにして某国立大学の教授が講師として授業をしていました。

結論から言うと、「現実の育毛の世界にそのまま取り入れるとやばい!でしょう。」と言うのが本音です。

薄毛の原因は男性ホルモンと還元酵素だけじゃない

原因を男性ホルモンと還元酵素に特定していますし、シャンプーのやり方を言うだけで、シャンプーの質には全く触れていませんでした。

その為、「画期的な育毛剤が出来た。」とフィナステリド=プロペシアを推奨していました。

医師はヘアケア製品を知らない

そればかりか、一番問題のあるリンスを推奨していましたから、医者はヘアケア製品の処方設計や成分的なことは知らないのだろう、と言うことがよく分かりました。

ってことは、医師が開発したシャンプーがあれば、それはウソを言っていると判断した方が良いようですね。

医師が開発したシャンプーではなく、名前を貸しているだけなんでしょう。(薬事法違反にはならないのかな?)

TV番組は参考にならない

この時は、フットボールアワーの岩尾望さんが出演していました。岩尾さんは、某シャンプーのプロジェクトに参加して、どこかの病院で育毛の治療していたらしいのですが、一時薬の影響で少し増えていたのに、この時はつむじ周辺がまた少し薄くなってきていたように思いました。

一般の人からすると、「世界で一番受けたい授業」なのかしれないけど、私らからすると「全くもって何の役にも立たないな。」と言う感じです。

大学病院の脱毛外来で痛めに遭う

ちなみに、この時出演していた某大学教授の病院には脱毛外来があります。

私の相談室には、この外来に相談に通院していた女性の方がいます。良い薬を出してくれる皮膚科を紹介され、通ったらしいのですが、そこで頭皮を無茶苦茶にしてしまったらしい。

医師は薬=毒が大好き?

やっぱり医師は、薬が好きなようです。昔は、薬よりも患者の体を診て触って養生法を指導して、それから必要最低限の薬を少し出すのが医師だったのに。

こんなことをご相談者の方から聞いていると、医師って病気や体の仕組みは知っているが、人間を知らないのだなと感じてしまいます。

患者を診て触って聴くのが必要では?

もう少しちなみに、全ての薬を否定しているわけではありません。命を救うためには必要な薬もあります。

患者を「診て」「触って」「聴いて」をしないで、数字だけで薬ばかりに頼る治療を非難しているのです。

2014年3月21日金曜日

発毛させて失敗した人の話(115)

今回は、「発毛させて失敗した男性の話」です。
今から8年くらい前の話でしょうか。国産のミノキシジル製剤を使っていらっしゃって、毛が増えなくてご相談のお電話を下さった男性がいらっしゃいました。

ミノキシジル製剤を使っている

不思議なことに、ミノキシジル製剤を使っているのに頭皮に赤みもなく、痒みもなく、フケもない状態でした。

ただ、抜け毛は極端に少なくなっていて、ご本人は毛が増えないことに不思議に感じていらっしゃいました。

これって、無茶苦茶恐ろしい現象なんです。何故だかお分かりになるでしょうか?

ミノキシジル製剤は何に効くのか?

ミノキシジル製剤の目的を考えてみるとよく分かります。ミノキシジル製剤の目的は、血管を拡張させて、血を集めることで発毛させるのですよね。

だから通常は、頭皮が赤くなったり、炎症を起こしたり、痒みを感じるものなのです。

効かないから頭皮に異常が出てない

ところがこの方の場合は、頭皮に異常が出ていなくて抜け毛が極端に少ない状態でした。これってどういうことかと言うと、頭皮が薬が効かないくらいに弱っていて、それだけ弱っているので毛の生え変わりもほとんどなされなくなっているのです。

抜け毛が少ないと一気に抜けることがある

だから、頭皮に異常も出ないし、抜け毛もないのです。

こんな状態の人が、頭皮が回復し始めると血が巡り始めるので急激に抜け毛が増えます。と言いますか、何もしなくてもいずれ急激に抜け毛が増えるのです。

枯れてしまっている毛は蘇らない

それだけ枯れてしまっている毛が刺さっている状態なわけですから、ケアをしようがしまいが急激に毛が抜けてしまい見た目も急激に薄くなるのです。

だから、無茶苦茶恐ろしい現象なんです。

結局、この男性はそのことに耐えられなくて止めてしまいました。お力になれなくて申し訳なく感じましたが、枯れている毛は生き返らない上に、生え変わってくるには年単位で時間がかかるで無理強いするわけにも行きませんでした。

普通の薄毛と円形脱毛症・びまん性脱毛症は違う

発毛させてグングン成長するように生えてくれば良いのですが、円形脱毛症やびまん性脱毛症とは違いますからそんな効果は出そうと思っても出ないのですね。

こんな恐ろしい状態になる前に、ご相談して欲しく思います。

2014年3月14日金曜日

美容院で行う「ヘッドスパ」の危険性(114)

美容院で行う「ヘッドスパ」は目的を考えないから危ないのです。たぶん「たぶん、危ないだろう」と思ったので書いたところ、ヘッドスパが流行り始めてから、やはり出てきました。ヘッドスパの被害者と言いますか、頭皮を駄目にしてしまった人が。

男性でも女性でも危ない

今のところ、男性2名で女性で1名です。たった3名ですが、この1ヶ月の間に相談室にお越し下さった方々ですから決して少なくはありません。

女性の頭皮がボコボコしている

この中で一番状態が悪いのは女性の方です。この女性の場合、私が頭皮を見る限りでは、皮膚表面がボコボコしていてフケがたくさん出ています。

皮膚科に通ったけど良くならず

美容院で行ったヘッドスパで痛くなったので、慌てて皮膚科にも通ったらしいです。

皮膚科では
「ちょっと荒れていて、炎症も起こしているね」と診断されて、名前は忘れましたが薬を処方されたらしいです。

約3ヶ月くらい病院に通ったけど、全く良くならなかったので、ご相談にいらっしゃいました。

触るだけでも痛い

触るだけでも痛いし、お湯で頭皮を洗う時の水流でも痛いらしかったですね。

私のところでケアを始められましたが、1ヶ月経過して幾分頭皮の痛みが緩和されて楽になってきたと言います。

こじらせると余分な時間と費用がかかる

この女性の場合、あと1ヶ月か2ヶ月すると、頭皮の痛みは無くなるでしょうし、頭皮のボコボコ状態もあと4ヶ月くらいで元に戻るだろうと思われます。

それからが育毛ですから、目的を間違えるとこじらせてしまい、余分な日数と費用がかかってしまいます。

最近=ここ半年くらいですが、頭皮をこじらせている人が本当に増えてきました。

2014年3月6日木曜日

薄毛の原因探し??(113)

「原因を潰せば、薄毛を治すことができる」と信じて、原因探しに疲れている人が多いですね。

本当は、
・日々使ってきたものや
・“あなた”自身に問題があり、
それも6個以上のものが絡み合っているのですから、多くの場合、原因は特定できません。

原因探しに疲れ、間違った原因探しをする

先日も、若い男性のご相談者ですが、「もう原因探しに疲れました」とおっしゃっていました。

また、女性の中には、髪を綺麗に見せているヘアケア製品や美容院でのケアが問題になっていたり、その人の体の中に問題があるのに、全く関係ない原因探しをしている人もいるのです。

原因探しは良いのですが、全てのことを訳隔てなく候補にあげないといけません。そうすることで、はじめて問題点が浮かび上がってくるのですから。

間違った原因の特定と方法

まぁ、原因探しをしても、多くの人は間違ったことを原因と特定してしまい、間違った方法を採っているからよく出来ないのです。

問題点を把握して問題点を解決する

それよりも、“あなた”の問題点を把握して、問題点を解決していく方が効果的ですね。

例えば、シャンプーが原因だとしても、シャンプーを止めてしまうわけにはいかない人も多いでしょう。こんな時は、シャンプーで出てきている問題点をケア法で解決していくのです。

お分かりになるのでしょうか?ケア法って中々難しいですよね。だから、間違えない為にもご相談して欲しいのです。

2014年2月2日日曜日

頭皮が綺麗過ぎる薄毛(112)

昨年12月の中ごろに、お電話を頂きました。その内容は
「最近、頭皮が臭うんです。」
「だからシャンプーを変えてみようと思って」
と言うものでした。

その人の薄毛に状態に合わせた製品と使い方が必要

女性からのお電話でした。私は「売ってくれ」と言われても、「ハイどうぞ」とは売りません。理由は、使う側の経過や症状によって、使う製品も変わってくるし使い方も変わるからです。

過去ご購入希望者の方に、自由に選んで頂いたことがありましたが、100%の確率で必要な製品を使わずに、不必要な製品を効果の出ない使い方をしていました。

育毛サロンで皮脂を取り育毛剤を浸透させるケア

だから、この女性にも根掘り葉掘りとお聞きしました。よくよくお話を聞いてみると以下のようでした。

  • 薄くなったので1年半程度育毛サロンに通っていた
  • とりあえず髪は戻った
  • その後この半年くらいは、サロンには通わずにその育毛サロンのシャンプーや育毛剤を使っている

で、育毛サロンでのケアはどんなものなのか?をお聞きしました。
「皮脂を取り除いて、育毛剤を浸透させる」
とおっしゃっていました。

綺麗過ぎる頭皮は臭うようになる

たぶん、この女性の頭皮は非常に綺麗だと思いますね。綺麗過ぎるくらいでは?と推察します。この女性が通っていた育毛サロンと同じ育毛サロンに通っていた人の頭皮を3人程度見たことがありますが、非常に綺麗でした。

綺麗にし過ぎているから、臭うようになるのですね。何故綺麗にし過ぎると臭うようになるのでしょうか?不思議に思うでしょうが、人間は機械や人形じゃないってことですね。

皮膚常在菌の繁殖と排泄物

頭皮を綺麗にするとか育毛剤の浸透を促すには、皮脂を取ることが必要です。ところが、皮脂は人間の体を守る分泌物なので取れば再度分泌されて分泌量が増えてきます。増えた皮脂は皮膚常在菌の餌になり常在菌の排泄物で臭うようになるのです。

頭皮を綺麗にするケアで効果に繋がると後々苦労する

この女性の場合、たまたま効果に繋がっているから非常に性質が悪い状態です。

だって、ご本人は育毛サロンでおこなったケアや、今使っている育毛サロンの製品に問題があったのが分かっていないのですから。

効果が出ているから良いのではなく、効果は出たけどこれからの3年~5年くらいが怖い段階なんですね。

効果・結果だけしない見ないから失敗する

結果しか見ない・認めない・求めないことの大きな弊害です。

たまたま出てきた結果が良かっても、そのプロセスが分かっていないと、いろんな症状が出てきた時に修正できないのです。

頭皮が疲れると疲れた髪しか育たない

要は、育毛剤を効かすケアが効果に結びついたけど、頭皮自体はヘタヘタに疲れてしまっている状態なんです。

頭皮がヘタヘタに疲れてしまっていると言うことは、これから生え変わってくる毛はヘタヘタに疲れた毛にしか育たない可能性が非常に高い ってことなんですね。

予測するしかありませんが、この女性は頭皮に元気が残っている段階でサロンに行ったのでしょう。

だから、まだ育毛剤を効かすケアに反応するだけの力が、頭皮に残っていたのです。だから、結果に結びついたのだと思います。

頭皮を綺麗にするケアの怖いのは脂漏性湿疹・皮膚炎に繋がる可能性があるから

ただ、頭皮が臭っているままで今のケアを続けたり、再度育毛サロンに通い始めると、今度は毛が回復するどころではなく、下手をすると「毛を無くす」か「脂漏性湿疹・皮膚炎」になってしまう可能性を高く持っています。

結果しか求めない、結果主義の恐ろしさですね。

何のトラブルにも見舞われないことを祈るしかありません。

2013年7月26日金曜日

育毛剤の現実を知って下さい(111)」

本当に育毛剤で、頭皮を駄目にしてしまっている人が急増しています。そりゃ、育毛剤で何とか出来りゃ簡単なことはないです。

ミノキシジル系の育毛剤で頭皮をダメにする

私がこの仕事を本業とし始めて、約15年の歳月が経過します。

中でも一番困難だと感じるは、ミノキシジルの付け薬を付けている人や飲み薬を飲んでいる人です。

あくまでも、一番困難だと言うだけで、他の育毛剤の効果に頼っている場合には問題ないのではありません。

ミノキシジル製剤以外の育毛剤も問題なんです。
もしかすると、100人のうち何人かには効果があるのでしょうが、駄目な人の場合はミノキシジルよりはマシだけど、やはり困難な部類に入ります。

育毛剤の効果は薄毛を治す効果ではない

たぶん、育毛剤には訴えているような効果はあるだと思います。でも、その効果は薄毛を治す効果ではないのです。

だから、発毛しているのに、抜け毛が減っているのに毛が無くなっていくのです。

育毛剤の事実と現実を知って下さい

1999年に国産のミノキシジルの育毛剤が発売され、爆発的な売り上げを上げたけど、薄毛人口は爆発的に減らずに爆発的に増え、かつ、難治化した頭皮の人が爆発的に増えたのです。

あくまでも、私のところに寄せられるご相談を見る限り、頭皮の状態が難治化している人は、男性女性に関わらずミノキシジル製剤を使っているか、 少なくても育毛剤の効果で何とかしようとしてきた人ばかりです。

育毛剤の事実・現実を知って下さい。

育毛剤の使えないような頭皮で使うから頭皮をダメにする

ただし、絶対に間違って欲しくないのは、だからと言って育毛剤の全てを否定しているのではない。と言うことです。

育毛剤を使って難治化するのは、【育毛剤を使えないような、駄目な頭皮で使うから】と言う前提があります。

例えば、“あなた”が、薄毛になっていない時の頭皮で育毛剤を使えばちゃんと効くのです。

育毛剤を有効に使えるかどうかは、育毛剤で頭皮を駄目にしてしまうのかどうかは、“あなた”がどんな育毛方法をとるのかにかかっています。