2014年4月6日日曜日

やっぱり医師は薬を使うのがお好き(116)

2009年2月末のTV番組「世界で一番受けたい授業」から。

この時の「世界で一番受けたい授業」の中で、薄毛や髪のことをテーマにして某国立大学の教授が講師として授業をしていました。

結論から言うと、「現実の育毛の世界にそのまま取り入れるとやばい!でしょう。」と言うのが本音です。

薄毛の原因は男性ホルモンと還元酵素だけじゃない

原因を男性ホルモンと還元酵素に特定していますし、シャンプーのやり方を言うだけで、シャンプーの質には全く触れていませんでした。

その為、「画期的な育毛剤が出来た。」とフィナステリド=プロペシアを推奨していました。

医師はヘアケア製品を知らない

そればかりか、一番問題のあるリンスを推奨していましたから、医者はヘアケア製品の処方設計や成分的なことは知らないのだろう、と言うことがよく分かりました。

ってことは、医師が開発したシャンプーがあれば、それはウソを言っていると判断した方が良いようですね。

医師が開発したシャンプーではなく、名前を貸しているだけなんでしょう。(薬事法違反にはならないのかな?)

TV番組は参考にならない

この時は、フットボールアワーの岩尾望さんが出演していました。岩尾さんは、某シャンプーのプロジェクトに参加して、どこかの病院で育毛の治療していたらしいのですが、一時薬の影響で少し増えていたのに、この時はつむじ周辺がまた少し薄くなってきていたように思いました。

一般の人からすると、「世界で一番受けたい授業」なのかしれないけど、私らからすると「全くもって何の役にも立たないな。」と言う感じです。

大学病院の脱毛外来で痛めに遭う

ちなみに、この時出演していた某大学教授の病院には脱毛外来があります。

私の相談室には、この外来に相談に通院していた女性の方がいます。良い薬を出してくれる皮膚科を紹介され、通ったらしいのですが、そこで頭皮を無茶苦茶にしてしまったらしい。

医師は薬=毒が大好き?

やっぱり医師は、薬が好きなようです。昔は、薬よりも患者の体を診て触って養生法を指導して、それから必要最低限の薬を少し出すのが医師だったのに。

こんなことをご相談者の方から聞いていると、医師って病気や体の仕組みは知っているが、人間を知らないのだなと感じてしまいます。

患者を診て触って聴くのが必要では?

もう少しちなみに、全ての薬を否定しているわけではありません。命を救うためには必要な薬もあります。

患者を「診て」「触って」「聴いて」をしないで、数字だけで薬ばかりに頼る治療を非難しているのです。

2014年3月21日金曜日

発毛させて失敗した人の話(115)

今回は、「発毛させて失敗した男性の話」です。
今から8年くらい前の話でしょうか。国産のミノキシジル製剤を使っていらっしゃって、毛が増えなくてご相談のお電話を下さった男性がいらっしゃいました。

ミノキシジル製剤を使っている

不思議なことに、ミノキシジル製剤を使っているのに頭皮に赤みもなく、痒みもなく、フケもない状態でした。

ただ、抜け毛は極端に少なくなっていて、ご本人は毛が増えないことに不思議に感じていらっしゃいました。

これって、無茶苦茶恐ろしい現象なんです。何故だかお分かりになるでしょうか?

ミノキシジル製剤は何に効くのか?

ミノキシジル製剤の目的を考えてみるとよく分かります。ミノキシジル製剤の目的は、血管を拡張させて、血を集めることで発毛させるのですよね。

だから通常は、頭皮が赤くなったり、炎症を起こしたり、痒みを感じるものなのです。

効かないから頭皮に異常が出てない

ところがこの方の場合は、頭皮に異常が出ていなくて抜け毛が極端に少ない状態でした。これってどういうことかと言うと、頭皮が薬が効かないくらいに弱っていて、それだけ弱っているので毛の生え変わりもほとんどなされなくなっているのです。

抜け毛が少ないと一気に抜けることがある

だから、頭皮に異常も出ないし、抜け毛もないのです。

こんな状態の人が、頭皮が回復し始めると血が巡り始めるので急激に抜け毛が増えます。と言いますか、何もしなくてもいずれ急激に抜け毛が増えるのです。

枯れてしまっている毛は蘇らない

それだけ枯れてしまっている毛が刺さっている状態なわけですから、ケアをしようがしまいが急激に毛が抜けてしまい見た目も急激に薄くなるのです。

だから、無茶苦茶恐ろしい現象なんです。

結局、この男性はそのことに耐えられなくて止めてしまいました。お力になれなくて申し訳なく感じましたが、枯れている毛は生き返らない上に、生え変わってくるには年単位で時間がかかるで無理強いするわけにも行きませんでした。

普通の薄毛と円形脱毛症・びまん性脱毛症は違う

発毛させてグングン成長するように生えてくれば良いのですが、円形脱毛症やびまん性脱毛症とは違いますからそんな効果は出そうと思っても出ないのですね。

こんな恐ろしい状態になる前に、ご相談して欲しく思います。

2014年3月14日金曜日

美容院で行う「ヘッドスパ」の危険性(114)

美容院で行う「ヘッドスパ」は目的を考えないから危ないのです。たぶん「たぶん、危ないだろう」と思ったので書いたところ、ヘッドスパが流行り始めてから、やはり出てきました。ヘッドスパの被害者と言いますか、頭皮を駄目にしてしまった人が。

男性でも女性でも危ない

今のところ、男性2名で女性で1名です。たった3名ですが、この1ヶ月の間に相談室にお越し下さった方々ですから決して少なくはありません。

女性の頭皮がボコボコしている

この中で一番状態が悪いのは女性の方です。この女性の場合、私が頭皮を見る限りでは、皮膚表面がボコボコしていてフケがたくさん出ています。

皮膚科に通ったけど良くならず

美容院で行ったヘッドスパで痛くなったので、慌てて皮膚科にも通ったらしいです。

皮膚科では
「ちょっと荒れていて、炎症も起こしているね」と診断されて、名前は忘れましたが薬を処方されたらしいです。

約3ヶ月くらい病院に通ったけど、全く良くならなかったので、ご相談にいらっしゃいました。

触るだけでも痛い

触るだけでも痛いし、お湯で頭皮を洗う時の水流でも痛いらしかったですね。

私のところでケアを始められましたが、1ヶ月経過して幾分頭皮の痛みが緩和されて楽になってきたと言います。

こじらせると余分な時間と費用がかかる

この女性の場合、あと1ヶ月か2ヶ月すると、頭皮の痛みは無くなるでしょうし、頭皮のボコボコ状態もあと4ヶ月くらいで元に戻るだろうと思われます。

それからが育毛ですから、目的を間違えるとこじらせてしまい、余分な日数と費用がかかってしまいます。

最近=ここ半年くらいですが、頭皮をこじらせている人が本当に増えてきました。

2014年3月6日木曜日

薄毛の原因探し??(113)

「原因を潰せば、薄毛を治すことができる」と信じて、原因探しに疲れている人が多いですね。

本当は、
・日々使ってきたものや
・“あなた”自身に問題があり、
それも6個以上のものが絡み合っているのですから、多くの場合、原因は特定できません。

原因探しに疲れ、間違った原因探しをする

先日も、若い男性のご相談者ですが、「もう原因探しに疲れました」とおっしゃっていました。

また、女性の中には、髪を綺麗に見せているヘアケア製品や美容院でのケアが問題になっていたり、その人の体の中に問題があるのに、全く関係ない原因探しをしている人もいるのです。

原因探しは良いのですが、全てのことを訳隔てなく候補にあげないといけません。そうすることで、はじめて問題点が浮かび上がってくるのですから。

間違った原因の特定と方法

まぁ、原因探しをしても、多くの人は間違ったことを原因と特定してしまい、間違った方法を採っているからよく出来ないのです。

問題点を把握して問題点を解決する

それよりも、“あなた”の問題点を把握して、問題点を解決していく方が効果的ですね。

例えば、シャンプーが原因だとしても、シャンプーを止めてしまうわけにはいかない人も多いでしょう。こんな時は、シャンプーで出てきている問題点をケア法で解決していくのです。

お分かりになるのでしょうか?ケア法って中々難しいですよね。だから、間違えない為にもご相談して欲しいのです。

2014年2月2日日曜日

頭皮が綺麗過ぎる薄毛(112)

昨年12月の中ごろに、お電話を頂きました。その内容は
「最近、頭皮が臭うんです。」
「だからシャンプーを変えてみようと思って」
と言うものでした。

その人の薄毛に状態に合わせた製品と使い方が必要

女性からのお電話でした。私は「売ってくれ」と言われても、「ハイどうぞ」とは売りません。理由は、使う側の経過や症状によって、使う製品も変わってくるし使い方も変わるからです。

過去ご購入希望者の方に、自由に選んで頂いたことがありましたが、100%の確率で必要な製品を使わずに、不必要な製品を効果の出ない使い方をしていました。

育毛サロンで皮脂を取り育毛剤を浸透させるケア

だから、この女性にも根掘り葉掘りとお聞きしました。よくよくお話を聞いてみると以下のようでした。

  • 薄くなったので1年半程度育毛サロンに通っていた
  • とりあえず髪は戻った
  • その後この半年くらいは、サロンには通わずにその育毛サロンのシャンプーや育毛剤を使っている

で、育毛サロンでのケアはどんなものなのか?をお聞きしました。
「皮脂を取り除いて、育毛剤を浸透させる」
とおっしゃっていました。

綺麗過ぎる頭皮は臭うようになる

たぶん、この女性の頭皮は非常に綺麗だと思いますね。綺麗過ぎるくらいでは?と推察します。この女性が通っていた育毛サロンと同じ育毛サロンに通っていた人の頭皮を3人程度見たことがありますが、非常に綺麗でした。

綺麗にし過ぎているから、臭うようになるのですね。何故綺麗にし過ぎると臭うようになるのでしょうか?不思議に思うでしょうが、人間は機械や人形じゃないってことですね。

皮膚常在菌の繁殖と排泄物

頭皮を綺麗にするとか育毛剤の浸透を促すには、皮脂を取ることが必要です。ところが、皮脂は人間の体を守る分泌物なので取れば再度分泌されて分泌量が増えてきます。増えた皮脂は皮膚常在菌の餌になり常在菌の排泄物で臭うようになるのです。

頭皮を綺麗にするケアで効果に繋がると後々苦労する

この女性の場合、たまたま効果に繋がっているから非常に性質が悪い状態です。

だって、ご本人は育毛サロンでおこなったケアや、今使っている育毛サロンの製品に問題があったのが分かっていないのですから。

効果が出ているから良いのではなく、効果は出たけどこれからの3年~5年くらいが怖い段階なんですね。

効果・結果だけしない見ないから失敗する

結果しか見ない・認めない・求めないことの大きな弊害です。

たまたま出てきた結果が良かっても、そのプロセスが分かっていないと、いろんな症状が出てきた時に修正できないのです。

頭皮が疲れると疲れた髪しか育たない

要は、育毛剤を効かすケアが効果に結びついたけど、頭皮自体はヘタヘタに疲れてしまっている状態なんです。

頭皮がヘタヘタに疲れてしまっていると言うことは、これから生え変わってくる毛はヘタヘタに疲れた毛にしか育たない可能性が非常に高い ってことなんですね。

予測するしかありませんが、この女性は頭皮に元気が残っている段階でサロンに行ったのでしょう。

だから、まだ育毛剤を効かすケアに反応するだけの力が、頭皮に残っていたのです。だから、結果に結びついたのだと思います。

頭皮を綺麗にするケアの怖いのは脂漏性湿疹・皮膚炎に繋がる可能性があるから

ただ、頭皮が臭っているままで今のケアを続けたり、再度育毛サロンに通い始めると、今度は毛が回復するどころではなく、下手をすると「毛を無くす」か「脂漏性湿疹・皮膚炎」になってしまう可能性を高く持っています。

結果しか求めない、結果主義の恐ろしさですね。

何のトラブルにも見舞われないことを祈るしかありません。