2013年7月26日金曜日

育毛剤の現実を知って下さい(111)」

本当に育毛剤で、頭皮を駄目にしてしまっている人が急増しています。そりゃ、育毛剤で何とか出来りゃ簡単なことはないです。

ミノキシジル系の育毛剤で頭皮をダメにする

私がこの仕事を本業とし始めて、約15年の歳月が経過します。

中でも一番困難だと感じるは、ミノキシジルの付け薬を付けている人や飲み薬を飲んでいる人です。

あくまでも、一番困難だと言うだけで、他の育毛剤の効果に頼っている場合には問題ないのではありません。

ミノキシジル製剤以外の育毛剤も問題なんです。
もしかすると、100人のうち何人かには効果があるのでしょうが、駄目な人の場合はミノキシジルよりはマシだけど、やはり困難な部類に入ります。

育毛剤の効果は薄毛を治す効果ではない

たぶん、育毛剤には訴えているような効果はあるだと思います。でも、その効果は薄毛を治す効果ではないのです。

だから、発毛しているのに、抜け毛が減っているのに毛が無くなっていくのです。

育毛剤の事実と現実を知って下さい

1999年に国産のミノキシジルの育毛剤が発売され、爆発的な売り上げを上げたけど、薄毛人口は爆発的に減らずに爆発的に増え、かつ、難治化した頭皮の人が爆発的に増えたのです。

あくまでも、私のところに寄せられるご相談を見る限り、頭皮の状態が難治化している人は、男性女性に関わらずミノキシジル製剤を使っているか、 少なくても育毛剤の効果で何とかしようとしてきた人ばかりです。

育毛剤の事実・現実を知って下さい。

育毛剤の使えないような頭皮で使うから頭皮をダメにする

ただし、絶対に間違って欲しくないのは、だからと言って育毛剤の全てを否定しているのではない。と言うことです。

育毛剤を使って難治化するのは、【育毛剤を使えないような、駄目な頭皮で使うから】と言う前提があります。

例えば、“あなた”が、薄毛になっていない時の頭皮で育毛剤を使えばちゃんと効くのです。

育毛剤を有効に使えるかどうかは、育毛剤で頭皮を駄目にしてしまうのかどうかは、“あなた”がどんな育毛方法をとるのかにかかっています。

2013年6月2日日曜日

ニキビ(にきび)や肌荒れの原因にヘアケア製品があるのを知る

私の仕事は、おもに育毛関係のコーチで、美容に関してはその延長線上で行っています。

つい先日、育毛でお世話をさせて頂いている方が、相談室にいらっしゃったところ、妙に明るく見えたのです。

なんでだろう?
と思って、よくよく見てみると、その方のお肌のキメが整ってきていて、お肌の色が非常に綺麗になり、以前あったニキビが消えて、肌荒れも無くなっていたのです。

男性で、23歳の方です。
「何かしたのか、していたのを止めたのか」をお聞きしたのですが、何もしていないし、特に止めたとか始めたものはない、とのこと。

強いて言えば、育毛のケアを行っているので、ヘアケア製品を変えたことくらいだとおっしゃいます。

この方お一人ではありません。
他にも、おでこにニキビのあった方10名くらいですが、みなさん綺麗にニキビが消えています。

たぶん、市販のヘアケア製品に使われている洗浄成分やシリコン等のコーティング処理剤・カラーや縮毛矯正に使われる薬剤には、タンパク質変性作用があり、お肌の弱い人にはニキビや肌荒れの原因になるのでしょう。

触れるだけでも駄目なので、ヘアケア製品の使い方にも気を付けないといけないのですね。化粧品を使うだけでは、ニキビや肌荒れを良くできないのです。

発毛されるケアは効果があっても危険が多過ぎる(110)

今から5年くらい前でしょうか?
「抜け毛を無くして発毛させる」サロンに通われている方がご相談にいらっしゃいました。

抜ける毛の中身の推移を見れば良いのか悪いのか分かる

私のところにご相談にいらっしゃるのですから、当然上手くいっていないわけです。

そのサロンに1年くらい通った頃に、部屋の掃除をしていると薄茶色で細くて弱弱しい毛ばかりが部屋に落ちていて、びっくりしたそうです。

そこで、そのサロンにクレームを付けて、残っていた1年分の費用を返金してもらったとのこと。

それから、私のところにいらっしゃったのでした。

頭皮がおかしいから毛もおかしい

実際に拝見しましたが、頭皮が澱んだような色をしていて、確かに生えている毛は薄茶色で軟毛化していました。

私のところでケアを始めました。1年くらいで、黒い少し太めでしっかり目の毛が育ち始めましたが、中々戻らないですね。

やっぱり、発毛させるケアは、危ないってことでしょう。

今は、この方はご自宅のみでケアを行っていますが、中々戻らないのに苛立っていました。

でも、最初に比べれば、天と地ほどの差の回復なんですけどね。

2013年5月23日木曜日

抜け毛が減っても毛が増えるとは限らない。抜け毛が減るのは生え変わりが減ること。(109)

2008年の8月頃にご相談にいらした女性のお話です。30歳代前半の方でした。ちなみに、この女性は、現在も私のところでケアをされています。

薄毛の進行には段階がある

女性の薄毛・育毛のご相談には非常によくある相談なので、女性の読者の方には参考になるのでは?
以下は、この女性の訴えです。

  • 5月に沖縄に行った
  • 日に良く焼けた為か帰宅後急激に抜け毛が増えた
  • 7月頃には、抜け毛が一段落した
  • が、毛のボリウムが減り
  • 細い毛ばかりになってしまい、
  • 髪質が変わってしまった。

薄毛になっていく4番目の段階を過ぎて、すぐにご相談にいらしたのですね。

抜け毛が急増して抜け毛が減る段階になると時間がかかる

「抜け毛が減ったのに、毛が戻らない」のが悩みだったそうです。

私は、次のようにお答えしました。「抜け毛が減ったのは、一段薄毛が進行して、毛の生え代わりが落ちたからですよ。」「だから、ちゃんと本来の毛が生え代わるようにしてあげないと毛は戻りませんよ」と。

通常、多くの女性は、抜け毛が増えることを嫌います。
何故でしょうか?

抜け毛は増えて薄くなるけど・・・・

宣伝や広告で「抜け毛が増える=薄くなる」と思い込まされているからです。

まぁ、実際に4番目の段階で抜け毛が急増して薄くなるので、そのように思い込んでいるのは分からないではないです。

が、抜け毛が減るのは「毛の生え代わりが落ち込む」ことでもあるので、この女性のように、抜け毛が減って毛の量も減って毛の量を回復できなくなっていくのです。

抜け毛が減る=生え変わりが落ち込むこと

今回の女性の場合、まだまだ慢性状態になる前の段階だったので、抜け毛が減っていたことはそんなに悪い状態ではありませんでした。

だから、半年程度で毛に腰と張りが出てきて、1年程度で少し良い状態に回復する傾向が出てきました。

毛が本当に増える育毛は毛質までが良くなる

それに、髪質も良くなってきているので、先々が楽しみな状態になってきています。続けていけば、年齢を重ねる度に髪質も良くなり毛のボリウムも増していくだろうと予測できる状態になってきています。

ご本人は「もっと早くできないの!」と不満そうですが・・・・。

2013年3月28日木曜日

抜け毛を減らすと毛は生えなくなる(108)

以前、「抜け毛が急激に増えていて、何とかしたい」とおっしゃる20歳代の男性のご相談者がいらっしゃました。

抜け毛を減らすと一時的に増えることはある

よくよくお話を聞いていると、「抜け毛が減ると言うローションかオイル」を長年使っていたらしいですね。

そして、実際2年か3年の間非常に抜け毛が少なくて、髪の量も少し増えていたらしいです。

ところが、今年に入り、急激に抜け毛が増えだして毛の量も減りだし、怖くて洗髪ができなくなっていた、と言います。

そろ~り、そろ~り、と本当に抜けないように洗髪していたらしいです。

お湯を当てるだけで抜ける毛は刺さっているだけの毛

私の相談室では、最初はお湯だけで水流を当てて頭皮を洗います。

ほとんど刺激を与えないように洗うのですが、この男性の毛は水流を当てるだけでボロボロと抜けてしまうのです。

何もしていないのに、ボロボロと抜けますから、本当に、刺さっているだけの毛ばかりの状態です。

当然ですが、抜けた後には、何も生え変わってきていないのですから、急激に本数は減っていきますね。

抜け毛を減らすことはとても怖いこと

抜け毛を減らすことが、どれほど怖いことかを垣間見た瞬間でした。

このブログの読者の皆様も、どうか「発毛」や「抜け毛を減らす」を強調しているサロンや製品・方法に騙されないようにして下さいね。

2013年3月16日土曜日

ケアは早く取り組めば回復度も満足できる(106)

早く取り組むと、1年で本当に毛質が変わってきますし、毛質が硬くなってツルツルになって引き締まってきます。

つむじは見えなくなってきますが、が、まだまだ生え際と言いますか、「M字」の部分が良くなるには時間がかかります。

ちゃんと時間をかけてちゃんとケアをすればれば、生え際も少し発毛してきている部分が出てきて、ある程度戻るであろうと感じるようにはなってきます。

こうなってきてからが、一つの勝負で、勝つか負けるかはどれだけ続けられるかにかかってきます。

継続は力なんですね。

2013年1月19日土曜日

薄くなる時の経過:一番最初に現れる症状は何?(105)

薄くなる時に、一番最初に現れる症状は何でしょう?

「抜け毛が増えるからじゃないの?」とか、「抜け毛が急増するからに決まっているじゃない!」と考える人は普通の人ですけど、事実をちゃんと見ていません。

抜け毛が急増して「薄毛発症!」と言う症状が出ることが多いのですが、この時には相当状態が悪くて内部では進行していて、本当はもっと何年も前に前触れがあるものなのです。

まるで糖尿病のようですね。症状が表面に出てきた時には遅いって。

皆さんが好んで使っているヘアケア製品の中に、これらを感じさせないものが多いので、分からなくなっているだけです。

そして、「抜け毛が増えて薄くなる」のも本当は怪しい話なのです。

何せ、先入観や固定観念で、「毛が抜けること=薄毛になる」と、思わされている人が多いのですから。

その為、多くの人は、薄くない時には抜け毛を気にしていませんが、薄くなった時に抜け毛を気にし始めています。

抜け毛が多くなったから、気になり始めたのではなく、薄くなり始めたから抜け毛を気にするようになった、と言う方が当たっている人もいらっしゃるのです。

ただ、本当に抜け毛が急増して、薄くなる人もいらっしゃるのは事実です。

が、ここが薄毛のスタートラインではないことを理解しておかないと、育毛の効果で求めるものを間違えます。

ここからが本題中の本題です。

一番最初の薄毛になるであろうスタートラインは、『髪の毛が痛みやすくなること』なんです。

でも、この段階では、まだ100%薄毛になるわけではありません。何%かは分かりませんが、薄毛になる確率が少々出始めた段階です。

ここに、個別には違ういろんな原因がたくさん絡んで、何年も経ってから最終的に「抜け毛急増→薄毛」と言う変遷を辿るのです。

また、この段階を経ずに第二段階の頃から薄毛の一歩を踏み出す人もいらっしゃいますので、絶対ではないこともご了解下さいね。

ほとんどの人は、男性でも女性でも、小学生や中学生の頃くらいまでは、そんなに髪が痛んでいなかったはずです。

中学生になり異性を気にし始めたり、格好の良し悪しを気にし始めると、やたらとヘアケア製品を使い始めます。

シャンプーも、洗い上がりやスタイルを決めやすいものや、綺麗になりやすいものを選ぶようになるし、早い人だと中学生くらいの頃からカラーや縮毛矯正をするでしょう。

ワックスやムース・ジェル・ヘアスプレー等でセットしたり、リンスやトリートメントをしっかり使ったりし始めます。

これらのヘアケア製品の使い始めや、カラー・縮毛矯正のし始めの頃は髪もそんなに痛みません。

が、続けているうちに髪が痛んでくるので、その痛みを隠す為にさらにヘアケア製品を使う人もいるでしょう。

最初の頃は髪の表面が痛むだけですので、リンスやトリートメントをちゃんとしていれば、何とか痛みは気にならないで済むようにはなります。

ところが、これらを続けていくうちに、リンスやトリートメント・ヘアケア製品だけでは痛みを解消できなくなってきます。

自分では痛みを解消できなくなってくるので、今度は美容院でトリートメントをして髪の痛みを解消しようとします。

美容院でのトリートメントも最初の頃は良いのに、時間が経つにつれて取れやすくなってきます。

(髪質を良くすると訴えているのに、取れてくるっておかしいですね。)

ここまでの経過ってどういうことなのか、お分かりになりますでしょうか?

安価なヘアケア製品には安価な界面活性剤が、乳化剤やコーティング剤として使われています。その界面活性剤は髪表面を綺麗に見せるのは有効なのです。

が、髪が痛む理由は、洗髪で開いたキューティクルからコーティングする界面活性剤が髪内部に浸透して、髪の毛自体の質を悪くするからです。

界面活性剤のマイナス面である、たんぱく質変性をおこすのです。

髪を痛めると言うことは、髪より柔らかい頭皮をもっと痛めると言うことです。

痛んだ髪を隠すと言うことは、頭皮にも残留するので、界面活性剤が毛穴に入り込みやすいと言うことです。

そして、毛を作る組織が衰えてしまい、実の詰まっていない目の粗い髪しか作れなくなるのです。

結果として、最初は髪は痛むようになり、最終的に「目の粗い髪」で「痛みやすい髪」しか作れなくなっていきます。

かなり極端なことを書いていますので、上述に当てはまらない人もいらっしゃいます。そんな人でも、小学生や中学生くらいの頃は、市販のシャンプーは使っていらっしゃるでしょう?

女性の中には、上述したことそのままだ、と言う人もいらっしゃると思います。

薄くなり始める1年2年前に上述のことがあれば、まだ分かりやすいです。が、薄くなり始める3年~10年くらい前(もっと前のこともある)の話になるので、本当のことが分からない人が多いのですね。

「目の粗い髪」で「痛みやすい髪」しか作れなくなると、洗髪時に髪が水をたくさん吸うので、乾かすのに非常に時間がかかります。

中々乾かないからと、自然乾燥なんかしていませんでしょうね。

時間がかかっても、ドライヤーでちゃんと乾かして下さいね。ドライヤーでは髪や頭皮を傷めませんから。

ドライヤーの温風が髪を痛める、と言っていた人たちは、目の粗い髪しか作れなくなっているのを知らなかったのでしょう。

証拠に、私の相談室でケアをされる人の髪を見ていますと、最初は水を良く吸うので中々乾きません。

男性でも女性でも一緒です。

ケアを続けていくと、段々髪がしっかりしてきて硬くなる人までいて、ドライヤーを使うとすぐに乾くようになっていきます。

よくよく髪を見ると、髪と頭皮が水を弾いているのですね。だからタオルでふき取ると、半乾き状態になって、ドライヤーの温風を吹き付けるとすぐに乾くのです。

さすがに髪の長い女性はさっと乾くようにはなりませんが、それでも、最初に比べると半分以下の時間で乾くようになります。

髪の長い女性だとケアを始めて半年を越えると、痛みの激しいところ、そうないところの境目が分かるようになり、根本であればあるほどすぐに乾くので、薄くなる前にどれだけ髪にも悪く頭皮にも悪いことをしてきたのか、がよ~く分かります。

そうなんですね、薄くなる前兆として一番最初に髪の痛みがひどくなるのです。

こうなることで、薄毛になる一歩を踏み出すのですね。

ここに、個別には違ういろいろな原因が絡んで、薄くなっていく人が多いのです。

が、中には体の内部やその人の環境自体が主になっていて、髪が痛むことがないのに薄くなる人もいらっしゃいますので、全てが全てだとは思わないで下さいね。