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2022年5月28日土曜日

薄毛を脱毛症と呼ばないで!

 薄毛と脱毛症を同じように見る人が多くで困っています。

この2つは全く違う症状なので、薄毛なのに脱毛症が治る効果を求めていると、その効果で毛を無くすことにもなりかねません。

皮膚科学会も薄毛を脱毛症と言う

日本の皮膚科学会にしても、男性型脱毛症とか女性型脱毛症なんて言葉を使っているのですから、この言葉の間違いの元は根が深いです。

男性型女性型脱毛症の診療ガイドライン

日本の皮膚科学会が出した男性型女性型脱毛症の診療ガイドラインにて、症状の説明が記述されています。その中では薄毛のことを以下のように説明しているのに脱毛症と表現しているのです。

  • 生え替わりながら成長期が短くなって抜けていく
  • 成長期が短くなって抜けるから、休止期になり毛が生えていない毛包が多くなってくる
  • その過程で毛が軟毛化してく
  • その過程で毛が細くなっていく
  • その過程で成長しないで抜けるようになる

成長しないことが問題

この説明を聞けば、成長期が短くなって抜けるのだから脱毛症だ、とも言えなくありませんが、問題は抜けることにありませんよね。成長しないことが問題なのですよね。それだったら、男性型未成長毛症とか男性型薄毛と表現するべきものではないでしょうか?

本当の脱毛症とは

これを本当の意味での脱毛症と比べてみると分かります。分かりやすいのが、円形脱毛症やびまん性脱毛症です。

これらは、ストレス等の影響で頭皮の一部の血管が収縮して血がいきなり流れなくなりその血管が支配している毛細血管に血が流れなくなることで、その毛細血管から栄養を補給されている毛が、成長途中で一気に抜けてしまう症状です。

深い部位で血流制限が起きると大きな円形で抜け、浅い部位で血流制限が起きると小さい円形で抜けます。また、全体的に浅い毛細血管に血が巡らなくなりパラパラと抜けるのをびまん性脱毛症と言います。

これら、2つは自己免疫疾患の一つではないか?と言う説もあります。

薄毛と脱毛症は違うのですね。

薄毛と脱毛症は改善パターンも異なる

この違いは、改善する時にも大きな差となって出てきます。これについては次回お知らせします。

脱毛症いろいろ

これら以外にもいくつか脱毛症があります。

  • 細菌性の脱毛症

毛根に細菌が入り込んで毛を育てる組織を痛めるので、毛が抜けてしまい、次に生え替わってこない脱毛症です。

育毛相談WEBでは、一人だけ実例があります。

いらっしゃった時には、すでに皮膚科で抗生物質を処方された後だったの、細菌自体は毛根部分には生息していませんでした。

ただ、細菌がなくなったのに毛が生えないままの状態だったので、ご相談にいらっしゃったのでした。

ケアを始めて3年ですが、毛のなかった部位に硬毛が発毛してきてきますが、余程細菌による攻撃が強かったのか、なかなか伸びるようになりません。現在やっと触ればご自分でも毛があるのを感じるくらいにはなっています。

  • 脂漏性湿疹・皮膚炎による脱毛症

ご自分の分泌する皮脂の影響で、アラセチア真菌の繁殖がひどくなって、頭皮に炎症を起こして、結果毛が抜ける脱毛症です。

ご自分の分泌する皮脂が原因になっているだけに、なかなか治りません。

ご相談者の中には、簡単に考えている人も多く「難しいから、最低でも1年はケアだけでなく、食習慣や生活自体も注意しないと治らなくなりますよ」と助言しても、なかなか聞いて頂けません。

1年ちゃんとしたケアをすると、治る見込みが出るだけの人もいれば、治ってしまう人もいて、治るペースは様々です。

簡単ではないことだけは確かなので、指導通りにちゃんと取り組んで欲しいです。

ちなみに、皮膚科医の先生の中には、治らないと割り切って、薬を出すだけにしている先生方もいらっしゃいます。それだけ難しい皮膚疾患なのでしょう。

2022年5月14日土曜日

頭皮が赤い・かゆい(痒い)も清潔にし過ぎるから

 頭皮が赤いとかかゆい(痒い)も、清潔にし過ぎと洗い過ぎの結果です。

皮膚を構造を見ると、その理由がよくわかります。

上から

  • 表皮
  • 真皮
  • 皮下組織

になっていて、その表皮が以下のような多重層になっています。

表皮は多重層

表皮は多重層になっていますが、その厚さは、0.1ミリ~0.3ミリくらいととても薄いです。

  1. 皮脂膜
  2. 角質層
  3. 顆粒層
  4. 有棘(ゆうきょく)層
  5. 基底層

皮脂膜は脂の膜ですが、角質層も多重層(0.02ミリくらい)になっていて、小さい細胞がレンガのように揃いかつ多重に重なっています。そのレンガの隙間に接着剤のような役割をしているのがセラミドです。

皮膚の厚さはとても薄い

皮膚自体の厚さが0.6ミリ~3ミリくらいのものなので、洗い過ぎると削り取ってしまうことにもなりかねません。

特に、界面活性作用の強い活性剤で皮脂を取るべく綺麗に洗っていると、皮脂膜を取り去りますが、薄い角質層も削り取り痛めてしまいます

結果、皮脂の分泌量が増えて脂っぽくなり、角質層を痛めるのでフケ症になり、皮脂の分泌量が増えるので皮膚常在菌の繁殖が激しくなって匂いが出て炎症を起こし角質層を削り取ることで頭皮を傷めてしまうので、その修復の為に血が集まってきて赤くなり、修復の為にかゆく(痒く)なり、ろくなことがりません。

皮脂を取って清潔にすることが始まり 

頭皮は赤くなるもの、かゆく(痒く)なるのも、皮脂を取って清潔にする習慣で皮膚自体を痛めているからなのですね。

清潔にすることが、どれだけ頭皮を痛めて、頭皮のトラブルのもとになっているかのかお分かり頂けると思います。

この皮脂を取って頭皮を清潔にするケアが薄毛の大きな原因の一つになっているのがお分かり頂けますよね。

この清潔にする習慣が始まったのが、1990年代から。

当時、10社程度あった育毛サロンが、「毛穴が皮脂で詰まって毛が生えない・育たない。だから皮脂を取らないと禿げる」とマスメディアを通じて大々的に情報を拡散したのです。

皮脂を取るから薄毛人口が増えた

その結果、薄毛人口が減ったのかと言うと反対で、さらに薄毛人口が増え、低年齢化と女性にも薄毛人口が広がったのです。

低年齢化と女性にも薄毛人口が広がったのは、他にも原因があるのはありますが、この皮脂が毛穴に詰まるという話がなければ、相当減っていたのではないか?と思います。

あれから20年以上の歳月が経過して、毛穴が詰まっていると訴えていたサロンのほとんどが潰れてしまい、大手の2社のみが生き残っています(未だに毛穴が皮脂で詰まると訴えている)。

理美容室も毛穴に皮脂が詰まっていると言う

2019年現在では、理美容室の中にも毛穴が皮脂で詰まっているとか、シリコンが詰まるとか、角質が塞ぐとか、なんとか毛穴を詰まらせたり塞ぎたいような情報を流すところがあったりします。

そんなものよりも、カラーの方がよほど毛穴に詰まる可能性が高いです。ところが、理美容業界からそんな話を聞いたことがありませんね。

人のは皮膚呼吸する動物ではないのですが、毛穴には体温調節や体が乾燥しないように皮脂を分泌する機能等、人が自然環境の中で生きていくのに必要な役割を担っているのです。

そろそろ、本当のことに気づく時期にきているのではなでしょうか?


2022年4月29日金曜日

頭皮が匂う(臭う)は洗い過ぎ

ご相談者の中には、頭皮が臭いとか匂うとおっしゃる人もいます。フケがでていないように見えるのに、脂臭い匂いがすることがあるのです。

髪の毛がふんわり揺れたりした時に、ご自分の鼻に髪の毛が触れると匂うのですね。

皮膚常在菌の分泌物で臭う(匂う)

こう言った場合は、たいていの場合清潔にし過ぎにしていることが多いです。清潔にすれば良いのではなく、清潔にしているから皮膚常在菌の繁殖が激しくなり、その分泌物が匂うのです。

匂うから不潔だと思ってしまう人が多いですが、それは正反対。清潔にし過ぎていることで皮膚常在菌の繁殖が激しくなっているのが原因なのですね。

皮膚常在菌の繁殖が激しくなる

なぜ清潔にすると皮膚常在菌の繁殖が激しくなるのでしょうか?それは、皮脂の分泌量が増えるからと皮膚を弱酸性ではない状態にしてバランスを崩すからです。

皮膚には、おおまかに表皮ブドウ球菌・アクネ桿菌・黄色ブドウ球菌の3種類の常在菌が住んでいると言われています(もっと種類がありますが、キリがないので3種類くらいにしておきます)。

これら皮膚常在菌は、皮脂や汗を餌としています。表皮ブドウ球菌は、汗や皮脂を分解してグリセリンにして皮膚を乾燥から守り、脂肪酸に分解して皮膚表面を弱酸性にして他の細菌の繁殖と侵入を防いでいます。

清潔にするから弱酸性でなくなる

表皮ブドウ球菌が優勢である時は、問題がないのですが、皮膚表面が弱酸性でない状態になると他の細菌とのバランスが崩れ、黄色ブドウ球菌の繁殖が激しくなります。黄色ブドウ球菌はタンパク質をも分解するので、その分解物が匂うのです。

頭皮の皮脂を取るような習慣を続けていると、表皮ブドウ球菌を洗い流してしまい、一時的に弱酸性でない環境に置かれます。すると黄色ブドウ球菌の繁殖しやすい環境になるのですね。

そんな環境を毎日習慣的に作っていると、黄色ブドウ球菌の繁殖が激しくなり、タンパク質の分解物が匂うようになるのです。

頭皮が臭う(匂う)時は洗髪習慣の見直し

頭皮が匂うと思ったら、今までのご自分の洗髪習慣を見直す必要があります。

  • シャンプーで頭皮を洗わない。
  • シャンプーで頭皮をこすらない。
  • 頭皮を洗うのはお湯での洗髪を中心にする。
  • シャンプーは少量で髪の毛の梳き洗いだけにする。
  • すすぎはちゃんとする。

すすぎをいい加減にしているとシャンプー剤が残り別の皮膚トラブルに繋がります。

人と皮膚常在菌は共生関係

人の皮膚には皮膚常在菌がバランスよく住んでいます。人と皮膚常在菌は共生関係にありますから、不潔だからと洗い流してしまうような行為は、さらに頭皮のトラブルを引き起こす元にもなるのです。

洗髪方法を見直さずに清潔にしていないからだと思って、過激に洗い始めるとひどい頭皮のトラブルに見舞われるようになります。そうなると、なかなか頭皮のトラブルは治らなくなるので、本当に清潔にするのはダメだなぁっていつも思います。

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2022年4月17日日曜日

清潔にする習慣がフケ症の原因

育毛相談WEBで育毛のご相談を承り始めて20年以上の時間が経過しました。

そのご相談の中で一番多いのが、頭皮のトラブルです。

フケ症・臭う(匂う)・赤くなっている・痒み等々から、最悪なのが脂漏性湿疹や皮膚炎です。

頭皮を清潔に習慣に問題あり

これらのトラブルを抱えている人は、間違いなく頭皮を清潔にする洗髪法を長年続けていらっしゃいます。

皮脂を取り清潔にすると駄目なのは、以前の投稿でもお伝えしましたが、そんなことを知らずに、清潔にしていないからフケ症になっているとか、臭い(匂い)が出ているとか、痒くなっていると思っていらっしゃるのです。

でも、実はこの認識が間違っているのです。思い出して欲しいです。

皮脂を取るように清潔に洗髪を始めたのはいつから?

皮脂を取るようなシャンプーで毎日皮脂を取って清潔に洗髪をし始めたのがいつ頃からか?と言うことを。

皮脂を取るようなシャンプーを使っていても、髪の毛を中心に洗い頭皮の皮脂を取るような洗髪法を採っていなければ問題ありません。

反対に、皮脂を取るシャンプーでなくても、頭皮をマッサージしながら丹念に洗って皮脂を取るような洗髪法を採っていると良いことありません。

皮脂を取るシャンプー

皮脂を取るようなシャンプーとは、ほとんどの場合ドラッグストアで販売されているシャンプーと、皮脂を取ることが育毛に必要だと訴えているサイトもしくは清潔にすることが良いと訴えているサイトで販売されているシャンプーです。

頭皮を清潔にし始めた当初は、すっきりして気持ち良かったと思います。

毎日皮脂膜を取ると角質層を削り取る

ところが、それを続けていくと、毎日皮脂膜を取り去り、角質層を削り取るような洗髪法になるので角質が痛んできます。

痛んだ角質は修復する為に剥がれ落ちるようになります。これが激しくなってくるとフケ症になるのです。

清潔にしてないないからフケ症になっているのではなく、清潔にしているからフケ症になってしまうのです。

フケ症の頭皮は血行不良になる

毎日洗わないとフケが出て不潔に感じるような人は、頭皮があまりよろしくありません。

毎日洗わないとフケが出て不潔に感じるなら、相当角質層の生まれ変わりが激しくなっていて、頭皮にとってはかなりの負担がかかっていると言えます。負担がかかるようなヘアを長年続けていると、頭皮が疲れて血行が悪くなります。

すると今度は、フケこそ減ってきますが、毛の生え替わるサイクルも衰えてくるので、細い毛しか育たず、成長しない毛しか育たなくなり、抜け毛も減って毛の量も減るようになってきます。要は、頭皮が年齢以上に老化してしまうのですね。

こんな時の頭皮の色は、白いのは白いですが、乳白色に近い白さをしています。

ここまで来ると、毛を改善するには、相当な年月がかかるようになります。

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2022年2月7日月曜日

皮脂は人間の体を守る保護膜

 皮脂って何だと思いますか?

この言葉を知らない人の為に簡単に説明します。

皮脂とは「あなたの体を守っている保護膜」のことです。人間なら全ての人に備わっている保護膜です。

だから、この保護膜が無くなると人は生きていけません。生きて行けませんから、常に分泌されて人の体全体を保護しています。

お風呂に入ったあと、湯船から上がったらお肌が水を弾いているのは、皮脂膜で体が保護されているからです。

人の皮膚は何重にもなって体を守っています。乾燥から守っていますし、細菌からの侵入も守っています。

その中で、皮脂には天然の保湿剤としての役割もあります。

だから、取れば補充される機能が働くので、毎度毎度取っていると常に補充する機能が働くようになり、何もしないのに脂ぎった状態になりやすいです。

もし、今現在頭皮やお肌が脂っぽいとか脂ぎっているなら、皮脂を取って清潔にしてきた習慣が原因だと言えます。

皮脂とは体を守る為に必要な分泌物であるのに、1990年代の始めの頃から、育毛サービスを提供する何社ものサロンがテレビや雑誌等のマスメディアを通じて、「毛穴に皮脂が詰まって毛が生えてこなくなっているのが薄毛の原因だから、皮脂を取って頭皮を清潔にしないと禿げる。」と皮脂を薄毛の原因になっているような間違った情報を拡散したのです。

その影響もあり「禿げたくなければよく洗え。」と信じてしまい、毎日洗髪する習慣が根付いたのです。それまでは、多くの日本人は2日か3日に1回洗髪すればいい方だった(週に1回の人もいました)のにです。

結果、薄毛になる人口が減ったのではなく、反対に増えてしまい、現在では女性にまで薄毛人口が増えています。

また、皮脂を取れば保護する膜が無くなるので、再度分泌されます。そして、脂っぽくなっている人が増えたのです。

皮脂が多いから薄毛になったのではなく、皮脂を取るようなケアを続けてきたから薄毛になったのです。

弊社のご相談者にお話をお聞きすると、別に皮脂が多いわけでもないのに「脂っぽいです」とか「皮脂の分泌が多いと思います」とご自分のことを訴える人が多いです。

なぜ、そんな認識になっているのかと言うと、「皮脂が多いと薄毛になる。だったら、自分が薄毛になっているのはきっと皮脂が多いからに違いない」と思い込んでいるのです。

そんな方の頭皮を触っても皮脂はほとんど取れませんし、頭皮の温浴をしても皮脂はほとんど取れないことの方が多いのです。

宣伝やおかしな情報に、間違った認識を思い込まされているのでしょう。

そんな人ほど、元々は皮脂の分泌量が少ないタイプで皮膚の弱い人であったりしますから、その弱い保護膜を取るような習慣が薄毛の原因になっているのですね。

人の皮膚のことを無視した情報の被害者とでも言えるでしょう。

清潔にするのも善し悪しってことですね。

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2017年5月11日木曜日

ヘッドスパに関して(195)

ヘッドスパが難しいのは、現代の日本人の頭皮に問題があることが多いからとも言えます。

頭皮が痛い

これは、私の失敗経験です。
頭皮を洗った後に、頭皮が痛いと苦情を言われたことがあります。

私のところで、お湯のみで頭皮を洗うのを経験したことのなる方ならお分かりでしょうが、ゴシゴシ洗うようなことはしていません。

ましてやお湯だけで洗っています。

この時の洗髪後に溜まったお湯を見た時、ひどい泡立ちで、髪の塗っているカラー剤が取れてとても濁っていたのです。

過去、この方以上にいろんなものが取れたかたはいらっしゃいません。

頭皮がふやけている?

たぶん、皮膚=角質層がふやけ気味で柔らかくなっていて、とても剥がれやすくなっていたからではと今は想像しています。

異物による汚れも取れたけど、角質層も少し剥がした可能性があります。

もしかすると、このご相談者の方は、もともと頭皮が痛くて頭皮を洗うことをしていなかった可能性もあります。それだけ、頭皮が弱っている方が多いのでしょう。

頭皮が剥がれる

他にも、美容室でヘッドスパを受けて、本当に頭皮が剥がれてしまい、ひどい痛みを訴えられてるご相談者もいます。

この方は、皮膚科に通ったけど治らないので、私のところにご相談にいらしたのです。

水流を当てるだけで痛がるので、当初の半年くらいは何も使えず、ゆるく水流を流すだけしかできませんでした。

今で5年になりますが、痛みも無くなり本当に見違えるような頭皮に戻り毛も増えています。

今の日本人は、頭皮が弱っている人が多いので、清潔にする為のヘッドスパは絶対にやめた方が良いです。良く洗うことをしていると上記の2名の方のようになってしまいますよ。

2015年4月2日木曜日

脂漏性湿疹・皮膚炎じゃなく、荒れているだけ(129)

前回は女性の話ですが、今回は相談室にいらっしゃった男性のお話です。この男性も皮膚科に通っていたのだが、全く改善する兆候が出なかったのでご相談にいらっしゃったのです。

脂漏性湿疹・皮膚炎じゃなく、荒れているだけ

荒れている人向けのケアで、あっけなく痒み・赤み・フケが無くなってしまいました。前回の女性と今回の男性は、相談室にいらっしゃった方々です。

メールでのご相談者の中には、美容院での頭皮のケアで、脂漏性湿疹か皮膚炎にしてしまったのじゃないのか?と思われるような女性のご相談がありました

フケが出ていて、頭皮が匂うし、赤っぽいらしいです。

美容院での育毛のケアは目的が違う

この女性が通われていた美容院は、実は美容業界では比較的有名な、ベ●●ュ●ン●サロン加盟店なんです。

話には、時折ご相談者から聞いていましたが、やはり、頭皮を綺麗にすることが中心らしいです。

と言うことは、脂漏性湿疹・皮膚炎だけでなく、頭皮に異常をもっていらっしゃる女性の潜在的人口は、無着無茶多いってこと???

恐ろしい世の中になってきましたね。

そういえば美容院でのヘッドスパで悪化

美容院でのヘッドスパは、本当のヘッドスパではありません。やっている内容をお聞きすると、あくまでの髪の毛を綺麗に魅せる為に行っているようなのです。

現代の女性の頭皮は弱っているので、美容院でのシャンプー剤やトリートメント剤を入れたヘッドスパをすると、かなりの確率で頭皮を痛めます。

先日も美容院でのヘッドスパで、頭皮の皮膚を削り取るくらいに痛めで、触るだけで激痛が走る頭皮にしてしまった方がご相談にいらっしゃいました。

ゴシゴシ洗うから嫌だとおっしゃる方もいる

美容の世界での洗髪は、ほとんどのお店は新人さんが行います。よく洗う必要があると教えられていますから、かなり強めに頭皮を洗うようです。

女性のご相談者の中には、美容院での洗髪を嫌がる方が結構いらっしゃいますから、相当強く洗っているのだと思います。これでは、頭皮が弱っている方にとっては地獄以外の何物でもないだろうと推察できますね。

結構美容院絡み・病院絡みの相談が多いので、美容師さんや医師がおっしゃることを真に受けないで欲しいですね。

2015年3月7日土曜日

頭皮が荒れているだけで脂漏性湿疹・皮膚炎?(128)

先週、ご来室下さった女性の方の話です。


お電話でのご予約の際、皮膚科で脂漏性湿疹・皮膚炎と言われたらしく、「5年以上も頭皮が赤くなって、痒みとフケで悩んでいる」と聞いていたので、「どんなひどい状態なんだろう?」と思っていたら、単に、皮膚が荒れていただけでした。


え~っと思うでしょう?


皮膚科医に、それも5年の間に何軒か皮膚科を回って、脂漏性湿疹・皮膚炎と診断されていたのですから。


私も思いました。

頭皮が赤くてフケがあって痒みがあれば脂漏性湿疹皮膚炎?


でも、ホントに多いのです。頭皮が赤くて痒みがあってフケが出ていれば、脂漏性湿疹とか皮膚炎と診断される場合がです。


念の為、この女性には、相談室にお越しになるまで、あることだけをするよう助言していたのです。


すると、痒みは「10」だったレベルが「1」レベルまで落ちたと言うではありませんか?


だから、「皮膚が荒れていただけ」と分かったのです。


何年もの間行っていた脂漏性湿疹・皮膚炎の治療は、何だったのでしょうね?

2014年3月14日金曜日

美容院で行う「ヘッドスパ」の危険性(114)

美容院で行う「ヘッドスパ」は目的を考えないから危ないのです。たぶん「たぶん、危ないだろう」と思ったので書いたところ、ヘッドスパが流行り始めてから、やはり出てきました。ヘッドスパの被害者と言いますか、頭皮を駄目にしてしまった人が。

男性でも女性でも危ない

今のところ、男性2名で女性で1名です。たった3名ですが、この1ヶ月の間に相談室にお越し下さった方々ですから決して少なくはありません。

女性の頭皮がボコボコしている

この中で一番状態が悪いのは女性の方です。この女性の場合、私が頭皮を見る限りでは、皮膚表面がボコボコしていてフケがたくさん出ています。

皮膚科に通ったけど良くならず

美容院で行ったヘッドスパで痛くなったので、慌てて皮膚科にも通ったらしいです。

皮膚科では
「ちょっと荒れていて、炎症も起こしているね」と診断されて、名前は忘れましたが薬を処方されたらしいです。

約3ヶ月くらい病院に通ったけど、全く良くならなかったので、ご相談にいらっしゃいました。

触るだけでも痛い

触るだけでも痛いし、お湯で頭皮を洗う時の水流でも痛いらしかったですね。

私のところでケアを始められましたが、1ヶ月経過して幾分頭皮の痛みが緩和されて楽になってきたと言います。

こじらせると余分な時間と費用がかかる

この女性の場合、あと1ヶ月か2ヶ月すると、頭皮の痛みは無くなるでしょうし、頭皮のボコボコ状態もあと4ヶ月くらいで元に戻るだろうと思われます。

それからが育毛ですから、目的を間違えるとこじらせてしまい、余分な日数と費用がかかってしまいます。

最近=ここ半年くらいですが、頭皮をこじらせている人が本当に増えてきました。

2014年2月2日日曜日

頭皮が綺麗過ぎる薄毛(112)

昨年12月の中ごろに、お電話を頂きました。その内容は
「最近、頭皮が臭うんです。」
「だからシャンプーを変えてみようと思って」
と言うものでした。

その人の薄毛に状態に合わせた製品と使い方が必要

女性からのお電話でした。私は「売ってくれ」と言われても、「ハイどうぞ」とは売りません。理由は、使う側の経過や症状によって、使う製品も変わってくるし使い方も変わるからです。

過去ご購入希望者の方に、自由に選んで頂いたことがありましたが、100%の確率で必要な製品を使わずに、不必要な製品を効果の出ない使い方をしていました。

育毛サロンで皮脂を取り育毛剤を浸透させるケア

だから、この女性にも根掘り葉掘りとお聞きしました。よくよくお話を聞いてみると以下のようでした。

  • 薄くなったので1年半程度育毛サロンに通っていた
  • とりあえず髪は戻った
  • その後この半年くらいは、サロンには通わずにその育毛サロンのシャンプーや育毛剤を使っている

で、育毛サロンでのケアはどんなものなのか?をお聞きしました。
「皮脂を取り除いて、育毛剤を浸透させる」
とおっしゃっていました。

綺麗過ぎる頭皮は臭うようになる

たぶん、この女性の頭皮は非常に綺麗だと思いますね。綺麗過ぎるくらいでは?と推察します。この女性が通っていた育毛サロンと同じ育毛サロンに通っていた人の頭皮を3人程度見たことがありますが、非常に綺麗でした。

綺麗にし過ぎているから、臭うようになるのですね。何故綺麗にし過ぎると臭うようになるのでしょうか?不思議に思うでしょうが、人間は機械や人形じゃないってことですね。

皮膚常在菌の繁殖と排泄物

頭皮を綺麗にするとか育毛剤の浸透を促すには、皮脂を取ることが必要です。ところが、皮脂は人間の体を守る分泌物なので取れば再度分泌されて分泌量が増えてきます。増えた皮脂は皮膚常在菌の餌になり常在菌の排泄物で臭うようになるのです。

頭皮を綺麗にするケアで効果に繋がると後々苦労する

この女性の場合、たまたま効果に繋がっているから非常に性質が悪い状態です。

だって、ご本人は育毛サロンでおこなったケアや、今使っている育毛サロンの製品に問題があったのが分かっていないのですから。

効果が出ているから良いのではなく、効果は出たけどこれからの3年~5年くらいが怖い段階なんですね。

効果・結果だけしない見ないから失敗する

結果しか見ない・認めない・求めないことの大きな弊害です。

たまたま出てきた結果が良かっても、そのプロセスが分かっていないと、いろんな症状が出てきた時に修正できないのです。

頭皮が疲れると疲れた髪しか育たない

要は、育毛剤を効かすケアが効果に結びついたけど、頭皮自体はヘタヘタに疲れてしまっている状態なんです。

頭皮がヘタヘタに疲れてしまっていると言うことは、これから生え変わってくる毛はヘタヘタに疲れた毛にしか育たない可能性が非常に高い ってことなんですね。

予測するしかありませんが、この女性は頭皮に元気が残っている段階でサロンに行ったのでしょう。

だから、まだ育毛剤を効かすケアに反応するだけの力が、頭皮に残っていたのです。だから、結果に結びついたのだと思います。

頭皮を綺麗にするケアの怖いのは脂漏性湿疹・皮膚炎に繋がる可能性があるから

ただ、頭皮が臭っているままで今のケアを続けたり、再度育毛サロンに通い始めると、今度は毛が回復するどころではなく、下手をすると「毛を無くす」か「脂漏性湿疹・皮膚炎」になってしまう可能性を高く持っています。

結果しか求めない、結果主義の恐ろしさですね。

何のトラブルにも見舞われないことを祈るしかありません。

2012年9月29日土曜日

コンビニ食は薄毛の原因かも?

いや~。
皮脂を粘つかせる食品は、コンビニの売れ筋なんですね。

便利なもの、手間を省くことで不健康に

  • 弁当
  • サンドイッチ
  • 菓子類
  • アイスクリーム
  • 清涼飲料水
  • スイーツ

いずれも、砂糖と添加物でいっぱいです。

消費者が望むものが薄毛の原因になっている

一見コンビニが悪いように見えますが、実は違うのです。

コンビニは、売れるものを揃えることで成り立っていますから、これらを望む消費者に問題ありってことなんです。

脂漏性の人が増える理由が変わる

上記のような食品を望む消費者が多いのですから、そりゃ、皮脂が多いように感じていらっしゃる人も多いでしょうし、脂漏性湿疹や皮膚炎になってしまう人も多いのが理解できますね。

最近、本当に脂漏性気味の人が増えています。

ご自身の選んでいるものや、方法でなってしまっているのですから目も当てられません。

もう少しで良いので、情報を斟酌できる目を養って欲しいですね。

2012年7月26日木曜日

皮脂が多い人はあまりいない(100)

先日、皮脂が少ないのに、多いと勘違いしているご相談者の方(30歳代前半男性)がいらっしゃいました。ほんと、こんな人が多いのです。

皮脂が多いからと洗髪のし過ぎは危ない

この方の場合は、皮脂が少ないのに皮脂の分泌が悪いと思い込んでいて、一生懸命になって洗髪していたのが問題だったのです。

50歳前の私と比べても、皮脂の分泌が半分程度しかないのですから相当少ないです。

女性にも皮脂が多いと訴える人が増えてきた

この男性だけではありません。

最近は、女性のご相談者で皮脂が多いと訴えられる人が増えてきました。

よくよくお話を聞いていると、皮脂の分泌自体は多くはなく、少ないくらいなのにベタツクのですね。最近、こんな女性が増えています。(男性にも増えている)

頭皮がべた付くのは皮脂を取り過ぎるから

どうして、皮脂の分泌が少ないのにベタツクか?理由は人様々ですので、「一概にこうだ」とは言えません。

皮脂を取ることを繰り返すと脂漏性湿疹・皮膚炎になる

が、こんな女性の場合、今のまま数年すると、脂漏性湿疹と言う難治性の皮膚疾患になってしまう可能性があるので、怖いと思った方が良いです。

貴女の体質や食生活や習慣的に行っているヘアケアを振り返ってみて下さい。

脂漏性湿疹・皮膚炎は薬で治らないし長期のケアが必要になる

薬じゃ治らないし(毛を無くすこともあり得る)、ケアをしていても長期にわたるケアが必要だし、頭皮の状態がよくならないと毛は増えないしで、にっちもさっちも行かない状態が何年も続きます。

皮脂を取ることを始めた場合に、何年も経ってから発症してくるので原因が分からなくなるのですね。

2012年7月12日木曜日

メールマガジンについて(99)

メールマガジン育毛法を探るコツ

私は以下のようなメールマガジンを発行しています。
今号で190号になります。

最初の頃は、毎週発行していたのですが、仕事が忙しくなり、毎週発行が難しくなって、2週間に1回の配信に修正して190号になります。

育毛に関するメールマガジンは1999年か2000年頃から

実は、私がメールマガジンを発行し始めたのは1998年からです。この頃は、健康系のものを書いていました。

育毛や薄毛に関するメールマガジンは、1999年~2000年頃から発行しています。

メルマガ発行者としてのキャリアは、現状の発行者の中ではかなりの古株になってしまいました。

ノウハウがない時代

初めて育毛や薄毛に関するメルマガを発行した時は、何をどう書いて良いのか分からず、初回発行後3ヶ月か4ヶ月で終わってしまった記憶があります。

今のように、メルマガの書き方やノウハウのようなものは、全く無かった時代ですから、仕方がないと言えば仕方がないですが・・・

内容にブレがない

このメルマガで、3作目だと思いますので、トータルで300号くらいは書いていると思います。

約300号書いた中で、内容的にぶれていないのは、頭皮が大事だと言うことです。

  • 皮脂の取り過ぎは禿げる
  • シャンプーとシャンプー法が大事
  • 頭皮が本来の状態に戻ってからが育毛
  • 育毛法は人により違う

今のところ、メルマガの発行を止めるつもりはありませんが、2週間に1回でも難しいと感じるときがあります。でも、頑張って500号まではなんとか行きたいですね。

2012年5月27日日曜日

ヘッドスパは目的次第ではとても危ない!(96)

美容院のヘッドスパは、目的が違う

ヘッドスパのようなケアは、私の相談室でも行っています。でも、美容院で行うヘッドスパとは全く違います。

私が行っているのは、栄養を与えるのではなく薬抜きを行うヘッドスパです。

特に、初めての時は、頭皮の状態がはっきりしないですし、ケアの方向性を探る意味でもお湯だけで洗うようにしています。

頭皮や毛穴には残留物が・・

頭皮や毛穴内部に残留しているものが取れると、100人中70人までの人は、ご本人が「頭が軽くなった」とおっしゃいます。一時的ですが毛も元気になります。

残りの20人の人は、「非常に気持ちが良くてすっきりする」とおっしゃいます。一時的ですが毛も元気になります。

残りの10人くらいの人は、特に何も感じないけど、一時的ですが毛に元気が出ます。

どれだけ頭皮が薬付け状態になっていて、毛の育ちが悪くなっている人が多いのか、よ~くわかります。

巣の状態の髪が表面化する

当然ですが、頭皮に残留しているものが取れると髪に残留しているものも取れて、「素」の状態の髪が表面化します。

髪の毛が痛んでいる人も多いですが、それより驚くのは、髪が痛みやすくなっている人が多いことです。

元来の髪の質が悪いのです。それだけ土台である頭皮が悪いと言うことですね。

髪が痛みやすくなっている人は、将来的に、薄毛になる可能性が非常に高いと言えますね。

原因は、目的の違うシャンプーで間違ったシャンプー法を長年採っているからです。美容院に行く目的のシャンプーでシャンプーを採るから髪が傷みやすくなって、薄毛になる土台が出来上がるのです。

2007年9月3日月曜日

今の“あなた”の頭皮はどんな頭皮?(62)

私は、ご相談を受ける時に、頭皮の状態をお聞きしますし、十二分に見て触って、還元水で洗います。
相談室で還元水で洗えるようになるまでは、お聞きして見て触るだけでした。

お聞きするだけの場合、大きく間違えることがよくあります。
答える相談者側が、間違った認識で頭皮を見て感じているからです。

本来の頭皮は人により違います。大まかな標準的なものさしがないわけではありませんが、人により違うことを当てはめることができません。

例えば
・頭皮は青白いのが標準ですが、赤茶けている人がいます。
何かの異常で赤茶けている人もいますが、元々赤茶けたような色をしている人もいます。

・頭皮が脂っぽい、テカっていると言う人もいます。
頭皮を指で触れば、多くの人は指先に脂がついてくるでしょう。髪を剃れば、多くの人の頭皮はテカっているでしょう。

これを見て触って脂症だと言うのは簡単ですが、そんなに問題になるほどのことではありません。

ところが、これを問題だとして皮脂を取るようなことをする人がいます。育毛サロンでも皮脂が多くて、毛穴が詰っていると言われるようです。

この状態よりも皮脂の分泌が少ないとなると、たぶん、頭皮はガサガサの状態になっているでしょう。

・フケの良く出る人もいますが、出ない人もいます。
これも、頭皮が荒れてフケが出ていることもありますが、そうではなく、他に問題があってフケが出ている場合もあります。

他に問題がある場合に、頭皮のケアをしてもフケ症は良くなりません。
その他に問題があることが、その人の育毛のPointだったりします。

・頭皮が固いと毛の育ちが悪いのは確かです。
でも、頭皮が動けば良いのかと言うとそうではありません。固いと言うのは、弾力がないことを言い、頭蓋骨の上を頭皮がすべれば良いのではないのです。

固い頭皮を無理やり動かして、頭蓋骨の上を頭皮が滑っている人は要注意ですよ。
こんなマッサージ法を採っていると毛を無くします。

頭皮の固さにも個人差があります。
毛を育てる力の強い人は、本当に頭皮に弾力があり柔らかいです。まるで頬のように弾力があります。

こういう人は、薄くなることは少ないですが、たまたま薄くなっても、比較的早く戻ります。
でも、方法を間違うと、柔らかく弾力があるのに、毛を無くすこともあるので注意して下さい。

元々毛の細い人は、元々頭皮も固めです。
このような人は、回復するのに時間がかかります。また、薄毛になりやすいのも、このような頭皮をしている人です。

このような元々頭皮が固い人は、弾力のある柔らかい頭皮にはならないのです。

見て触ってみても、どうすれば良いのか
100%分かるわけではありません。

が、見て触るようになってから、その人本来の頭皮の状態が、間違わずに分かるようになりました。
・頭皮の色
・フケの状態
・皮脂の分泌量
・頭皮の柔らかさ

還元水で洗うようになってから、どうすれば良いのか、かなり分かるようになりましたが、それでも100%ではありません。

Pointになる、やるべきことと、やると悪いことが分かるようになりました。
特に、皮脂の取り過ぎになることをすると悪い人と、そうでもない人の見極めができるようになりました。

さあ、“あなた”の頭皮はどんな頭皮でしょうか?
・頭皮の色
・フケの状態
・皮脂の分泌量
・頭皮の柔らかさ、
この4つを基本に観察して触ってみて下さい。

さて、一番の問題である
どうすれば良いのかを100%分かるようになるには
どうすれば良いのでしょうか?

2007年7月17日火曜日

頭皮の赤みや炎症がひどい人(59)

先週いらっしゃった非常に状態の悪い人の話

頭皮に炎症かうっ血があり、一時的には、収まる気配が出るのに、時間が経つと、元に戻ってしまう。
こんな状態の人がいました。

一時的というのは、還元水とリストアローションでのリストアケアを行うと、と言うことです。

時間が経つと言うのは、1ヵ月後にいらっしゃった際に拝見した時のことです。

一番悪いのは、ご本人が頭皮が赤く炎症やうっ血しているのを認識されていないこと。
この人だけでなく、本当にご自身のことなのに、ご自身のことを認識されていない、分かっていない人って多いのですよ。

最近異常な頭皮の人が急増中。育毛注意報!

こんな状態で、色々効果を求めたって、効果に繋がらないだけでなく、毛を無くすことがあっても良くはできませんね。

頭皮を良くするプロセスを大事にして下さい。

2007年5月15日火曜日

皮脂は何故悪い!!(52)

何故、皮脂が悪いのでしょうか?
私は、今単なる水(還元水)を温水ににて、相談にいらっしゃる人の頭を洗います。

が、

薄い部位をいくら洗っても、皮脂はあまり取れません。
髪の多い部位ほど、皮脂が取れてきて水が白っぽく濁ります。

角栓なんて取れたためしがありません。

こんな状態を生で見ていると、
「皮脂が詰まる」とか「皮脂が毛穴に残留して毛の生育を阻害している」
とか言っているのが、信憑性がないことか分かります。

こんなことを訴える人たちは、
自分の目で
「皮脂が詰まっているのを見たことがあるのでしょうか?」

自分の手で触って
「角栓が詰まっているのを確認したことがあるのでしょうか?」

自分の鼻で匂いをかいで
「皮脂が酸化しているのを確認したことがあるのでしょうか?」

角栓がどんなものか、皮脂が酸化するとどんな匂いがするのか
知らないと分かりませんし、判断が付きませんが・・・。

2007年4月16日月曜日

頭皮に異常が出ている時はまだ良い(48)

頭皮に異常が出る時は、まだ救われる。
異常さえも出ない頭皮が一番怖い。

特に、硬い頭皮を無理やり動かしてマッサージして、頭皮をフニャフニャにしてしまっていると
異常も出ないが毛も育たない。

赤いとかフケとかにきびや吹き出物等、頭皮の表面的な異常はたくさんあります。
が、出ているのは、ある意味ではまだ反応するだけの力が残っているからだとも言えます。

反応するだけの力が無くなると、異常さえもでないが、急激に毛が減っていく。
決して、抜け毛が減ることを良いなんて思わないで欲しい。

2007年3月30日金曜日

頭皮をボロボロにしないで(46)

○○を考えないケアをして、頭皮をボロボロにしていました。
こんな方は、時間をかけないと良くなりません。

本当に効果ばかりを追い求めて、ダメにしてしまっている人が多いのですよ。
そんな情報を提供している人もひどいですが、それを追い求める方もどうかな?と言う気がします。

2007年3月16日金曜日

「育毛製品の販売者からマッサージをしっかり行って下さい。」と言われたのですが・・・(44)

マッサージはやり方を間違えると大きくマイナスになります。
この方は、マッサージのやり過ぎで、毛の育たない頭皮になっていました。

マッサージはやるのは良いのですし、効果を出して行く為には必要なものです。

が、両刃の剣でもあるので十分ご注意を。