早く取り組むと、1年で本当に毛質が変わってきますし、毛質が硬くなってツルツルになって引き締まってきます。
つむじは見えなくなってきますが、が、まだまだ生え際と言いますか、「M字」の部分が良くなるには時間がかかります。
ちゃんと時間をかけてちゃんとケアをすればれば、生え際も少し発毛してきている部分が出てきて、ある程度戻るであろうと感じるようにはなってきます。
こうなってきてからが、一つの勝負で、勝つか負けるかはどれだけ続けられるかにかかってきます。
継続は力なんですね。
育毛の相談を受けていると、本当におかしなことにぶつかります。悩んでいるから情報に惑わされているのだと思いますが、表面的なこと=「抜け毛が多い少ない」「皮脂が多い少ない」「発毛しているしていない」等々と薄毛とは直接関係ないことが多いです。育毛相談の現場から、そんな情報や薄毛を治すヒントを発信していきます。
早く取り組むと、1年で本当に毛質が変わってきますし、毛質が硬くなってツルツルになって引き締まってきます。
つむじは見えなくなってきますが、が、まだまだ生え際と言いますか、「M字」の部分が良くなるには時間がかかります。
ちゃんと時間をかけてちゃんとケアをすればれば、生え際も少し発毛してきている部分が出てきて、ある程度戻るであろうと感じるようにはなってきます。
こうなってきてからが、一つの勝負で、勝つか負けるかはどれだけ続けられるかにかかってきます。
継続は力なんですね。
薄くなる時に、一番最初に現れる症状は何でしょう?
「抜け毛が増えるからじゃないの?」とか、「抜け毛が急増するからに決まっているじゃない!」と考える人は普通の人ですけど、事実をちゃんと見ていません。
抜け毛が急増して「薄毛発症!」と言う症状が出ることが多いのですが、この時には相当状態が悪くて内部では進行していて、本当はもっと何年も前に前触れがあるものなのです。
まるで糖尿病のようですね。症状が表面に出てきた時には遅いって。
皆さんが好んで使っているヘアケア製品の中に、これらを感じさせないものが多いので、分からなくなっているだけです。
そして、「抜け毛が増えて薄くなる」のも本当は怪しい話なのです。
何せ、先入観や固定観念で、「毛が抜けること=薄毛になる」と、思わされている人が多いのですから。
その為、多くの人は、薄くない時には抜け毛を気にしていませんが、薄くなった時に抜け毛を気にし始めています。
抜け毛が多くなったから、気になり始めたのではなく、薄くなり始めたから抜け毛を気にするようになった、と言う方が当たっている人もいらっしゃるのです。
ただ、本当に抜け毛が急増して、薄くなる人もいらっしゃるのは事実です。
が、ここが薄毛のスタートラインではないことを理解しておかないと、育毛の効果で求めるものを間違えます。
ここからが本題中の本題です。
一番最初の薄毛になるであろうスタートラインは、『髪の毛が痛みやすくなること』なんです。
でも、この段階では、まだ100%薄毛になるわけではありません。何%かは分かりませんが、薄毛になる確率が少々出始めた段階です。
ここに、個別には違ういろんな原因がたくさん絡んで、何年も経ってから最終的に「抜け毛急増→薄毛」と言う変遷を辿るのです。
また、この段階を経ずに第二段階の頃から薄毛の一歩を踏み出す人もいらっしゃいますので、絶対ではないこともご了解下さいね。
ほとんどの人は、男性でも女性でも、小学生や中学生の頃くらいまでは、そんなに髪が痛んでいなかったはずです。
中学生になり異性を気にし始めたり、格好の良し悪しを気にし始めると、やたらとヘアケア製品を使い始めます。
シャンプーも、洗い上がりやスタイルを決めやすいものや、綺麗になりやすいものを選ぶようになるし、早い人だと中学生くらいの頃からカラーや縮毛矯正をするでしょう。
ワックスやムース・ジェル・ヘアスプレー等でセットしたり、リンスやトリートメントをしっかり使ったりし始めます。
これらのヘアケア製品の使い始めや、カラー・縮毛矯正のし始めの頃は髪もそんなに痛みません。
が、続けているうちに髪が痛んでくるので、その痛みを隠す為にさらにヘアケア製品を使う人もいるでしょう。
最初の頃は髪の表面が痛むだけですので、リンスやトリートメントをちゃんとしていれば、何とか痛みは気にならないで済むようにはなります。
ところが、これらを続けていくうちに、リンスやトリートメント・ヘアケア製品だけでは痛みを解消できなくなってきます。
自分では痛みを解消できなくなってくるので、今度は美容院でトリートメントをして髪の痛みを解消しようとします。
美容院でのトリートメントも最初の頃は良いのに、時間が経つにつれて取れやすくなってきます。
(髪質を良くすると訴えているのに、取れてくるっておかしいですね。)
ここまでの経過ってどういうことなのか、お分かりになりますでしょうか?
安価なヘアケア製品には安価な界面活性剤が、乳化剤やコーティング剤として使われています。その界面活性剤は髪表面を綺麗に見せるのは有効なのです。
が、髪が痛む理由は、洗髪で開いたキューティクルからコーティングする界面活性剤が髪内部に浸透して、髪の毛自体の質を悪くするからです。
界面活性剤のマイナス面である、たんぱく質変性をおこすのです。
髪を痛めると言うことは、髪より柔らかい頭皮をもっと痛めると言うことです。
痛んだ髪を隠すと言うことは、頭皮にも残留するので、界面活性剤が毛穴に入り込みやすいと言うことです。
そして、毛を作る組織が衰えてしまい、実の詰まっていない目の粗い髪しか作れなくなるのです。
結果として、最初は髪は痛むようになり、最終的に「目の粗い髪」で「痛みやすい髪」しか作れなくなっていきます。
かなり極端なことを書いていますので、上述に当てはまらない人もいらっしゃいます。そんな人でも、小学生や中学生くらいの頃は、市販のシャンプーは使っていらっしゃるでしょう?
女性の中には、上述したことそのままだ、と言う人もいらっしゃると思います。
薄くなり始める1年2年前に上述のことがあれば、まだ分かりやすいです。が、薄くなり始める3年~10年くらい前(もっと前のこともある)の話になるので、本当のことが分からない人が多いのですね。
「目の粗い髪」で「痛みやすい髪」しか作れなくなると、洗髪時に髪が水をたくさん吸うので、乾かすのに非常に時間がかかります。
中々乾かないからと、自然乾燥なんかしていませんでしょうね。
時間がかかっても、ドライヤーでちゃんと乾かして下さいね。ドライヤーでは髪や頭皮を傷めませんから。
ドライヤーの温風が髪を痛める、と言っていた人たちは、目の粗い髪しか作れなくなっているのを知らなかったのでしょう。
証拠に、私の相談室でケアをされる人の髪を見ていますと、最初は水を良く吸うので中々乾きません。
男性でも女性でも一緒です。
ケアを続けていくと、段々髪がしっかりしてきて硬くなる人までいて、ドライヤーを使うとすぐに乾くようになっていきます。
よくよく髪を見ると、髪と頭皮が水を弾いているのですね。だからタオルでふき取ると、半乾き状態になって、ドライヤーの温風を吹き付けるとすぐに乾くのです。
さすがに髪の長い女性はさっと乾くようにはなりませんが、それでも、最初に比べると半分以下の時間で乾くようになります。
髪の長い女性だとケアを始めて半年を越えると、痛みの激しいところ、そうないところの境目が分かるようになり、根本であればあるほどすぐに乾くので、薄くなる前にどれだけ髪にも悪く頭皮にも悪いことをしてきたのか、がよ~く分かります。
そうなんですね、薄くなる前兆として一番最初に髪の痛みがひどくなるのです。
こうなることで、薄毛になる一歩を踏み出すのですね。
ここに、個別には違ういろいろな原因が絡んで、薄くなっていく人が多いのです。
が、中には体の内部やその人の環境自体が主になっていて、髪が痛むことがないのに薄くなる人もいらっしゃいますので、全てが全てだとは思わないで下さいね。
半年程度前のご相談者の話です。
たぶん、多く人がご相談にいらっしゃるのは、髪が薄くなってきているのを、元に戻したい為ですよね。
中には、頭皮に異常が出ていて病院に行っても治らないから、ご相談にいらしている人もいるかもしれません。
が、多くは髪を元に戻したいわけです。
ところがどっこい、髪を元に戻す前に、駄目駄目の頭皮にしてしまっている人がいらっしゃいます。
特にひどいのが、脂漏性湿疹や皮膚炎を起こしている場合です。
半年ほどまえにいらっしゃった男性は、こんな状態でした。
脂漏性湿疹や皮膚炎を起こしている頭皮では、毛の育ちが悪くなっていきますので、当然、段々髪に元気がなくなり、薄くなっていきます。
ご本人が脂漏性湿疹や皮膚炎のことをご存知だと良いのですが、その男性は全くご存知なく、髪を元に戻したい気持ちだけでご相談にいらっしゃいました。
こんな場合が一番困るのですね。
「こんな頭皮で育毛をすると毛を無くすから、まず、頭皮の異常=脂漏性湿疹か皮膚炎のような状態を改善してからにしましょう。」
と助言しても、脂漏性湿疹・皮膚炎がいかなるものか知らないから、ご自分の今生えている毛の状態を分かっていないのです。
良い髪が育ってくるには、正常な頭皮が必要です。
正常でない頭皮からは悪い髪しか育ちません。悪い髪は体にとっては老廃物と一緒ですから、少しでも頭皮が正常に向かい始めたり、何らかの刺激を与えると抜けてしまいます。
抜けた毛が次に生え変わってくるには、それ相応の年月がかかりますから、頭皮の異常さ加減でボリウムダウンするレベルと期間が決まります。
このことを知らないこの男性は、髪が正常に戻らないのに不満を持っていて、知らぬ間に音沙汰無くなってしまいました。
2ヶ月程度のことでしたら、元来こんな期間で良くなることはありませんが、頭皮をこじらせていないか?髪をなくされていないか?心配になっています。
先日いらっさしゃった女性の話。
これって良いことのように思いますよね。たぶん、この女性も頭皮が清潔なのが良いと思って、良く洗ってきたのだと思います。
でも、良く洗って清潔にしているなら、私のところに相談にくるはずがないですよね。
不思議な状態
頭皮の弱りと老化が極度に進行していたのです。
温水で洗ったあとに頭皮を見てみると、かゆみを感じているとこはピンク色になっているのですね。
これぞ、洗いすぎ、清潔にすることの弊害です。
それと、もう一つ。
皮脂の分泌量が少ないのい、ベタツクのです。
洗っても皮脂なんて取れないくらい少ないのに、頭皮がベタツクのです。
この2つがこの女性のポイントでした。
いや~。
皮脂を粘つかせる食品は、コンビニの売れ筋なんですね。
いずれも、砂糖と添加物でいっぱいです。
一見コンビニが悪いように見えますが、実は違うのです。
コンビニは、売れるものを揃えることで成り立っていますから、これらを望む消費者に問題ありってことなんです。
上記のような食品を望む消費者が多いのですから、そりゃ、皮脂が多いように感じていらっしゃる人も多いでしょうし、脂漏性湿疹や皮膚炎になってしまう人も多いのが理解できますね。
最近、本当に脂漏性気味の人が増えています。
ご自身の選んでいるものや、方法でなってしまっているのですから目も当てられません。
もう少しで良いので、情報を斟酌できる目を養って欲しいですね。
皮脂に関して言えば、
└毛を無くしますよ
と、私が、メールマガジンを発行し始めた1999年当時から、ずっと訴え続けていますが、中々ご理解いただけないようですね。
当時、このことをメルマガで配信すると、「頭を洗ったら駄目なのですか?」と言うような電話をいきなり頂きました。
名前も名乗らず、いきなり「頭を洗ったら駄目なのですか?」と電話の向こうからおっしゃるのです。
ほんと、ビックリしますよね。いきなりですから。
それだけ、衝撃的だったのだろうと感じましたし、一生懸命になって、皮脂を取っている人も多かったのでしょうね。
まあ、皮脂を取ることを訴える方が、シャンプーや育毛剤を売ったり、育毛法を提供するのに都合が良いのです。
「皮脂を取ったら禿げる」と言うよりも
「皮脂を取らないと禿げる」と言う方がシャンプーは売れますよね。
「毛穴が詰まって育毛剤が入らない」と言う方が、育毛剤を売っているところにとっては訴えやすいし、 特別なケアが必要に感じますからサロンにとっても都合が良いのです。
こう言った都合があるので、1990年くらいから、育毛サロンやシャンプーメーカー、美容業界に関連していらっしゃる方々が、皮脂を問題の根本にしてしまっているのですから、中々修正が効きませんよね。
現在でも、大手の育毛サロンでは、「皮脂が毛穴に詰まっている」として、ご相談者を勧誘していますから、皮脂に関する情報が改まるとは考えづらいです。
せめて、このブログを読んでいる人だけでも、皮脂に対して正常な認識を持って欲しいものです。
聞くところによると、NHKでどこかの大学教授が「薄毛の原因の一つに皮脂を上げていた」そうな?
脂漏性湿疹の人が増えている理由が、分かるような気がします。
先日、皮脂が少ないのに、多いと勘違いしているご相談者の方(30歳代前半男性)がいらっしゃいました。ほんと、こんな人が多いのです。
この方の場合は、皮脂が少ないのに皮脂の分泌が悪いと思い込んでいて、一生懸命になって洗髪していたのが問題だったのです。
50歳前の私と比べても、皮脂の分泌が半分程度しかないのですから相当少ないです。
この男性だけではありません。
最近は、女性のご相談者で皮脂が多いと訴えられる人が増えてきました。
よくよくお話を聞いていると、皮脂の分泌自体は多くはなく、少ないくらいなのにベタツクのですね。最近、こんな女性が増えています。(男性にも増えている)
どうして、皮脂の分泌が少ないのにベタツクか?理由は人様々ですので、「一概にこうだ」とは言えません。
が、こんな女性の場合、今のまま数年すると、脂漏性湿疹と言う難治性の皮膚疾患になってしまう可能性があるので、怖いと思った方が良いです。
貴女の体質や食生活や習慣的に行っているヘアケアを振り返ってみて下さい。
薬じゃ治らないし(毛を無くすこともあり得る)、ケアをしていても長期にわたるケアが必要だし、頭皮の状態がよくならないと毛は増えないしで、にっちもさっちも行かない状態が何年も続きます。
皮脂を取ることを始めた場合に、何年も経ってから発症してくるので原因が分からなくなるのですね。
私は以下のようなメールマガジンを発行しています。
今号で190号になります。
最初の頃は、毎週発行していたのですが、仕事が忙しくなり、毎週発行が難しくなって、2週間に1回の配信に修正して190号になります。
実は、私がメールマガジンを発行し始めたのは1998年からです。この頃は、健康系のものを書いていました。
育毛や薄毛に関するメールマガジンは、1999年~2000年頃から発行しています。
メルマガ発行者としてのキャリアは、現状の発行者の中ではかなりの古株になってしまいました。
初めて育毛や薄毛に関するメルマガを発行した時は、何をどう書いて良いのか分からず、初回発行後3ヶ月か4ヶ月で終わってしまった記憶があります。
今のように、メルマガの書き方やノウハウのようなものは、全く無かった時代ですから、仕方がないと言えば仕方がないですが・・・
このメルマガで、3作目だと思いますので、トータルで300号くらいは書いていると思います。
約300号書いた中で、内容的にぶれていないのは、頭皮が大事だと言うことです。
今のところ、メルマガの発行を止めるつもりはありませんが、2週間に1回でも難しいと感じるときがあります。でも、頑張って500号まではなんとか行きたいですね。
巷に販売されて製品にはそれぞれ訴えている効果はあります。でも、その効果が、全ての人に出る効果かと言うと、そうではないのです。
人はそれぞれ違います。
違うと言うことは、その人の細胞の受け手も違うのです。ある人には、訴えている効果がそのまま出ても、 ある人には、訴えている効果は出ないだけでなく、反対に毛を無くす方に働く場合だってあります。
これらは、実際上は使ってみないと分からないので、どんな状態になってくると“良い”のか“悪い”のか どんな状態になってくると“見込みがある”のか“ない”のか、これらを見極めることが必要です。
この見極めを間違う人が本当に多い!!
そう言った意味でも、よく分かっている人の専門的な指導や助言がないと、中々上手くいかないですね。
スポーツの世界でも、本当のプロに教えてもらうのとアマチュアに教えてもらうのでは、基礎力が違ってきたりするので、進歩の度合いに大きく差が出ます。
事実や現実を良く知っている人に指導・助言をしてもらうことが大事な理由です。
で、プロに教えてもらうと費用がかかるんですね。
そりゃそうです。“あなた”の為に、わざわざ時間を割くのですから。
先日、またしても、フィナステリドを飲んでいる男性からのご相談がありました。
この男性、飲んでいるのは個人輸入で取り寄せたものらしい。病院で検査をした上で、医師の助言を元に飲んでいるのではありません。
まあ、どちらのフィナステリドも、作っている成分は同じですから、別段問題があるわけではありません。
ここで言う問題とは、薬の中身=品質と言う意味です。
この男性の相談とは「インドのジェネリックのフィナステリドは、品質が大丈夫か?」と言うものでした。
んん?
「どうして、こんなこと他人に聞くのだ?」と思いましたが、どうもご自身では判断できずにフィナステリドを飲んでいるらしいのですから、ジェネリック版もご自身では良い悪いの判断が出来ないらしい。
この男性に限らず、多くの人はネット上での効果情報や掲示板の評判等々でいろんな判断をするようですね。
理由は、自分では判断できないから。
判断できないけど、効果だけは求めているわけです。
反面、「信じられる情報がない」と、嘆いている人も増えています。
結論を言ってしまうと、お金儲けの話に騙されて、詐欺に引っかかって、全てのビジネス情報が信じられなくなったりするのと一緒じゃないかな?と感じます。
“あなた”が求めるから、求める効果情報だらけになるわけです。
効果だけを求めていると、「信じられる情報がない」と、嘆いている人と同じになってしまいます。
そして、頭皮や心や体を壊してしまうのです。そんな人が今増えています。
このブログを読んでいる方に、風邪等を引いていらっしゃる方はいませんでしょうか?くれぐれもご自愛下さいませ。
気温が急に上がったり下がったりする時は、体がついていけずに風邪をを引いたりしやすいです。そして必ずと言って良いほど、抜け毛が増える人が多くなります。
でも、それって当たり前だのクラッカーなんですよ。(ちょっと古過ぎ~??)
毛が抜けることを異常だと思い始めると、相当異常な育毛理論に洗脳されていると言えます。
え?
「超有名な製薬会社の育毛剤のCMでは、 抜け毛予防を訴えているじゃないか?」ですって?
悩みに訴えかけるのが宣伝やCMですから、そんなのを信じるなんて、私には信じられません。
だって、TVや雑誌等の宣伝やCMで有名な製薬会社の育毛剤でも、薄毛の人の頭皮で試した育毛剤は、まずないのですから。
あれば、その写真を最初からどんどん出してきますって。
口コミサイトやブログにも、いろんなシャンプーの宣伝があって、“抜け毛が減った”効果情報がありますよね。
「抜け毛が減る効果」と「毛が増える効果」は、全く次元の違う効果なのに不思議なものです。
ヘッドスパのようなケアは、私の相談室でも行っています。でも、美容院で行うヘッドスパとは全く違います。
私が行っているのは、栄養を与えるのではなく薬抜きを行うヘッドスパです。
特に、初めての時は、頭皮の状態がはっきりしないですし、ケアの方向性を探る意味でもお湯だけで洗うようにしています。
頭皮や毛穴内部に残留しているものが取れると、100人中70人までの人は、ご本人が「頭が軽くなった」とおっしゃいます。一時的ですが毛も元気になります。
残りの20人の人は、「非常に気持ちが良くてすっきりする」とおっしゃいます。一時的ですが毛も元気になります。
残りの10人くらいの人は、特に何も感じないけど、一時的ですが毛に元気が出ます。
どれだけ頭皮が薬付け状態になっていて、毛の育ちが悪くなっている人が多いのか、よ~くわかります。
当然ですが、頭皮に残留しているものが取れると髪に残留しているものも取れて、「素」の状態の髪が表面化します。
髪の毛が痛んでいる人も多いですが、それより驚くのは、髪が痛みやすくなっている人が多いことです。
元来の髪の質が悪いのです。それだけ土台である頭皮が悪いと言うことですね。
髪が痛みやすくなっている人は、将来的に、薄毛になる可能性が非常に高いと言えますね。
原因は、目的の違うシャンプーで間違ったシャンプー法を長年採っているからです。美容院に行く目的のシャンプーでシャンプーを採るから髪が傷みやすくなって、薄毛になる土台が出来上がるのです。
先週、女性の方からのメールでの相談が2件ありました。
いずれの女性も、シャンプーの目的を考えずに、単に頭皮を綺麗に洗えば良いという考えで、普段使っている市販品で育毛を考えていたようです。
そりゃ、あきませんわ。
片方の女性は脂漏性湿疹気味ですし、片方の女性は虚血気味です。
女性の場合に良くあることなんですけど、ご自分がヘアケア製品を選んでいる基準で頭皮を駄目にしているのに、それに気づいていないのです。
全てのシャンプーは一緒だと思っています。その上、ご自身の基準が間違える元だと言うことも理解していませんね。
だからこそ、成分的なことに惑わせれてしまい、何をやっても使っても上手くいかなくなるので、何を信じて良いのか分からなくなるのです。
ここに、美容師じゃ、医者じゃ、と専門職のような人が入ってきますから、もっと分からなくなって当然と言えば当然か。
美容師理容師は、育毛の素人だし(分野が違います)、医者が育毛に絡んできたのはここ4年5年ですからキャリアは浅い上に、西洋医学的な治療しかできませんから、薬を出すしかしていません。できません。
この現状は、15年育毛の現場で仕事をしていますが、ほとんど変わっていません。人間って進歩がないですなあ。